百名山(北海道編)川瀬和明

 2004年
7月7日(水:曇り羽田空港ー旭川空港(レンタカーにて)13時ー新得元町15時ートムラウシ温泉東大雪荘着14時10分

素晴らしくデラックスな宿、大広間で相部屋、ほとんど山登り組、大雪荘でガスボンベを売っている(プリムスとエピガス)、露天風呂でのんびり、夕食6時より。
 
トムラウシ(2141m)

7月8日(木)曇り時々小雨後雨(車)3時40分ー短縮登山道入口P発4時10分ー新道途中5時10分ーコマドリ沢6時35分ー雪渓分岐7時15分ートムラウシ頂上着9時20分、発10時30分ー登山道入口P着15時10分


左 トムラウシ

右 トムラウシより、
   十勝岳方面


周りの人が、ごそごそ3時くらいに起きだしたが外は未だ雨が降っている。薄暗い中、車で短縮登山道入口にいくともう既に車が10台以上来ている。2月の心臓の手術以来2時間と歩いた事は無かったのでコースタイム登り6時間は今回が始めての本格的な山歩きとなる。用心の為ダブルストックにした。小雨の中をゆっくりと歩き出す。

しばらく行って熊笹を刈ったばかりの新道に入るとまるで「剣山ケンザン」の上を歩くようで転んだら大怪我間違いないのでただひたすら地面を見て歩く。先客がいたので景色の開けたところでおにぎり一ヶ食べる、曇りではあるが雲海の上にニペソツ山と十勝連峰がシルエットのように見える。しばらく緩い登り、コマドリ沢に向かって下り、沢沿いに登り、雪渓の末端を渡ると向こう側の斜面がずっと雪渓でそこを登っていく、調子も出てくる。

30分ほど雪渓を登ると詰め切ったが道が見当たらない。ずっと上の登山者が止まって迷っているようだ。右上の遠くの斜面を見ると登山道が有り登山者が見えるではないか、自分の後からも上ってくる登山者がいたので「ここは間違い」と言って雪渓を下る。途中ピンクのリボンのマークがちゃんと有った。ここでおにぎりをもう一個食べる。雨も止んでいる。

ガラ場をひたすら登るとケルンのある台地を通り過ぎ、大きな岩がゴロゴロしているところを通り過ぎると、目の前が開ける、トムラウシ公園で池、残雪、高山植物、岩、緑のコンビネーションで美しい。このころから高松のキャンピングカーのオジサンと高知のオバサン(谷口さん)と一緒に歩く、二人ともかなり強い。コマクサが有り、岩ブクロ、岩ひげ、岩うめがたくさん咲いていた。ノンストップでトムラウシ頂上着。雲の途切れ途切れから十勝連峰、旭岳連峰が見える、さすが大雪山連峰の真っ只中だ、残雪を残した緩やかな山稜がうねうねと伸びている。登山者が多いのにビックリ、黒岳から縦走してきた人もいる。宿で知り合った姫路のおじさん(佐藤さん)を待つ、40分遅れで到着、大分ばてているようだ。雨が降り出してきたので降りる事にする。

登りではあまり気にしなかった高山植物をのんびり見ながら、写真をとりながら下りる。下りは長い、雪渓を4箇所下りたが記憶があまり無い、佐藤さんのペースが超遅いが心配なので一緒に下りる、谷口さんは一眼レフで写真をとりまくっている。コマドリ沢前の雪渓を一気にスキーのように下りて、コマドリ沢の雪渓を渡ろうとしたところ雪渓が落ちていた。佐藤、谷口さんを待つ間にコンビーフを食べる、油の少ない高級品(300円以上)なので美味い。
カムイ天上を通り過ぎた辺で本格的に雨が降り出すがあと30分余りで駐車場に着いた。宿には乾燥機があったので風呂で洗濯したものを乾かした。これは助かる。夕食のビールは美味かった。
 
7月9日(金)トムラウシ温泉ー新得ー足寄ー野中温泉YHーオンネト-往復

トムラウシ温泉からの帰り道。鹿が突然現れ車の前を悠然と走って横切った、思わず急ブレーキ、あまりに近くて迫力があり魅力的だった。さらにオンネトウの近くで狐の親子が道端に出てきて餌をねだる、車から出て写真を撮ったらよく映っていた。
 
雌阿寒岳(1499m)
7月10日(土):雨時々曇り:YH発5時35分ー雌阿寒岳頂上7時15分、7時30分発ーYH着9時、発9時40分ー阿寒湖ー新得ー上富良野ートロルドハウゲン(ペンション)泊16時

小雨の中登りだす。樹林帯を抜けたころ岩ブクロがたくさん出てくる、ただガスの中を登ると頂上であった、視界ゼロ。下山後のYHで入った温泉がとても気持ちよかった。
上富良野で富田ファームに寄る、ラベンダーが紫の絨毯となって見事に咲いている。
 











十勝岳(2077m)
7月11日(日):雨のち曇り:宿発8時55分ー望岳台P発9時40分ー十勝岳頂上着12時40分、発13時15分ー望額台P着15時20分ー旭川空港でレンタカー返却17時20分ー旭川グリーンホテル泊


