日本百名山(東北編)川瀬記述

2003年10月25日〜10月28日
 
1.早池峰山、2.岩手山、3.八甲田山、4.岩木山、5.八幡平
 
1:早池峰山(1917m):10月25日(土曜)

 4時35分自宅発、10時05分花巻IC、11時川原坊P着11時25分出発、13時40分頂上着14時10分発、15時30分小田越し着、15時50分川原坊P着
 
那須を過るまでは、曇りであったが安達太良山のあたりでは晴れてきた。花巻ICを出て途中給油する。山道に入ってくると紅葉がメチャ奇麗だ。登山口の川原坊Pに到着。一人登山の身支度をしている、他に2台車がある。

ワコールCW−Xタイツを着る。天気は曇り、山の上は雲の中だ。雪もすこし見える。登山口は紅葉もとっくに終わり枯木だけの寂しさだ。樹林帯を抜けると瓦礫地帯となり寒くなる、雲の底も頭の上まで近づいてくる、登ってきた道路の反対側に見える山並がさえない天気の中印象的。


ガスの中に入ると更に寒くなり着込む。雪も出てくる、露岩地帯を登っていくとぼんやりと岩塔が見えてくる、打石だ。
急登、しばらくで頂上。2日前に降った雪が少し残っている。岩の祠がある。ガスで何も見えず、風も強くて寒く海老の尻尾がそこら中に出来ている。後から追いついてきた若い単独の人と会ったのでお互い記念写真のシャッターを押す。立派な非難小屋があったので中に入ると川原坊Pにいた単独行者だった。

中で昼食の残りを食い、ヤッケ上下を着込んで出発。
小田越しに向かって下る。途中風向きのせいか雪が登りよりずっと多い。途中一部湿地帯の木道があったが花が咲くころは、さぞかし美しいと思うが、いまはガスと風と少しであるが雪でまったく違った風情だ。どんどん下るとガスの下に出た、気温も上がるし景色も見え気持ちも良くなる。途中4人パーティーに追いついた。小田越に着き車道を下る、途中単独行の人に追いつき川原坊P着。
 
夕日の中、折壁峠を越えていく道の紅葉が驚くほど奇麗であった。盛岡市まで頑張って駅前の小さな湯沢旅館に泊まる。近くのとんかつ屋で食った特製ロースカツが最高に美味かった。また朝食を部屋に持ってきてくれ、かつ大変美味しかった。
 
2:岩手山:10月26日(日曜)

9時25分馬返P発、10時55分5合目、12時5分8合目小屋、13時10分頂上着13時25分発、14時10分7合目、14時50分5合目、16時5分馬返P着
 
今日は晴れ、気持ちが良い。車の中から岩手山の頂上付近が白く見える。馬返から真正面に気持ちの良い秋の岩手山が見える。昨晩とんかつ屋で聴いたとおり10月20日にすでに山終となっており登山者が入れないよう登山口にはロープが張ってあった。当然のごとくそれをすり抜けて登りだす。今日は日曜にもかかわらず登山者は自分一人だけであった。

樹林帯をひたすら登る。落葉が登山道を埋め尽くしている。時折下を見返ると広大な視界が開け紅葉をはるか下に見下ろせる。上を見上げると瓦礫地帯が見えまるで小さな富士山のイメ−ジだ。しかしこの新道は巧妙に樹林帯を縫うように登っていくので歩きやすい。
傾斜が緩くなると7合目で絶景の展望台、そして少し残った雪を踏みながら歩くこと少々で大きな8合目小屋の傍を通り過ぎる。左前方に雪で白っぽくなったゴツゴツした鬼が城が見え右上前方に大きな丸い山頂部分が見える。不動平避難小屋を越え頂上のほうに少し登りかけた時、ヘリコプターが飛んできて目の前の不動平に数人下ろした。

一息で外輪山の上に出る。急に視界が開ける。目の前に中央火口丘の妙高岳、左奥に頂上の薬師岳が見える。風が急に強くなり冷え込む、ヤッケの上下を着込む。
程なく頂上着。寒さと風のせいで海老の尻尾が良く発達している。頂上の看板があるのだが海老の尻尾で覆われぜんぜん見えない。

雪は東側と東南側斜面に残っている。雲の高さが丁度頂上とほぼ同じであった。頂上に着いたとき一時ガスに覆われ視界を失ったがその後は下界を見下ろす分には景色は絶景。八幡平方面が良く見える。
お鉢周りをして帰る。4分の3くらい回ったところで風が目茶目茶に強くなり体が飛ばされそうになりまともに歩けなくなった。

