スイスハイキング        2002年7月28日〜8月4日

7月29日 (メンリッヒェン〜クライネシャイデック)
7月29日 (フィルスト〜バッハアルプゼー)
8月01日 (ローテンボーデン〜リッフェベリク)  
8月01日 (スネガー〜ツェルマット)
8月02日 (エギ−ユ・デュ・ミディ中間駅〜シャモニー)


7月28日(日)

成田エアーポートにて、成田第二空港に向かう。10時前に、3FのHカウンターに行ったのであるが、以外と少なく、もう、チェックを済ましたみたいである。この時期、夏休みに入ったせいか、結構混んでいた。今回は、近畿日本ツーリストの団体ツアーに、申し込んだのであるが、何と30名の、団体旅行である。添乗員の赤塚さんに、聞いてみると、この時期のツア−は、最高に人気があり、50〜60名になることがあるとのことである。

この大人数を、まとめての、旅行であるから、さぞかし大変であろう。出国ゲートの水槽の前に、10:30集合。赤塚さんからの、注意事項を、聞くために集合した。メンバーを、見てみると、やはり、殆ど中高年(私も含めて)であった。でも中に、家族連れで来ている人もいて、なかなかリッチな人もいた。

最近は、入国、出国カードの記入もなく簡単になったが、それでも、海外旅行に行く人が多いせいか、相変わらず混みあっていた。そうそうに、手続きを済ませ、出発ゲートC84に向かった。我々の便は、LX-169便(スイスエアラインズ)で、定員は、230名程度のDH-11機である。機内に入ると、エコノミークラス(180名程度)は、満員であるが、ビジネスクラスと、ファーストクラスは、ガラガラである。飛行機の2/3が、エコノミー席で、飛行機のバランスを、考えなくても、良いのかと心配する。

これから、チューリッヒまで、約12時間35分の、空の旅であるが、いま、話題のエコノミー症候群に、気にしなくてはいけない。でも、前方のビジネスクラスの席が気になる。時差が8時間もある。12:00に成田を出発して、約12時間35分乗っても、現地に17:35の到着で、一日が非常に長い一日になる。

チュウリッヒ空港での、入国審査は、書類等の記入もなく、ただパスポ−トを見せるだけで済んだ。そのためか、入国がスムーズに済んだ。ここから、古都ルツェンに向かう。この都市は、ルツェルン湖と、アルプスを背景した。歴史的な建物がたくさんある、スイスの中世都市のなかでも、もっとも絵画的な都市である。

ホテルに、チェックイン後、ロイス川に架かる木造橋のカペル橋を見に行く。この橋は、1333年に造られたヨーロッパ最古の橋であったが、1933年一度焼失し、翌年再建された。この都市の目玉なので、観光客が、カメラを持ってゾロゾロ橋を渡っていた。我々もこの橋を渡り、リバーサイドレストランにて、カペラ橋を見ながら冷えたビールを飲んだ。夕暮れが遅く、21:00を過ぎてもまだ明るい。まだまだ人通りが多く、見ていても飽きることが無い。

7月29日(月)

ルツェルンよりバスで、ラウターブリンネン向かう。前回、電車でグリンデルワルトに来たとき、チューリッヒよりインターラーケンで、乗り換えて、グリンデルワルトに向かう予定が、前方の車両と後方の車両が、目的地が違い、ラウターブリンネンに向かった事を思い出す。しかし、そのお陰で、シュタウブバッハ滝(300M)を見て、インターラーケンに戻り、グリンデルワルトに入った事を思い起こした。

ここより、登山電車と、ゴンドラを乗り継いでメンリッヒェンの展望台に向かった。ここより、メンリッヒェンに住んでいる、日本人ガイドによる、クライネシャイデックまでの、一時間半のハイキングの始まりである。最高の天気で、目の前に、メンリッヒェン(2230M)越しにアイガー北壁を、見ながら、クライネ・シャイディクまで歩くコースである。下を見ると、いまロープウェイで登ってきた、メンリッヒェンの町が、真下に見え、足を滑らしたら、真っ逆さまに落ちて行くことだろう。

