鹿島槍ヶ岳(2889m)

2003年05月9日〜11日

5月09日(金)   自宅19::00〜川瀬宅経由(中央高速豊科IC経由)〜

5月10日(土)   〜0:20大谷原(車中にて仮眠)6:20〜6:55西俣出合7:40〜8:30丸太休憩所(1540m)8:54〜

9:40休憩10:00〜10:45高千穂平(2049m)11:30〜12:17休憩(2275m)12:30〜13:20冷池乗越〜14:30冷池山荘

5月11日(日)   冷池山荘5:10〜6:30鹿島槍ヶ岳南峰(2889m)6:50〜7:25布引山(2683m)7:35〜8:10

冷池山荘8:40〜9:40休憩9:50〜11:35西俣出合〜12:20大谷原(駐車場)














5月09日(金)晴れ
 
金曜の夜、車を飛ばして、中央高速経由、一路、大町温泉郷へと向かい、鹿島村落より、大谷原に向かう。0:20頃到着したのであるが、もう、すでに一台駐車していた。多分、考えは、我々と同じで、明日の早朝、鹿島槍ヶ岳に向かうのであろう。夜空は、星が美しく、明日の晴天を約束していた。

5月10日(土)晴れ 
早朝、目を覚ますと、もう何台かの車が、駐車していた。我々も、早々に、朝食を済まして、出かけようとしたが、燃料のコンロの残量が少なく、お茶程度しか、湧かすことが出来なく、お茶とイカめしで、朝食を終える。本来、これに美味いラーメンが付くはずであったが、残念ながら食べる事が出来ない。

明日の朝食もコンロの燃料が無いので、食べる事が出来なく、小屋の弁当に切り替える。そのため、コンロ、コッヘル、朝食の食料も、必要無くなったので、幾分荷が軽くなった。空を見上げると、絶好の登山日和であり、爺ケ岳の北峰、鹿島槍ヶ岳が、正面に見える。これから、あの稜線まで、コータイムだと、休み時間入れず、5:10の工程である。気を引き締めて、出発する。

大谷原には、車数十台置ける駐車スーペイスがあり、水洗トイレではないが、立派なトイレも完備されてあった。すぐ、橋を渡り、100m程度行った所に、鉄のゲートがあり、車はこれ以上上部には行けない。その付近に、まだ新しい花束が置かれてあり、遭難者の供養に来たのであろう。良く見ると、大分古くなった、花束が、幾つかあり、この赤岩尾根で遭難したのであろう。

ゲートの脇から林道に入り、沢の音を聞きつつ、ウグイスの鳴き声を聞きつつ、西俣の出合に向かう。まだ随所に残雪が残っており、至る所に落石の跡があり、これじゃあ、ゲートが開いていても、到底西俣の出合まで、車で行くことが出来ない。新緑の青葉が、目に優しく、空気も美味しい。

西俣出合まで来ると、残雪の量も半端でなく、完全に沢が残雪に埋まっていて、ごうごうと流れる沢の音のみである。西沢に目をやると、大冷沢と西沢の出合に、大きなクレパスがあり、落ちれば、大変な事になるであろう。

西俣出合から、本格的な登りになる。本来、西沢を左手に見ながら、急尾根を登っていくのであるが、標識より、すぐに、上部に白い布が、木にぶら下がっていたので、それを目指して登っていく。しかし、それより上部に目印がなく、行き詰まってしまった。良く見ると竹に赤布を巻いた目印を発見して、近づいて行くと、雪渓を直登しているのである。これは、冬ルートで、もう一度出発点に戻って、地図で確認する。

すると、白布の方でなく、もっと西沢沿いに、斜め上にトラバースして、尾根に出るルートを発見する。ここで40〜50分アルバイトしたが、正規のルートに戻り、一安心である。この時期、登山道が雪で埋まっているので、初めて来るには、地図とコンパスと、強い意志がないと、登れない。それと、早めの行動である。時間がないと気があせって、遭難の元である。

正規の登山道も、なかなかきつく、急登が続き、残雪が行く手を阻み難儀する。高千穂平(2049m)まで、息付く暇がないほど、急で、残雪もいたる所にあり、シャツ一枚でも、額から汗が飛び出る。しかし、高千穂平まで来ると、ロケーションは一変して、素晴らしい展望が開け、鹿島槍ヶ岳の稜線が目の前に広がった。

ここから、冷池乗越手前の雪壁のトラバースルートが、ハッキリと見え、あと、2:00程で、着くと思うと、今日の山場は、通り過ぎたようである。
残雪の残る樹林帯の中を、一歩一歩高度を稼いでいく。高千穂平から、見える、雪壁に間近に行って見る。雪壁は、思ったほど、急ではなかった。しかし、本によると、ここでよく、雪崩や、滑落事故が発生しているとのことであった。たしかに、高度があるから、落ちれば相当流される事は確かである。














冷池乗越まで来ると、白く雄大な、立山連峰。剣岳の険しい雪壁が、以外と近くに見え、しばらくは、二人して沈黙の時間を持つ。あまりにも天気が良いのか、霞がかかったみたいで、写真を撮るには、今ひとつの天候であった。まだ時間が早いが、小屋に入る。今夜の登山者を聞いてみると、我々を含め、4人である。あとで、1人増えて、結局5人になった。


先週の連休の時は、大勢の宿泊者とテント泊も結構あったみたいである。しかし、連休明けの今日は、予約客は四人である。そのためか、、、缶ビール(500ml)のサービスがあった。小屋の周りでは、小屋の改築のため、重機を使って、土を掘り起こしていた。多分、ヘリで運んだのであるが、感心する。

今夜のお客は、我々二人と、西沢の雪渓を詰めてきた、ガイドとお客(60才前の随分スイスの山に詳しい)の二名と、種池小屋から、爺ケ岳を越えてきた60才過ぎの男性、合計五名である。なかなか、中高年は元気である。

5月11日(日)曇り  小屋の窓を開けると、思ったほど寒くはなく、曇っていた。何とか午前中までもちそうである。昨日の天気予報だと、今日は雨マークだったので、心配だったが、ほのかに東の空が明るく、日の出を拝むことが出来た。

小屋から鹿島槍ヶ岳まで、地図だと2:00だが、我々のペースだと、道も良く残雪もあまり無いようだから楽勝である。夏山気分で、左手に剣岳を見ながら快調に進む。頂上には1:20程で着いてしまった。思ったほど感動もなく、お互い写真に収まり鹿島槍ヶ岳の頂上を後にした。

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