おまけにかなりの噴気が外輪山の右手のすぐ下から出て目の前を地吹雪のごとく横断するように流れているので、気持ち悪くなって火口原の中に勝手に下りていったら今度は地面がぼそぼそと軟らかくこれまた気持ち悪いこと、、幸い風は火口原では弱まったので駆けるようにして横切った。
8合目小屋まで行くと作業員が荷下ろしの作業をしていた、纏めたのをヘリで降ろすそうだ、その後、彼らもヘリで降りるそうだ。

7合目で残りの昼飯を食いながら中休止。その間ヘリが頭上を2回荷降ろしで飛んできた。見下ろす盛岡平野から北上山地が美しい。景色を見ながらただただ下る、そのうち落葉を踏んで下る。馬返についたときはもう日が陰っていた。
 
一時間ほどのドライブでRT282沿いにあったつるや旅館に泊まる。新築かつ値段も安かったが、食事は最悪だった。鶏肉の皮が硬くて噛み切れない!
 
3:八甲田山:10月27日(月曜)
 
7時40分西根IC、黒石ICより出る、9時20分酸ヶ湯P着9時35分発、11時15分八甲田大岳頂上着11時25分発、12時35分酸ヶ湯P着
 
7時20分つるや発、冷込んだので車に霜が凍り付いてフロントガラスの霜を取るのに少々てこずる。酸ヶ湯まで約160Kmある。25年前の酸ヶ湯の記憶は道路の右側にあったが今は左側にあり観光バスが並んでいる。記憶違いか建て直したのか?上の立派な駐車場から道を渡り鳥居から登りだす。用意している間に2組の登山者が先に行った。

天気は快晴。樹林帯を抜け地獄の湯沢に出てガラ場を登りしばらく行くと仙人岱の湿原で左上に大岳が見えてきた。この辺は気持ちの良いところだ何人かが休んでいた。自分は今日の午後、岩木山に行きたいので休まず急ぐ。ハイカーの数も20名くらいか、、いそいで抜きながら登る。

途中池の傍を通りフリースを着込み一登りで頂上。360度景色全開、高田大岳、ロープウェーの駅、そして津軽湾まで。さらに裾野を広げた岩木山が見える。さすがに頂上は気温も低く海老の尻尾が少々。一気に下る。仙人岱の清水を記念に飲むんで酸ヶ湯まで戻る。行きの時のグチョグチョ道が昼には少し乾いて歩きやすかった。
 
酸ヶ湯から弘前市を横断して岩木山スカイラインまで60km以上あるので少々飛ばす。
 
4:岩木山:10月27日(月曜)
 
14時10分津軽岩木スカイライン入り口、14時30分8合目P着14時40分発、15時20分頂上着15時35分発、16時5分8合目P着
 
スカイライン入り口のゲートで「ゲートは5時に閉まります、今から頂上へ行かないで下さいね、車で30分、更に歩きで一時間以上はありますからと言われる。確かにガイドブックには登り70分と書いてある。8合目まで飛ばして20分で駆け上がる。

8合目で又、頂上は無理ですと言われるが、時間までには帰りますと答える。始めはブッシュの中を登り鳳凰避難小屋をひだり右に噴火口をみて早足で上がり、降りて来る人ハイカーと会い、そしてゴロゴロしたガラ場を飛ばしたら頂上まで40分で着いた。
頂上の景色は360度見渡す限りの絶景、津軽湾が広く見えて素晴らしい。頂上には岩木山神社、避難小屋があるがあまり美しくない。おまけにコンクリートのピラミッドのような道標がデンと構え、センスのないことおびただしい。雪はまったくない、下りは時間も読めたので普通に下る。
スカイラインを下る時、夕日が奇麗で、途中日没を迎え感動的であった。ゲートを通過したのは5時5分前。因みにこのスカイラインはこの10月末で閉鎖でした、ギリチョンセーフだったわけです。
 
弘前駅前の観光案内所の紹介で、タウンホテル浜長と言うところに泊まる。部屋、食事、サービスともに大変良かった。
 
5:八幡平:19月28日(火曜)
 
8時30分ホテル発、弘前城に寄る、大鰐弘前IC入、鹿角八幡平IC出、10時30分八幡平P発、10時55分八幡平頂上、11時20分八幡平P着、松尾八幡平IC入、19時30分自宅
 
弘前を出るときは晴れだったが、八幡平に着いたときは曇り、ほとんどガスになりそう。ここは一般観光客の領域でのんびり回る。八幡沼の眺めは確かに奇麗で印象的な眺めだった。

車が駐車場を出てまもなくガスとなる。しばらく走って雲の下に出る。雲の下より岩手山麓の紅葉がよく見えた、またスキー場も見えた。
 
高速に乗って仙台あたりから雨となる。東京までは本当に長い帰り道であった。
 
 2003年10月31日〜11月1日

6.月山、7.蔵王山、8.吾妻山
6:月山:10月31日(金曜)

