屋久島              宮 之 浦 岳          2001年11月1日〜4日


11月1日(木)晴れ

羽田空港、8:00出発なので、早めに、家を出る。6:30に着いたのにも関わらず、おおぜいの、人がいて混雑していた。チェックインを済ませ、出発ゲートの手荷物検査の所で、氏名の確認があった。今まで、こんな事がなかったが、やはり、アメリカのテロの影響であろう。

定刻どおり、離陸して、快晴の上空に飛び立ち、しばらくすると、右手窓側に、雪をいただいた、富士山が、火口までハッキリと見ることが出来、良かったが、富士山ドームが無いのが、非常に寂しかった。遙か向こうに、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの、山並みを見ることが出来たが、雪は、殆どなく、北アルプスの北部に、若干白いものを、見ることが出来位である。

鹿児島空港にて、川瀬夫妻と合流した。東京は晴れであったが、鹿児島は、結構強い雨が降っていて、先が思いやられる。鹿児島港北埠頭から、ジェットフォイルが、出航するので、そうそうに、鹿児島ラーメンを、腹に入れ、港に急いだ。普通の船であれば、4時間は、ゆうにかかるところ、ジェットフォイルだと、種子島経由でも、2時間40分程度で、(時速80km)行くことが出来るが、値段(片道7000円)もなかなか良い。

だんだん、宮之浦港に近づいてくると、海に迫ってくる山々があり、重たく、黒い雲がびっしりと、尾根にへばりついていた。さすが海上のアルプスだけありそうである。私は、30年程前、友人と、漁船見たいな船で、5時間ぐらいかけて、安房港に着いた記憶があるが、今は、宮之浦港のほうが、町も発展しているようである。

港にて、手配してある、レンタカー(ホンダロゴ1300cc、3日間19000円)を受取り、一路、千尋の滝に向かう。さすが、屋久島の観光名所だけあって、観光バスの先客がいて、結構混んでいた。駐車場から、数百メータ行ったところに展望台があり、雨が降ったせいか、なかなか迫力ある滝である。その周りには、一枚スラブ系の岩壁があり、川瀬さんと、岩壁についての評価を話合う。結論、難しそう。

時間も、17:00近くなってきたので、先を急ぐ。名滝100にも、選ばれている、大川の滝を見に行く。時間も、18:00近くなってきたので、若干暗くなってきたが、滝の迫力には、変わりが無く、日光にある、湯滝をもっと角度を急にしたような、滝であり、水量がもっとあれば、相当な迫力ある滝である。

今夜から、3日間、ペンションを、ベースにして、走り回る予定である。今夜の風呂は、屋久島で一番立派なIWASAKI ホテルの、露天風呂(1200円)に入りに行く。さすが、話しの種だけあって、ホテルロービ前に、度肝を抜かれる、巨木のモニメントがあり、始め本物と見間違うほど立派に作ってあった。縄文杉に匹敵するぐらい立派な巨木であった。


11月2日(金)雨

4:30起床、窓を開けると、あまり天気が良くない。屋久島は、月に、35日は雨が降るという、林芙美子の小説「浮雲」の一説にあるように、雨の多い所である。(年間雨量、山岳地帯で8000mm〜10000mmの降水量がある) 5:00ペンションを出発して、安房経由して、安房林道を詰めていき、約1時間強で、終点の、淀川登山口に、到着した。

さすが、日本百名山に、選ばれているだけあって、観光バスから、ドット登山客が、降りてきて、ここから、九州で一番高い、宮之浦岳(1935m)の頂上に目指すのであろう。我々もそのグループの後について登山を始めた。(長崎から来た、勤労者山の会の、御一行様である。)

6:30頃から、ようやく、空が明るくなり始め、雨も、小降りになり始めたので、登り始める。淀川小屋まで、尾根を巻いていく、緩やかな登りであるが、本州では無い、うっそうとした樹林帯であり、所々に、紅葉した木々があり、緑深い、森の中では、ひときわ目立つ存在である。急な斜面を下り、湿地帯を抜けて、少し開けた所に、ログハウス風の、淀川小屋があった。水場、トイレも、近くにあり、小屋の内部も、広く清潔なので、シュラフ、炊事道具を、持って来れば、最高の一夜になること、間違いない。当然無人小屋(60名)である。

