12月6日に産卵された卵は産卵場から取り出し、孵卵器(定温器)に移動します。そのまま、数ヶ月放置します。種類によって孵化日数に幅があり、早い種類では50日前後、遅いと360日以上かかることもあります。アンディランドのアルダブラゾウガメは、95日〜135日の間で生まれています。アンディランドで一番長かったのはヒョウモンガメの約230日です。



2011年3月20日8:43
産卵から104日目に殻がポロッと落ちていました。それ以前から殻にヒビが入って柔らかくなっているのを確認しています。今か今かと数日観察し、ようやくこの状態です。


2011年3月21日12:43
一日以上経ってもこの状態です。卵の中でぐるぐると動き回り、少しずつ外殻を崩していきます。内側の皮もニワトリに比べだいぶ厚めです。孵化までの時間が長いため、乾燥などから身を守っているのでしょう。


2011年3月21日15:45
ようやく膜を破り、呼吸をしているころだろうと思います。この状態でも体の位置が悪いと窒息してしまったりするので要注意です。といってもカメのがんばりを信じるしかありません。



2011年3月22日15:04
6時間経ってもあまり変化はないように見えますが、着実に進んでいます。容器が狭かったので少し広めの容器に移し替え、同日産卵の発生していると思われる卵だけを集めました。こうすることで他の卵の中のゾウガメも覚醒することが多いです。


2011年3月23日8:24
こんにちは!!いやおはようございます!!ですね。殻をほぼ破り終えてホッと一息。見た目の変化から3日後でこの状態はちょっと時間がかかり過ぎですね。とりあえず一安心!!



2011年3月23日13:11
5時間経ってもこの状態。まだ卵を中心にぐるぐる回ってます。もういいのに・・・。



2011年3月23日15:57
やっぱりこの状態・・・。卵の殻を割り続けるのはたくさんのエネルギーを使うようです。目がうつろ・・・。



2011年3月24日10:29
体はでましたが・・・いわゆる甲ズレという椎甲板です。頭隠して尻隠さず。
他の卵も触発されてか穴が開きました(右下)!



同日同時刻
お腹に卵黄嚢(らんおうのう。ヨークサック)がまだだいぶ残ってます。しばらくはここから栄養をもらって生きます。徐々にお腹も閉じて、この栄養分は吸収されてなくなります。人間とおなじくヘソの位置にあります。



同日同時刻
クチバシの先に白い突起が見えるでしょうか?これが卵嘴(らんし)と呼ばれる、卵の内側から膜や殻を破るための突起です。よく、卵嘴はしばらくすると落ちるといわれますが、アルダブラゾウガメは成長と共にクチバシの先端に移動していき、いつの間にか磨り減ってなくなります。他のカメはよくわかりません・・・。ふと気付くとなくなっているように思います。
 この時の身体測定は、体重68グラム、甲長64mm、甲幅47mmです。甲長は卵黄嚢が吸収された時点であと数ミリは伸びます。


2011年3月24日14:49
さぁ!他の仲間を起こそうとするかのように動きます。



2011年3月25日8:45
あまり動きません・・・。少し動いてはじゅうぶん休み少し動いては・・・の繰り返しです。野生では今の状態は土中で行われ、外に出る時期を待ちます。



同日同時刻
昨日よりだいぶ卵黄嚢(らんおうのう)がなくなったのがわかるでしょうか?どんどん吸収していきます。


2011年3月25日15:27
孵化途中のほうはだんだんと外殻が剥がれています。
孵化したほうは・・・ほぼ動いてないですね・・・。


2011年3月26日8:21
二匹目もあとはでるだけです。寝ぼけているのか目がうつろです。卵黄嚢(らんおうのう)が邪魔なので、卵の殻が収まりがよくゆりかご代わりでしょうか。


同日同時刻
昨日よりもさらに卵黄嚢(らんおうのう)が吸収されました。動きづらくはあるのでまだまだ卵の周りで休みます。


2011年3月26日13:11
2匹目はカリメロ状態がいやだったのか、殻を脇にどかしてしまいました。アンディランドではこのような状態にようやくなって、孵化(完了)といいます。


同日同時刻
朝と大した変化はないですが、あとはお腹が閉じるだけの状態です。当たり前ですが、親ゾウガメと同じくお腹にも甲羅が最初からあります。
ゾウガメってもっと黒っぽくなかったっけ?と気づいた方はさすがです。生まれたてはこのような体色ですが、紫外線を浴びるためか1〜2週間もすると黒っぽくなってきます。


おまけ
ミツユビハコガメです。今年一番最初に生まれました。餌付けが完了したら展示したいと思います。

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