4時40分自宅発、月山IC下車、9時55分姥沢小屋P出発、11時5分牛首着、12時5分頂上着12時20分発、13時30分姥沢小屋P着13時45分発
 
山形あたりから月山が見えてくる、寒河江に来ると更によく見える。頂上は雪があるようだ。天気は晴れ。姥沢小屋は25年余前の春に来たときとあまり変わっていないように見えるが、リフトはだいぶ変わったようだ。昔はジーゼルエンジンで動いたが今は電気だ。

ただし今から10日前に運転は終わっている。小屋の裏手から緩い登りだ、そのうち木道となる。右上に月山、左上に姥が岳が見える。間のカール上の沢をひたすら詰めていく。

若きころハンググライダ−で雪の姥が岳からスキーをつけて飛び出し、この沢に向けて空を飛んだのがまるでついこの間のことのように思い出す。一息で牛首に出る。アベックのハイカーが休憩していたのでいっしょに休むことにした。サンドイッチとバナナが美味い。彼らは仙台からで湯殿山コースからきたそうで、今下るとこだ。沢筋の真正面に富士山のような山が小さく見えたが磐梯山だそうだ。

右のほうに見える雪をかぶった山並みは朝日連峰と飯豊連峰だ。
更に登ると山の向こう側に雪を真っ白にかぶった独立峰が見える、鳥海山だ、流石カッコいい。雪が出てくる、スパッツをつけてないので(持ってきたが)なるべく岩を選んで登る。急登しばらくで傾斜が緩み頂上のお宮が見えてきた。雪もそこそこ出てきた。
頂上からの景色はここも360度全部見えた。鳥海山、朝日飯豊連峰、吾妻連峰、蔵王、舟形山など。数日前の早池峰山、岩手山より雪が多そうだが今日の月山のほうが暖かい。一気に姥沢に小走りに下るが、調子に乗りすぎて木道のくだりで右腰が痛くなる。
 
ここから蔵王まで80km以上ある。
 
7.蔵王山:10月31日(金曜)

15時10分蔵王P着15時20分発、15時45分蔵王山(熊野岳)頂上着16時発、16時20分P着16時30分発
 
駐車場で16時30分に有料道路が閉鎖されると言われる。後一時間10分しかない。熊野岳までなだらかな斜面であったので小走りで駆け出す。お釜が凄い。一見の価値がある。最後の登りが左上して終わると熊野岳頂上、祠あり。

これから帰るカップルが未だいた。遠くに昨日登った月山の頂上あたりが白くなって見えた。下りはそれほど急がないでお釜をゆっくり眺めながら下る。夕日が雲の下に出て真横から当たり一瞬蔵王山頂一帯をオレンジに照らす。駐車場は制限時間ギリギリで出る。
 
山形市内のホテルアルファワンに泊まる。夕食は張り込んで2500円の和定食を一流割烹?で食う。
 
8.吾妻山:11月1日(土曜)
 
8時30分ホテル発、10時40分天元台ロープウェー発、11時30分第三リフト上、12時40分西吾妻山頂上着 13時5分頂上発、13時55分人形石着14時10分発、14時35分第三リフト上着、15時30分ロープウェー下、20時40分自宅

山形のホテルをでてから米沢に向かう。混雑を避ける為米沢市のバイパスを利用して、天元台スキー場ロープウェー乗り場に向かう。
リフトが結構長かった。最初はしばらく登りであったがそのうち景色が開けて梵天岩、西吾妻山方面が見え、長い木道が続いている。

昨日の月山での経験を考え、木と木の継ぎ目の30センチほどの下りの段差は足首のクッションを利かせてガツンとこないようにした。梵天岩の急登が終わると又、平らになる。吾妻山はガスに隠れてよく見えない。西吾妻小屋まで来ると天気が回復し雲が切れてきた。数人のハイカーが小屋の前で昼食をしていた。

15分くらいで西吾妻山頂上、しかし眺望はゼロ。かろうじて天狗岩方面が見えるところを探して写真をとる。西吾妻小屋の前で簡単な食事をする。天気は完全に回復、気持ちよい。戻って人形石に向かう道は東吾妻連峰が良く見えて景色が素晴らしい。

人形石の上に上がるとこれまた360度の見晴らし、なだらかな山稜が東西に続く。リフト方面に下る、25分くらいで第三リフト上に着く。リフトでのくだりは米沢市方面を眺めながらの気持ちの良いくだりであった。
帰りは水窪ダムを通って帰ったがここは隠れた紅葉ポイントであった。
 
川瀬記述)
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