小屋から、淀川の清流にかかる、鉄橋を渡る。橋から見る、淀川の神秘的な、清流のなかに、緑深い森の中に、一本だけ、赤く紅葉した、木が、非常に印象的であった。ここから、本格的な、登りの始まりである。降雨と、登山客の多さで、だいぶん登山道が痛んだのか、世界遺産に登録されたので、環境省が、立派な木道を、作ってあり、登山道を破壊することは無いが、雨のため、足が滑って歩きづらかった。

スギ、モミ、ツガの巨木が密生していた。奥秩父の、深い苔むした森を、何倍か大きくしたような、ほんまもんの森を登り続けけること、一時間半位で、小花之江河に、到着した。そこは泥炭の湿原地帯で、標高1630mのミニ尾瀬であった。ガスの切れ間から見える、スラブ状の巨岩と、湿原と、巨木のミックスした、風景はなんとも言えない、神秘さがあった。雨は、降ったり止んだりの、変な天気であるが、宮之浦岳付近の天候としては、これが普通かもしれない。

ここから、20分程度の、登りで、花之江河に着いた。ここから、正面に、1831mの黒味岳を、仰ぎながら登っていった。ここが、南限の泥炭層湿原地帯である。登り切ったところに、投石岩屋があり、巨岩を、小さい岩が支えているようで、いかにも不安定で、テコで、小さい岩を、移動してやれば、崩れそうな不安定な、岩屋であった。

ここから、又急峻な投石岳の、登りが始まり、山頂脇を回り込んで西の斜面を横断して行った。この辺から、展望が開け、屋久島の奇岩の山並みを見ながらの登山は、なんとも気持ちのいいもで、天気が良ければ、最高に幸せなのであるが、、、、、。

翁岳(おきなだけ)の頂上近くに、三つの大きな巨岩があり、岩の割れ目のチムニーを、登っていけば、巨岩のピークに行けそうであるが、下山が大変であり、ザイルが、必要である。この辺から、登山道は、登ったり、下ったりの、笹が生い茂り、大きな露岩を見ながらの、登山が続き、最後の水場を過ぎ、登り切ると、宮之浦岳の頂上(1935m)であった。始め曇っていた頂上も、しばらくガマンして待っていると、雲が切れてきて、永田岳方面の、山並みを、確認することができた。晴れていれば、山頂から遮る物が無く、屋久島の名だたる山々が見ることが出来るが、曇っていては仕方がなかった。

帰りは、又来た道を下山した。淀川登山口に到着したのは、17:30で、朝からの工程は、11時間の長丁場であった。レンターで、一時間かけて、ペンションに向かった。


11月3日(土)雨のち晴れ

今日は、縄文杉を見に行こうと、5:00過ぎに起きたのであるが、早朝からの、大雨で、予定を変更して、もののけ姫の森で有名な白谷雲水峡へ行くことにする。結局ペンションを、8:00過ぎに出かけ、白谷雲水峡の駐車場に到着したのは、9:30過ぎであった。ここは、標高800mの高地にあり、白谷渓谷沿いに、樹齢3000年の弥生杉や、二代杉、三本足杉、びびんこ杉、三本槍杉、奉行杉、二代くぐり杉、くぐり杉、七本杉などの、有名な屋久杉を、見ることが出来、本当の屋久島の神秘の森を鑑賞するには、一番良いところかもしれない。辻峠まで、往復、約5時間程度で、十二分に屋久島の自然を堪能できた。

夕方ぐらいから、天気が回復してきて、夕日が、出てきた。ペンションに帰る途中のモッチョム岳(940m)の正面岩壁が、夕日に照らされて、なんとも言えない、素晴らしい景色を、堪能する事が出来た。今夜、お月さんも、13夜で、明るいので、干潮時間限定の、平内海中露天風呂に、今夜12:00前に行き、夜中の露天風呂を楽しんだ。しかし、こんな夜中なのに、先客、若い女性も、入浴していて驚いた。

11月4日(日)晴れ

宮之浦港より、ジェットフォイルで、鹿児島に帰り、少し時間があったので、指宿温泉で、汗を流し、鹿児島空港より、羽田に帰る。行きと帰りでは、ジェット気流の影響か、帰りの方が、35分も、時間が早いのには、驚いた。
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