左 肩よりの十勝岳


右 十勝岳を望む







ガスと小雨の中、登りだす。最初からガラガラの砂礫道、変化の無い登り、富士山とか浅間山を思い出す。上に行くほど寒くなる。かなり上の広い砂礫地にでるころは風が強くて飛ばされそうになった。降りてくる人も風が強いので頂上はあきらめた人がけっこういた。ボヤットした十勝岳の頂上を雲がスジをひいて流れていく、迫力がある。着れる物は全部着てフードを顔にかぶせて下を見て歩く感じだった。最後の急登になった頃から風が収まり、ガスが取れてきだした。


北海岳より、トムラウシ遠望


しかし右手の向こうからすごい上昇気流に乗ってガスが吹き上がってくる、よく見たら噴火口の噴煙でした。。頂上についてしばらくすると山頂まわりのガスが取れ、美瑛岳、富良野岳が流れる雲の上にわずかに浮かんでいる。景色が見えて幸せでした。
同行の飯能の二人組みオバサンが少しくれたコーヒーとインスタントラーメンが暖かく美味しかった。頂上で万歳?して下山。途中からまたガスの中に入り霧雨となる。車を返却する前に空調を最高にして衣服を乾かす。旭川空港からは旭川市までバス。
 

旭岳(2290m)
7月12日(月)曇り、山はガス:旭川駅発9時15分ー層雲峡黒岳ロープウェー発12時20分ー7合目リフト終点(登山口)13時ー黒岳14時40分ー黒岳避難小屋泊15時15分

ガスの中、立派過ぎる登山指導センターで記名し登り出す。層雲峡で急に右腿が痛み出したので薬屋によって湿布薬を買って腿に貼ったので超スローペースで歩き出す。途中リスが出てきて登山者に餌をねだる、他の登山者がパン屑を餌にして写真を必死コイテとっている。可愛い。高山植物が一面に咲いている、写真を取り捲ったが名前がわからないのが多い、他の登山者に聞くが時々違う名前を言う。けっこう皆いい加減。

雌阿寒キンバイが多く、裏白ナナカマドが綺麗だ。足の調子が悪いせいか黒岳までかなり時間がかかった。黒岳はやはりガス、雨が降らないだけ良しとすべきだろう。黒岳避難小屋は1500円、シュラフは持っていったがマットレス代わりに300円で毛布を借りる。夕食はセブンイレブンの弁当とインスタントのコーンスープ、これがメッポウ美味かった。宿泊は20名余り、空いていた。夜中に外に出て夜空を見上げたら天の川、夏の星座がたくさん手の届きそうなところにあった。カシオペア、北斗七星、北極星は直ぐわかった。旭岳ロープウェーが一昨日より故障で休業中とのことで姿身の池よりの下りは歩いて下りる必要がある。
 
7月13日(火)朝晴れ後曇りガス黒岳避難小屋発5時45分ー北海岳7時20分ー間宮岳8時25分ー旭岳頂上着9時45分、発10時30分ー姿身の池11時30分ー旭岳温泉13時40分


左 旭岳

右 お花畑


4時20分に起床、インスタントラーメンとコンビーフを食べる、なかなか美味い。バスで一緒だったオバサンの勧めどうり北海岳経由で旭岳に向かう、花が綺麗なコースだそうだ。昨日のコーヒーとミカンのお礼にジュースをあげる。彼女らは白雲岳避難小屋に向かうと言う。
お鉢平を割って流れる赤石川に向かって下ると小さな池がが出てくるが凍っていた。周りを見るとお花だらけだった。

エゾコザクラ、エゾツガザクラ、チングルマ、イワひげ、イワうめ、キバナシャクナゲ等など。沢を渡り、雪渓を少し登って花と景色を楽しみながら一息登ると北海岳で4人パーティーが休んでいてこれからトムラウシに向かうとのこと、頑張るなー。トムラウシが遥か彼方に黒く見える。十勝も見えたが直ぐ雲に隠れた。今来た黒岳、そして北鎮岳、旭岳が綺麗に見える。昨日までは雨とガスの山旅だったので感激感激。

お鉢平が眼科に一望、この辺からは黄色のタカネスミレが多い。緩やかな稜線をしばらく行くと雨宮岳、旭岳と北鎮岳の分岐だ旭岳方面へ向かう。チングルマとエゾツガザクラがまた多くなってきた。そのうちまたガスってくる、旭岳も他の山も見えなくなる。最後の雪渓を登りひとしきり砂礫の坂をあがると旭岳の頂上、ガスも晴れたが着いてから5分後にはまたガスの中に入ってしまった。

それでも晴れの瞬間を頂上で迎えられてラッキーでした。イギリス人がこれからトムラウシに向かうと言う、カメラが壊れたと言うので自分のディジカメで写真を撮ってあげた。のんびりどら焼き、黒パンを食べてから出発。ダブルストックを利かせてただ下る。十勝のくだりと同じでガスの中面白くない。姿身の池の近くで一瞬ガスが切れ景色が見れたのが幸せか、、ロープウェーが動かないので迂回路をひたすら下る。景色が見えないのでひたすら下るだけ、途中休憩したが思ったより早くロープウェー下の駅に到着した。2時半のバスに乗って山から離れると晴れていた。ただ大雪山のほうは完全に雲に隠れて見えなかった。
 
7月14日(水):晴れ旭川ー羽田
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