遠くには、ブライトホルン(3782M)、シルトホルン(2971M)の白く輝く峰峰が見え、最高の天気であった。我々のガイドさんは、メンリッヒェンに住みついている、なかなか元気の良い女性で、のんびりと、説明を聞きながら歩いて行った。牛が放牧されていて、各それぞれ、クビにぶら下げられた、大きなカウベルの音が、最初なかなか雰囲気が出て、良いなと思ったが、その内、バケツみたいな、カウベルの音が、うるさく、耳障りになってきた。人間て、勝手な動物である。牛にカウベルを付けていなければ、土産物屋で、カウベルが、売れないだろう。

高山植物も、今が盛りで、ガイドさんの、説明も熱が入る。しかし、メンバーが、大人数なので、なかなか、前の方に行っていないと、説明が聞けないことがあるので、大変である。このコースは、ほとんど、登りが無く、緩やか下り坂で、道幅も広く、車でも通れそうな道である。ほとんど、日本の高山植物と似ているが、呼び方が違うので苦労する。

進行方向、左奥に、ヴェッターホルン(3701M)の岩壁を見て、だんだんと、アイガー(3970M)、メンヒ(4099M)、ユングラウ(4158M)の三山が、近くに迫ってくる、最高に人気のあるコースである。他国のハイカーも、大勢、家族連れで、クライネ・シャイディクに向かって行った。 クライネ・シャイディクの手前の小さなロッジ前に、池があり、そこにアイガー北壁が写り最高のロケーションであった。

クライネ・シャイディクに、セントバーナード犬が、首元にコニャクの樽をぶら下げ、観光客と一緒に写真を撮って、商売していた。なかなかセントバーナード犬も大変である。ここから、登山電車に乗って、ユングラフヨッホに向かう。途中、アイガーバンド駅(アイガー北壁の真中に、駅があり、北壁を見ることが出来る)アイスメール駅(ここから氷河が見える、この駅から、ミッテルレギ小屋経由、アイガー頂上に行ける)を過ぎ、ヨーロッパ最高地点(3454m)のユングラフヨッホ駅に着いた。

さすが、ヨーロッパでも、人気のある観光地だけあって、人で一杯である。帰りの登山電車の順番待ちで、ホームに、人で溢れていた。スフィンクス展望台よりの風景は、天気が良かったので最高であった。以前登った、メンヒ(4099m)、ユングフラウ(4158m)が、目の前に迫り、苦労したことを、思いだした。メンヒは、グリンデルワルトより、朝一番の登山電車に乗り、ここまできて、メンヒヒュッテ手前より、稜線沿いに、登っていき、雪稜を詰めていけば、ピークに行くことが出来、頂上より、間近にアイガーミッテルレギ稜とピークが見え、悔しい思いをした。

来た雪稜を、忠実に戻り、その日の内、登山電車に乗り、グリンデルワルトに降りていった。帰り、登山カイド協会によって、再度、アイガーの件(ミッテルレギ稜登攀)を、確認したのであるが、雪が多く、ミッテルレギ小屋まであれば、ガイドの手配が出来るが、それより上は、現地に行かなければ、判断出来ないとのこと、仕方なく、ユングラフの方に変更したことを思い出す。

ヨーロッパ最高地点(3454m)のユングラフヨッホ駅にから、絵はがきが出せるので、ツアーメンバーの多くが、ここより、日本に絵はがきを出していた。しかし、ここにて、もっと時間がほしいものである。外に出て見ると、アレッチ氷河で、スキーや、犬ゾリなどを、君江に体験させてやりたかった。

7月30日(火)

今日は、ロープウェイで、フィルスト展望台へ行き、バッハアルプゼー湖までの往復のハイキングである。今日のガイドは、女優の高木沙耶さん似の、ガイドさんである。展望台からは、間近に、ヴェッターホルン(3701m)を背にして、歩くコースで、以前、NHKの衛星放送で女優の手塚里美が、ガイドの安藤さんと歩いたコースで、君江が一番来たかった所である。多分、今回のメンバーの中にも、この放送を見てきた人もいることだろう。

