大蔵高丸(1781m)

2003年04月13日(日)晴

笹子トンネル(国道20号)〜景徳院〜日川渓谷〜林道8:40〜9:55湯の沢峠10:00〜10:50大蔵高丸11:45

〜12:20湯の沢峠12:30〜13:20林道〜日川渓谷〜景徳院〜笹子トンネル(国道20号)









標高1781mの南大菩薩連嶺を代表する山で、富士山の展望が良いと言う大蔵高丸へ行く。横浜方面から、相模川沿いに城山経由で、相模湖ICに入り、大月IC下車、一路R20号の笹子トンネルに向かう。横浜では、もう染井吉野の桜は、葉桜になっているのに、このR20号沿線は、丁度今が桜の見頃である。

いつも、中央高速しか利用したことがなく、下の道を利用するのが、今回が初めてなので、非常に新鮮に感じる。今は、殆ど高速道路を利用して移動するので、昔ほどの交通量は、ないみたいである。笹子トンネルまで、以外ときつい登り坂である。高速道路のトンネルも長いが、一般国道の、笹子トンネルも、なかなか長いトンネルである。

この長いトンネルを、勝沼方面に抜け、すぐ道の駅が現れ、しばらく下ると、景徳院の信号を右折する。しばらくすると、武田勝頼が没した、景徳院が現れ、なおも、登っていくと、やまと天目山温泉が現れてくる。我々が、目指すのは、その先の焼山沢林道の終点、湯の沢峠である。途中、湯の沢峠登山口に、車が、一台駐車していたが、我々は先を進む。

高度が、増すにつれ、北側の林道に、残雪が現れだした。先週の冷たい雨が、雪になったのか、汚い雪の上に、うっすらと、奇麗な雪が、数センチ積もっていた。日向は、殆ど残雪が無いが、北側の日陰では、まだかなり残雪があった。私の車は、四輪駆動なので、余り心配せず、わだちを、進んで行った。

すると、前方に、普通の乗用車が、わだちから、外れて、山側の深い雪の中に、タイヤをとられて、立ち往生していた。降りて見てみると、完全に、タイヤが、深い雪に埋まり、身動き出来ない状態であった。早速、車に積んであるスコップと、牽引用のロープを出し、ある程度、雪を除去して、私の車で、バックで、牽引したが、余り効果が無く、この前、テレビで、やっていた、雪道からの脱出方法としては、タイヤの空気を抜くことを、思いだした。

タイヤの空気を、少し抜いて、バックで、牽引すると、今度は、見事に深雪から、車を脱出させることに成功した。中年夫婦は、我々と、逢わなければ、携帯電話も通じなかったので、麓の村まで、歩いて助けを求めに行くところであった。なにより、中年夫婦にとっては、天の助けであった事であろう。

我々は、この先、若干不安であったが、前進する事にした。数百m先に、また残雪が現れだし、先ほどよりも、積雪がふかそうである。車を止めて、様子を見ていると、後ろから、軽トラックがきたので、車を避けようとして、左脇に寄って待機した。後ろから来た、運チャンも、この雪だと、深すぎて、ダメだと分かると、引き返すみたいである。

我々も、元のわだちに戻り、バックで、雪の無いところまで、戻ろうとしたが、今度は、私の車が、戻る事が出来なくなった。仕方がないので、先ほど、中年夫婦の車でやったように、4本のタイヤの空気を抜いて、ようやく雪道より、脱出することが出来たが、相当タイヤの空気が、減ったみたいである。

これほどまで、雪道からの、脱出に効果があるとは思わなかった。しかし、ガソリンスタンドまで、慎重に運転しないとパンクの恐れがあるのが若干の欠点である。

軽トラックの人に、湯の沢峠までの所要時間を聞くと、すぐ近くとのことであったので、雪の無い林道の脇に車を駐車して、大蔵高丸に向かう。残雪の林道を進んでいくと、やはり、先ほど私の車が填った先に、車が雪に填ったのか、タイヤに下に牽いた、ヤッケとか、板の切れ端とかが、あちらこちらに、散乱していた。四駆であっても、過信は禁物である。

しかし、行けども行けども、歩いても、湯の沢峠に着かず、かれこれ一時間歩いても、着かなかった。結局1時間15分歩いて、湯の沢峠の避難小屋に到着した。丁度、林道の終点が、湯の沢峠であった。車が、十台ばかり置けるスペースがあったが、まだ雪が数十センチあり、駐車は不可である。

避難小屋に、入ってみると、奇麗に清掃されてあり、布団も、きちんと積まれてあった。電気も来ているらしく、コンセントもあり、なかなか立派な避難小屋である(山梨県の補助を受け、大和村が設置した)。小屋の前に標識があり、下の登山口に駐車して登ってくると、0:45分で登って来れたものを、えんえん林道を1:15歩いて到着した。

ここから、残雪の残るクマササの登山道である。すぐに、十字路の尾根に出る。右は大蔵高丸、左は大菩薩峠方面の道である。クマササの茂った尾根道を、しばらく登ると、明るい草原に出る。そこに、お花畑の標識があり、夏場はさぞ、美しい所であろう。日当たりが良いので、少し雪は少なめであるが、しっかりと登山道には雪があった。

今日は、この時期にしては、気温が高く、甲府盆地は、霧で埋まっており、春霞で、天気は良いのであるが、いまいち展望が良くない。南アルプスを始め、八ヶ岳連峰が、良く見えるはずなのであるが、いまいち霞んでハッキリしない。草原に1人、昼寝(トカゲ)をしている人がいて、なんとも気持ち良さそうである。

そこから、木々に被われた、こんもりした大蔵高丸が、真正面に見える。簡単に登れそうである。しかし、この時期、クマササの間に、まだ相当残雪が残っており、雪の下は、完全に凍結しているので、アイゼンの欲しい所であるが、持ってこなかったので、ピッケルでカッテングしながら登る。

ササと雪の混じった、急坂を登り切ると、いっぺんに、視界が開け、草原状の広い台地になっていた。遮るものは、何もなく、360度の展望であるが、あまりにも、温度が、急上昇したので、富士山も、三つ峠越しに、霞んで見える。南アルプスも、八ヶ岳も霞んで見える。残念。頂上に、中年男性1人しかおらず、我々の後に、中年夫婦一組が,登ってきただけであった。

下山は悲しいかな、車で来ているので同じ道を帰る。途中、日川渓谷沿いに、やまと天目温泉(村民以外700円アルカリ性単純泉)があるが、今回はパスする。

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