★環境保護団体の紹介


 日本科学者会議千葉支部

     〜 科学的立場から環境問題などにとりくむ 〜
 


 
 
●日本科学者会議とは
 
 日本科学者会議は、1965年12月に設立されました。1965年という年は、アメリカのベトナムへの侵略に反対して世界の科学者が立ちあがった頃であり、日本の科学者・技術者を政府や企業に隷属させることをねらった「科学技術基本法」案が国会に提出され、日本の科学者、技術者がそれに反対して、廃案にした年です。
 日本科学者会議は、そうした科学運動の高揚した中で生まれました。自然科学、社会科学などさまざまな分野の科学者、技術者、教師、医師、弁護士、大学院生などによってつくられた、日本で数少ない学際的で国際交流を重視した団体です。学問研究と思想の自由、科学者の生活と権利をまもり、科学の反社会的利用に反対し、科学的精神をもった青年の育成につとめるなどの活動をしています。月刊の機関誌『日本の科学者』を発行し、隔年開催の総合学術研究集会など、各種の研究会、討論会、講演会などを開催しています。各都道府県ごとに支部が結成されていて、千葉支部もその一つで、100名弱の会員がいます。
 
 
●千葉支部のこれまでの活動
 
 日本科学者会議の設立に応じて、千葉県の多くの科学者・技術者がこれに入会しましたが、翌1966年5月に千葉支部を設立しました。最初は、科学・技術などに関する全国的な問題と、当時、千葉県がかかえる重要問題であった、成田空港問題と東京湾臨海工業地帯の公害問題を中心に研究活動にとりくみました。
 公害問題については、独自に結成した公害問題研究委員会によって、1970年に支部主催の公害研究集会の開催や鹿島臨海工業地帯の調査、千葉市・市原市の大気汚染測定などにとりくみました。
 1973年には、全国規模の「第2回自然保護・文化財保護シンポジウム」を開催しました。また、1972年に、北総ニュータウン調査を契機に地域問題研究委員会が設置され、印旛沼周辺の水質調査などを進めました。
 川崎製鉄千葉工場の排ガスを原因とする大気汚染問題にも積極的にとりくみ、裁判の科学的支援に力をつくしました。また、1978年には他団体との協力で「千葉県水問題研究会」を発足させました。
 
 
●千葉支部の現在
 
 現在、千葉支部は、機関紙『支部通信』を毎月発行し、年に3回「科学研究交流集会」を開催し、千葉支部会員の相互交流につとめ、その成果をもとに、研究交流誌『千葉の科学研究』を毎年刊行しています。また、設立30周年を記念して公開教育シンポジウム「高校入試と高校教育」を開催し、その成果を冊子として刊行しました。
 1997年度に、これまでの特別研究委員会を改組して、二つの研究委員会を設置して、専門的に研究活動にとりくみことにしました。一つは「教育問題研究委員会」で、普通教育・専門教育が現在かかえている問題を明確にして、それへの対応の仕方を探ることにしています。もう一つは「環境問題研究委員会」で、産廃問題など千葉県には環境問題が山積していますから、その科学的立場からの研究を中心にとりくみたいと考えています。
 
 

日本科学者会議千葉支部
 事務局
 〒263-0022 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学理学部理学科 河合秀幸方

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