さすが、人気があるだけのコースだけあって、多くのハイカーが、バッハアルプゼー湖を目指して歩いていた。道は、車でも通れそうな広い道である。若干登りぎみであるが、苦になる登りではない。牛が放牧されていて、ある一定の区間、電流の流れている線で仕切られていて、触るとビリビリくる。あまり、良いものではなかった。

雲一つ無く、さわやかな風の中、アイガー、ヴェッターホルン、シュレックホルン、ユングラフを、見ながらの、ハイキングは、いくらお金を払っても、惜しくはない、贅沢なコースである。しかし、天気が悪く、ガスの中、黙々と歩くのでは、金返せと言いたくなるが、、、、。待望の湖まで来ると、要所要所に、ベンチがあり、そこから、湖面に映ったシュレックホルンは、見事であり、これが、スイスアルプスだと言わんばかりの風景である。

集合時間を確認して、埼玉から1人で来ている、幼稚園の先生と、山梨の石和から来ている、山崎さん、飯久保さん、君江と私で、合計5人で、稜線を目指した。上から見るバッハアルプゼー湖は、また、下から見るのと違って、なかなか趣ある湖であった。もっと、時間があれば、上のヒュッテまで、行きたかったが、なにせ、団体ツアーの宿命である。そうそうに、集合場所に戻った。

フィルスト展望台まで、下山してきたが、昼食までに、まだ時間があるので、一つ下のロープウェイの駅まで、石和のご婦人(2人)と、君江、私、計4人で下山する。急に道幅が狭くなり、本当の登山道の下り道になった。牧場のど真ん中を、下るコースで、要所、要所に、電流の流れている、ゲートを越えなければならなかった。道の両側には、今が盛りと、高山植物で満開であった。

急に、団体から、抜け出した感じで、個人旅行の感じである。一つ下のロープウェイ駅そばの、ロッジは、人も少なく、ゆったりと、アルプスを満喫しながら、美味しいビールを飲むことが出来た。もっと時間があれば、ロープウェイを使わず下山したいのであるが、そういう訳にもいかない。

まだまだ、午後の予定が控えているのである。インターラーケンの船着場より、船に乗り、木彫り村ブリエンツに向かい。そこから、貸切のアプト式の蒸気機関車で、ロートホルン頂上展望台に向かうのである。ここは、アルプスで、一番美しい夕日が見れることで有名である。しかし、船に乗った頃から、雲行きが怪しく、遠くで稲妻が走って雨が降り出してきた。

蒸気機関車に乗って、登り始めた頃は、雨が少し小降りになってきて、湖も見え始めたが、高度が上がるに従い、気温が下がり初め、君江が寒くて震えていた。頂上駅に着くやいなや、山頂ホテルに駆け込んだ。天気が良ければ、山頂ホテルで、最高の夕日を見ながらの、ミートフォデュを堪能出来たのであるが残念であった。

7月31日(水)

グリンデルワルトより、バスでフルカ峠を越えて、スイスを、東西に走る、氷河特急の中間点のアンデルマットに向かった。
アンデルマットより、氷河特急で、ツェルマットに入った。あいにく、天気が悪く、マッターホルンを、仰ぎ見ることは出来なかった。

8月01日(木)

ツェルマットより、登山電車に乗り、ゴルナーグラートの展望台に行く。ここから、デュフール・シュピッツ(4634M)モンテローザ(4554M)リスカム(4527M)ツヴィリンゲ(4228M)ブライトホルン(4164M)の山々が、すぐ目の前に見え,大迫力である。我々のハイキングは、ここより一つ下った駅、ローテンボーデン〜リッフェルベルクのハイキングである。

ローテンボーデン駅より、すぐ下ると、逆さマッターホルンで有名な、リッフェル湖である。あいにく、マッターホルンの周りに、雲が湧いてきて、逆さマッターホルンの写真を撮ることが出来なかった。その湖に、小さな小魚がいっぱいいて、不思議に思う。以前来たときと、ぜんぜん変わっていなく、ほっと安心した。いつまでもこの素晴らしい自然を残して欲しいものである。

