|
本植をする前に
小鉢での栽培は上手く行っておりますでしょうか? 小鉢上げを行ってから約1ヶ月、だいたい本葉が6枚程度になりましたら
本植の時期となります。時期に遅れがないように本鉢に移植してください。但し、本葉が6枚になったから本鉢に移すという
事ではなく、小鉢に根が回っているかの確認を必ずしてから本鉢に移してください。
まず、小鉢の底を見て根の先が出ているかを確認します。根が全然出ていないようでしたらまだ全体に根が回っていないと
思われますので、しばらく待ちます。根が見えていたらさらに双葉の下の軸を中指と薬指の間に挟んで逆さまにして鉢から
苗を取り出します。この時、あらかじめ少し鉢の側面を叩くと取り出しやすいと思います。取り出したら、苗をよく観察します。
根がよく張っていたら用土が崩れることなく、しっかりと用土を抱いています。こうなっていたら本鉢に移植しましょう。
もしも根張りが悪く用土が崩れるようでしたら、そっと元に戻してもう少し小鉢で栽培して根が張るのを待ちます。
本植に必要な物
7号鉢(駄温鉢で代用可能)・ 本植用土・ 鉢底石・ 鉢底ネット・ 玉肥・ 行灯(後日でも可)
本植のやり方
それでは実際に本植の方法に付いて説明して行きます。 まず、本鉢の底に鉢底ネットを敷きます。一番簡単なのは市販されて
おりますプラスティック製の物を使う事ですが、最近ではナメクジ除けにもなるということで、銅製の鉢底ネットが販売されて
おります。私は銅製のものを使用しておりますが、どちらでも良いと思います。
次に鉢底石を入れます、通常の植物よりも多めで最低でも鉢底から3cmは入れます。私の場合「パミス」という軽石の大粒を
使用しております、鉢底石と称されている物なら何でも良いと思いますが、赤玉土のような物は乾きが悪いので使用しない方が
良いと思います。(本鉢 断面図1)
鉢底石を入れたら用土を入れますが、この時に注意が必要なのは、苗の高さをどれくらいにするかという事です。標準は双葉の高さが
鉢の縁の高さになるようにします。一度、小鉢を本鉢の中に入れてみて確認してみるのも良いと思います。私の場合には本鉢の中に
山のように用土を積み上げておいて小鉢を上から下ろして行き、山を崩しながら高さを調節していく方法をやっております。
難しいと思う方は、その都度用土の高さを調節しながら行った方が賢明と思われます。(本鉢 断面図2〜3)
小鉢の高さが決定しましたら、回りに用土を入れますが、その前に有機質の玉肥を鉢に沿って置きます。肥料に対する強弱が品種に
よって違いますが、2〜5個くらい入れます。玉肥を入れたら用土を入れます。この時最終的には小鉢の表面に新たな用土が
かぶさらないように注意します。つまり、小鉢の高さが表土の高さになる訳です。さらに、表土には玉肥を双葉の側面側の鉢に沿って
埋め込んでおきます。 すべての過程において用土は決してギュ〜ッと押し込まないようにします。(本鉢 断面図3〜4)
用土が入れ終わりましたら、本鉢の底を地面にコンコンと軽く打ち付けますと用土が少し沈んで安定します。これだけで大丈夫です。 最後にたっぷりと日向水を鉢底から十分に抜けるほど与え、発根促進の為に、「メネデール」を200倍に希釈した物を与えます。 本植後にはすぐに日に当ててあげます。行灯は、本植時に鉢のサイズに合ったものを付けてあげた方が良いと思いますが、無ければ 後日でも構いません。ただし、根が張ってから上から刺しますとどうしても根を傷めますので、出来るだけ早く設置してあげましょう。
|