盤洲干潟と七里川渓谷の保全にむけ年末集会

〜「小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会」など3団体〜




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 2001年12月22日の夜、七里川渓谷や盤洲干潟の保全にとりくむ団体が君津市の旅館「七里川温泉」で「年末集会」を開きました。主催は、「小櫃川源流域の自然を守り育む連絡会」(七里川渓谷を守る会)、「小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会」(盤洲干潟を守る連絡会)、「日本勤労者山岳連盟」の3団体で、50人が参加しました。
 この集会は、七里川渓谷をつぶすかたちで計画されていた「追原ダム」が1月に中止になったことを祝うと同時に、小櫃川(七里川はその源流)の河口に広がる盤洲干潟の保全をめざすものでした。

 集会ではまず、「七里川渓谷を守る会」の佐野今朝雄代表が「小櫃川いまむかし」と題して講演。佐野さんは、「川は、時には洪水などの害をおよぼすが、私たちに多くの恵みを与えてくれている」と話し、農作物を育てる用水や、飲料水、食糧供給などとして、川が人間生活にとって重要な役割を果たしていることを教えてくれました。また、川の浸食によって美しい渓谷がつくられ、私たちの心を豊かにしてくれていることも強調しました。
 そして、江戸時代以降、小櫃川がどのように利用されていったか、今の小櫃川がどうなっているかなどをくわしく話してくれました。最後に、追原ダムを中止させた運動の経過を話し、川や豊かな自然を守ることの大切さを訴えました。

 次は、「盤洲干潟を守る連絡会」の小関公平代表の講演です。小関さんは、「盤洲干潟を守るために」と題して、盤洲干潟(木更津市)の自然のすばらしさや、そこを守るとりくみを話しました。盤洲干潟は東京湾に残る日本最大級の砂質干潟であり、たくさんの底生生物が生息していること。しかし、隣接地に温泉スパが建設され、さらに大型レジャーランドも計画されているなど、ピンチにおちいっていること。こうしたなかで、地元の金田小学校で盤洲干潟についてこれまで3回話し、干潟のすばらしさを話したところ、子どもたちからたくさんの感想をもらったこと──などです。小関さんは最後に、「このままでは、20年後、30年後には盤洲干潟がなくなってしまう恐れもある」と強調し、保全運動を大きく広げていくことの大切さを訴えました。

 講演の最後は、「日本勤労者山岳連盟」自然保護委員会の江川節雄委員長です。江川さんは、1998年10月の国連総会で2002年を「国際山岳年」とすることが決議されたことをうけ、その記念事業の一つとして、山岳5団体が発足以来はじめて共同でとりくむことを相談している、と話しました。具体的には、「富士山アピール」を採択することや、7月6、7日に静岡で「山岳環境美化全国大会」を開催することなどです。全国大会では、望ましい山岳環境のあり方をめぐって、山にかかわるたくさんの人が富士山に終結するそうです。
 江川さんはこのほかに、21世紀は、オーバーユース対策など、深刻な社会問題となっている山岳自然環境をめぐる諸課題の解決が強く求められており、モラルやマナーの向上がせまられている、などと話してくれました。
 3人の講演のあとは懇親会です。全員が、七里川渓谷や盤洲干潟、自然保護、山岳の自然環境などについて、思いや決意などを語りあいました。





追原ダム中止を祝うとともに、大切な盤洲干潟を守りぬこうと、決意をこめて全員で乾杯。









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