アルミニウムイオンでアルツハイマー

H9.10.11 旭川東高等学校 萬木 貢,札幌旭丘高等学校 杉山剛英

酸性雨での植物の枯死はかなり以前から話題になっており、生徒も知っています。しかし、枯死の原因が酸性の水ではなく、酸性雨によって溶かされた土中のAl^(3+)イオンによる代謝異常である事はあまり知られていません。TVの特番でも組まれたそうですが、今や社会問題と化しているアルツハイマー病とアルミニウムイオンの関係を東京都神経科学総合研究所の川原正博先生より提供していただいた資料を基に説明したいと思います。

1.「アルミニウムとアルツハイマー病」より
{「現代医療」1992年No6掲載,川原正博,黒田洋一郎}

アルミニウムは地殻にAl_(2)O_(3)の様な形で存在する最も多い金属元素である。しかし、生体内でAlを必須とする化学反応は知られていない。生体内のAlイオンは微量なので、細胞は何らかの方法でAlイオンを排出,遮断しているものと思われる。1886年にアルミ電解法が開発されて以来、自然界になかったアルミ製品,アルミ化合物は広く一般に使用されてきた。
Alとアルツハイマーの関係を裏付ける報告例を以下に上げる。
(1)Alが記憶障害に関係しているのは1921年に報告,またAlの脳内投与 でてんかんが起こる。このことからAlは神経毒である。
(2)アルツハイマーの患者の脳内Alは正常人の2倍ある。
(3)透析患者にアルツハイマー病が多発したが、水,薬品中のAlイオンを除く と発症しなくなった。
(4)欧米で飲料水中のAlイオン濃度とアルツハイマー発症率の関係を調べたと ころ、200μg/lの地域は20μg/lの地域に対して死亡率で1.4 8倍の差があった。他地域でも多くの調査があるが同様の結果を示している。
無論、アルツハイマー発症の原因がすべてAlにあるものではないが、非常に大きな因果関係があるものと思われる。また、積極的に否定できる研究例も報告されていない。
アルミニウムの具体的作用については不明な点が多いが以下のような仮説が考えられている。
(1)鉄結合タンパク質と結合して脳内に侵入する。
(2)リン酸イオンと強く結合して、ATPの分解阻害やタンパク質の構造変化を 引き起こす。
(3)DNAと結合し、遺伝命令の発現異常を起こす。
(4)Ca,Mgイオンと結合して化学反応を阻害する。
(5)シナプスの形成を阻害する。

2.アルミ片の恐怖-缶ビール・缶コーラ等の飲料公害より
{「週刊金曜日」1997.4月4日号,肥後義弘}

筆者は2年前から日本の各ビールメーカーの缶ビールを購入して、缶蓋の周辺・本体・蓋を開封した瞬間の金属のゴミの発生を調査した。その結果、アルミのバリと金属片の発生・存在を確認した。アルミの金属片は缶のプルタブを開ける間に発生する。大きいもので2〜3cm,肉眼でも見える。微小片も存在し、1回の開封で5〜10個の金属片が発生する。また、アルミ缶内部には腐食防止用のコーティング剤が塗られているが、それもはがれ落ち体内に入る。プルタブの表面を観察するとギザギザになっている部分や、今にも落ちそうになっている部分があるのがわかる。日本人1人当たりの年間アルミ缶消費量は309本である。1缶10個のアルミ片があるとして40年で24万個のアルミ片が体内に入る事になる。体内に入ったアルミ片は胃酸で溶かされ、体内に吸収され蓄積される。水俣病は20年程の間に工場から排出されたメチル水銀が脳に蓄積されて発症した。このアルミも同じ事になっているのではないだろうか。最近のアルツハイマー病の急増とアルミ缶の普及が無関係とは思えない。

3.まとめ

我々自身も生徒と共にアルミ缶のくずを探したところ容易に発見できた。また、アルミ鍋,アルミホイル,スチール缶{プルタブ部はアルミ},ミョウバン{水道水の清澄,ナスの漬け物などの発色},歯磨き粉にも当然含まれており、このまま放置すれば全人類アルツハイマー病となるのではないだろうか。エイズよりも深刻な問題ではないだろうか。現在Alイオンは有害金属イオンとは考えられていないため、規制が全くない。