北岳 バットレス 第四尾根
                      
(1998年)
8/7(金)22:00 川瀬さん宅 22:30ー調布ICより一路中央高速甲府昭和ICに向かう、思っていたほど、道路は混雑していなくスムーズな車の流れであった。   芦安鉱泉より、本格的な山岳道路に入っていった。夜叉神峠に自家用車が、いっぱい駐車してあり、鳳凰三山に行く人であろうか?

8/8(土)広河原に1:30 頃到着したが、もう先客で駐車場は、いっぱいであったが、何とか止める事が出来た。私と川瀬さんは車の中、谷口君は、私のツエルトで寝る空を見上げると、まん丸いお月さんが、広河原を月光が照らし懐中電灯が無くても歩けるぐらい明るかった。後から後からまだ来る人がいるらしく車外がヘッドライトで何度か明るくなり、我々と同じ考えの人が多いのに驚く。

5:00過ぎ起床、おにぎりと、味噌汁で朝食を済ませ5:50出発 広河原ロッジの脇の樹林帯を抜け、大樺沢の吊り橋の上から、これから向かう北岳バットレスが、はっきりと見る事が出来、トハン意欲がむらむらと湧いてくる。会社のお盆休みと週末が、重なったためか登山者が多く、数珠繋ぎで登って行かなくては、ならない状態である。

大樺沢二俣の手前ぐらいから、雪渓が現れ出したが、例年より雪渓は少ない様である。中高年登山者が多く、女性の登山者が多く見受けられる。歩きの速いグループは、遅いグループを追い越して行くが、追い越しても、追い越しても、きりがない。この大人数の人たちが、北岳肩ノ小屋ないし北岳稜線小屋に宿泊するのかと思うと、ぞっとする。一畳あたり三人は覚悟しなければ成らないだろう。

8:00 大樺沢二俣8:20出発してガイドブックによると15〜20分程度で二本日の沢を詰めて行くと書いてあったが、結局40〜50分掛かってようやくC沢取り付きにでた。そこは、はっきりわかる立派な沢で、バットレス下部岩壁帯がはっきりと分かる所である。9:00分岐9:30 出発 これから一般道と別れ本格的な登ハンコースヘと入って行く。沢の右稜線の草付きをしばらく詰めて行く、高山植物が咲き乱れる、お花畑の中を快適に登って行くとガレ場に行着き、慎重に登って行く。

11:30 Bガリー大滝下部到着、下から見るのと大違いで、なかなか迫力ある下部岩壁で 3ピッチ 80m以上ある岩壁である。12:00 登撃開始する。(20mのクラック V級)大きな岩壁に真直な一本のクラックが走っていて、要所要所に古いハーケンが打込であるので、安心してリードで登る事が出来た。

20 m上部に立派なテラスがあり、そこでセカンド谷口君を確保しつつ登って来る。ラスト、川瀬さんである。見かけ程、岩壁はもろく無く、ホールドもスタンスもしっかりしているので、快適な登攣を楽しむ事が出来た。2ピッチ目は、川瀬、谷口、私の順番で登撃を開始した。はじめ、快調に飛ばした川瀬さんだったが、15m上部のスラブで足どりが、ピクリと止まり、右に行こうか、左に行こうか迷っていたが、右の難しいスラ ブをトラパース始めた。

下から見ていると左の方が、ホールドが沢山あってやさしそうに見えたが、なぜ右に行くのか分からなかった。後で聞いてみると、ハーケンが右のルートに見えたので行ったそうな。45mの9mmザイルがいっぱいになったので、そこに50mlO.5mmのザイルを接続して5〜6m伸びた所でやっと止まった。普通そこまで行かなくてもピッチを区切れそうなのにと思った。セカンドに谷口君が挑戦、やはり15m上部のスラブで足どりが、止まった。そこにヌンチヤクがあるので、回収しなくてはいけないので、ぶら下がりながらも、必死に回収していた。

それから上は、それほど難しくはなく順調にザイルが伸びて行った。ラストは私で、トップロープなので気が楽で、スイスイ登って行けた。スラブの所は、左にルートを取った、すると苦労すること無く川瀬、谷口両氏いるテラスに着いた。本来はもっと手前にピレーポイントがあったので、そこで1ピッチ区切れば、ザイルの接続をしなくても済んだ。

その上部の、草付きをしばらく登り、急峻なガレ場を登り、第四尾根取り付きのトラパースの緩傾斜帯にでた。時間は13:40で少し雲行きが怪しく成ってきた少し回り込んでCガリーの大滝の上部から、第四尾根の取付地点を見る。なかなか鋭い岩稜帯で、我々三人の目を釘付けにした。頂上を見上げると怪しいガスがバットレスに的割り始めた。

この時点で、登るか、下山するか、判断が尽きかねた。とりあえず取り付き地点まで行って判断することに決めた。雲行きが少し怪しいが、とりあえずクライミングシューズに、履き替えて10m程登る。すると左のビラミッドフエースの方から人の声がした。男2人と女1人のパーティであった。お互い挨拶を交わし、我々の位置の確認をした。彼らに聞くとこの位置は、第一のコル付近だと言っているが、地図から、高度計からもそこまで達していない。

彼らが勘違いしている。確かにビラミッドフエースを順長に来れば、第一コルに出ることは間違い無いが、そこまで来ていない。時間は15:00近く、ガスが益々濃くなる様子であったので、勇気をもって撤退することに決定する。下山は、二本のザイルを繋ぎ一回の懸垂下降で45m降りる事が出来たので、大変助かった。18:00 大樺沢出会い18:30 一路 広河原へ向かう。

途中、北岳肩の小屋へ行こうとした二人ずれが足がつってしまって動けないのでビバーグする人にであった。この時間だと広河原に21:00頃になるので、ここで泊まって明日下山するとのことであった。一応コンロと食料がある、との事なので、我々だけ下山する。ヘッドランプを付けての夜道下山は、久しぶりであった。 20:15 広河原山荘に着き、無理矢理宿泊をお願いする。

これで、今夜の宿と晩飯は確保する事が出来、生ビールで乾杯した。谷口君は、相当疲れたらしく、晩飯の牛丼も食えなかった。さっそくふとん部屋にもぐり込み消灯にした。

8月9日(日)
広河原山荘7:30−8:50芦安温泉ロツジ(金山温泉)ボルダーリングの練習13:30 − 15:30 川瀬宅 一 19:00 自宅

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