リッフェベルクまでの、一時間半の短いハイキングであるが、何せ、人数が30名と、大所帯なので、ガイドの花の説明も、後ろの方には、聞こえないので、中間の人が、伝達するのであるが、初めの内、まじめにやっていたが、途中からなにやら、不明瞭になってきて、いかげんになってきて、適当に言うので笑いを誘った。

こういう、ハイキングもたまには、楽しいものである。最近、こういう団体ハイキングは皆無だったので、違う面で新鮮であった。あっという間に、リッフェベルク駅に着き、ツェルマットに戻った。昼からは、トンネルケーブルカーに乗ってスネガまで行ってツェルマットに帰ってくる、一時間半のハイキングである。

スネガに着いたのであるが、あいにくの雨が降り始め、全員、雨具を着けての、ハイキングの開始である。前回、マッターホルン登山が、予定より、早く登れたので、余った日を利用して、ここから、ロープウェイを二つ乗り継いでウンターロートホルンまで行き、そこから一時間強の登りで、岩山のオーバーロートホルン(3415M)の頂上まで行き、違ったマッターホルンを見に行ったことを思いだす。

その下山途中、自然なままの、アルプスの名花、エーディスワイスの群落を、確認出来、非常にラッキーであった。今回、このコースでは、見ることが出来なく残念である。相変わらず、雨が降ったり、止んだりで、ハッキリしない天気で、天気が良ければ、マッターホルンを正面に見ながらの、ハイキングも素晴らしいものがあるが、見えなければ、半減以下である。その内、雷も鳴り始めたので、急いで、ツェルマットまで降りてきた、雨のため一時間弱で、降りてきてしまった。その後、天気は回復した。非常に残念残念残念。

8月02日(金)

ツェルマットより、フランス、モンブラン山麓のシャモニーへ移動する。昼食後、ロープウェイで、エギーユ・ディ・ミディ(3842M)の展望台に行くが、ロープウェイの乗り場が非常に混雑していて、大変だったが、添乗員の赤塚さんのお陰で、他の日本人ツア−より、遅く食事をしたのにもかかわらず、先にロープウェイに乗れて、展望台に行くことが出来た。感謝感謝。

下から見ると、少しモンブラン(4807M)に雲がかかっていて、若干、気になっていたが、やはり、展望台に行っても、ヒツコイ雲は取れず、モンブランの頂上は見ることが出来なかったが、モンブラン針峰群を初め、グラントジョラスが、ハッキリ見え、最高に良かったが、風が強く長い時間、留まっていることが出来なく残念であった。

エギーユ・ディ・ミディの中間駅より、シャモニーまで、添乗員の赤塚さんに無理を言って、七名のメンバーで、予定に無いハイキングを開始した。標識には、シャモニーまで3時間と書いてあったが、駅員に尋ねると、2時間でOKとの返事だったので決行した。初めは、ロープウェイの真下の道を下っていったが、その内、氷河に向かって降りていく感じであるが、道はしっかりしていて非常に歩きよい本当の登山道であった。

シャモニーの町を真下に、見ながら下るコースで、シャモニーの町を挟んで、以前行ったアンデックスの山並みも、すぐそこに見え、考え深いものがあった。このコースは、初め草原の岩が露出した道であるが、その内、針葉樹林帯に入り、ジグザグの、整備された、歩きよい登山道である。二回程度小休止して、少し早めのピッチで、シャモニーのロープウェイ駅まで、2時間弱で下りてしまった。駅前のレストランにて、七名のメンバーで、無事下山を祝って、ビール(一名未成年者はコーラ)で乾杯して、ホテルに戻った。

8月03日(土)

シャモニーより、バスでジュネーブに入り、空路チューリッヒに飛び、チューリッヒより成田へ向かう。

8月04日(日)

早朝、成田到着。


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