大輪朝顔の播種のやり方

さて、いよいよ本格的な栽培が始めるわけですが、準備の方は大丈夫ですか? ここでは播種、つまり種まきの方法について勉強して いきたいと思います。何だかワクワクしますね〜、この頃がいちばん楽しい時期だと思います。早く種を播いて苗を見てみたいですよね! しかし、播種と言うのはけっこう難しくて、上手くやらないと芽が出なかったり、播く時期によっても成長に影響が出たりしますので注意が必要です。 東京を基準として話をさせて頂くと、5月5日以降でしたら播種は可能となります。しかし、この頃の気温は寒暖の差が大きい事があり、播種から発芽までの約1週間の天気をよく考えた上で時期を決めると発芽率が高くなると思います。私は、展示会の会期があるため、5月10日から15日くらいの期間に播種を行っておりますが、より確実に発芽させたい場合には5月中旬以降が良いと思います。また、東京よりも寒い地方の方は、この時期よりも期間をずらして播種して頂きたいと思います。

播種に必要な物

・ 種蒔き用土 ・ 発泡スチロールのトロ箱(深さ10cm程度) ・ スプーン ・ スプレー ・ 花名札 ・ コップ ・ カッター 

種を蒔く前の準備(芽切りについて)

朝顔の種は表皮が硬いため、そのまま播いてもなかなか発芽しません。その為「芽切り」と言う作業を行います。朝顔の種を3〜6時間水に浸して発芽を促した所で播くようにすることで発芽しやすくなるのと、発芽の時期を揃える事が出来ます。たくさん播種した時にも次の作業を同時期に行う事が出来るのです。

種苗店などで販売されている種にはこの芽切りの作業をしなくても発芽するように薬品処理をしているものもありますので、よく注意書きをご覧の上播種して頂きたいと思います。

芽切りした種を3〜6時間水に浸すのですが、少ししか蒔かない場合、もしくは同じ品種しか蒔かない場合にはコップのようなものを使って浸します。水の量は、種全体が十分に浸す事が出来る深さまで入れてください。 私の場合は品種も種の数も非常に多いので、氷を作る時に使う製氷トレーを使っております。これに数字を書き込んでおけば品種の管理が細かく出来ますし、器の数が少なくて済みますので便利です。

 「芽切り」のやり方ですが、種の背の部分をカッターナイフやヤスリのような物で種の中の白い部分が見えるところまで削ります。ほんの少し、白い部分が見えれば大丈夫です。ようは茶色の皮の中に水が入り込んでふやけるようにするためなのでちょっと皮が削れれば良いのです。くれぐれも削り過ぎには注意しましょう。

芽切りを終え、3〜6時間水に浸した種を種蒔き用土に蒔きます。 種蒔き用土は、川砂にバーミキュライトを同量混ぜた物か、川砂の単品でも結構です。 清潔な物を使うように心がけましょう。 私の場合には、 矢作砂の単品を用いることが多く、 これを水洗いして篩に掛けてみじん抜きして使用しております。 

播種の実際

さて、いよいよ播種をするのですが、コツがありますので、良く理解した上で作業を行って頂きたいと思います。まず、私の場合は、深さ約10cm程の発泡スチロールのトロ箱を使用します。あまり深い箱ですと発芽したときに日光にあたりにくいため徒長しやすくなってしまいますので、大きい箱しかない場合には、カッターナイフなどで高さを調節して頂きたいと思います。箱の底には数ヶ所の穴をあけて余分な水がはけるようにします。穴には鉢底ネットを敷き粗めの鉢底石を敷き詰めます。そして清潔な播種用土を底から75mm入れましょう。(図1参照)次に種を置くのですが、この時に注意が必要なのが種を置く角度なのです。図2を参照にして頂きたいと思いますが、角度が悪いと真下に行くはずの根が地上に出てしまったりすることがあります。こうなると修復は不可能ですので作業は慎重に行って頂きたいと思います。角度を保ちつつ種を用土に埋め込むと、種が動き難くなりますので、そっと種の上に用土を掛けていきます。種の上に掛ける用土は種の上から15〜20mm位が良いと思います。前もって箱の内側に75mmの線と、15〜20mmの線を書いておけば、平らに用土を均すだけで伏土の高さが分かり便利です。花名が判らなくならないように札を添えてからスプレーかジョウロでやさしく潅水して日あたりの良い場所に置きます。(図4参照)


播種後の管理

日中は箱に日光を当てるようにします。 箱には新聞紙を掛けて箱の内部を暖めるようにしますが、蒸れを防ぐ為に少し隙間を作っておきます。 夜間は室内に取り込んでガラス板や毛布などで保温に努めますが、 朝にはすぐに日光に当てるようにします。 順調に行けば5〜7日で用土が持ち上がってきて双葉を見る事が 出来ると思います。 朝顔は双葉が出てきたらすぐに小鉢に移植します。 この作業を小鉢上げと言いますが、 別項にて説明致しますのでご覧ください。

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