●上流・中流域の魚

ウグイ 千葉県での呼び名: はらあか、はらか、はや  


ウグイ 採集・撮影メモ

@2005年9月10日、丘陵部上流域にて撮影。

瀬と淵が連続した河床を泳ぐウグイの群れ。水深約80p。

 銀色に輝く流線型の身体が美しく、赤色と黒色の縦条を現している成熟個体の美しさは一入です。イワナ域やヤマメ域が存在しない千葉県にとって、ウグイはアブラハヤと共に千葉県の渓流魚と言えます。 多産地は限られているものの、房総丘陵から端を発している河川の上流部ではウグイを多くみることができます。

 房総丘陵の上流部のウグイは大型のものが少なく成魚でも大きくて20cm程度のものが多いのですが、 澄んだ上流部の川では早瀬や平瀬を素早く群泳している若魚たちや淵で息を潜めて隠れている成魚の姿を楽しむことができます。 また低地でも生息していますが、その場合は海と繋がりをもっている水通しの良い用水路などの小河川である場合が多いです。 なお利根川水系では30cm以上の大型のものがみられます。

 元来、房総でも川の下流域や湖沼、河口域にまで数多く生息している魚であったと想像するに難くありません。 現在ではそれらの水域では水質汚濁が進んで生息数が非常に少なくなっているようです。 上流部でも環境悪化が進んでいる場所が多く、県内のウグイの生息数は総じて減少傾向にある感があります。 反面、漁協によるウグイの放流が毎年のようにおこなわれている河川も存在しています。 ウグイの生息環境の再生がなされない状態で、しかもよそのウグイを放流するというのは、様々な点で問題を感じます。


ウグイ A2005年9月10日、丘陵部上流域にて撮影。

水中に沈んだ枯枝の周りに集まるウグイの群れ。水深約50p。
    ウグイ B2005年9月10日、丘陵部上流域にて撮影。

写真Aの枯枝に集まるウグイを撮ってみた。物凄い数で群泳している。水深約50p。

ウグイ C2005年9月10日、丘陵部上流域にて撮影。

薄暗い岸際のところを泳いでいた全長10cm前後の若魚の群れ。水深約50p。
    ウグイ D2005年9月10日、丘陵部上流域にて撮影。

枯枝の周りに集まるウグイの群れを正面より撮影。水深約50cm。

公開日:2001年6月19日
更新日:2011年6月20日