白馬岳(2932)雪倉岳(2610m)朝日岳(2418m)

2010年8月05日(木)晴れ
自宅15:10〜22:30蓮華温泉

8月06日(金)曇りのち晴れ
蓮華温泉5:10〜7:00天狗の庭7:10〜8:30白馬大池9:00〜9:47船越の頭10:00〜10:55小蓮華山11:15〜11:50三国境12:05〜12:53白馬岳14:00〜14:15白馬山荘

8月07日(土)曇り
白馬山荘5:00〜5:15白馬岳5:25〜5:55三国境6:05〜7:15雪倉避難小屋7:40〜8:15雪倉岳8:25〜9:33水場上9:45〜10:37朝日岳分岐11:00〜12:15朝日小屋

8月08日(日)曇り
朝日小屋4:30〜5:20朝日岳5:30〜5:55吹上のコル6:00〜7:12青サク7:25〜8:42白高地沢8:55〜10:35兵馬の平10:50〜11:30蓮華温泉13:00〜22:00自宅

8月05日(木)晴れ

木曜の午後、蓮華温泉に向かう。以外と中央高速は空いている。平岩駅から22kmの蓮華温泉への林道が始まる。途中まで、拡張工事が進み夜道でも走りよい。蓮華温泉の手前から、車が林道脇に駐車している。本来駐車場に70台程度駐車出来るが、満車が予想される。やはり、満車状態で、何とか数台分のみ空いていた。バス停の脇に中型バスが停車している。団体ツアーバスなのか、、、?。夜空は、満天の星空で久しぶりに天の川を見る。今回のデリカD:5は完全にカーテンで仕切られるので、妻の着替も車内で安心して出来る。これは便利、便利。
(鉢ケ岳鞍部より旭岳


8月6日(金)曇りのち晴れ

夜中、あれほどの星空が、朝起ると、どんより雲っている。雲間より、白馬岳、雪倉岳が見える。一般車通行止めの所に綺麗な水洗トイレがある。その先に100m程先に蓮華温泉ロッジがある。雪解けの冷水で喉を潤し、白馬大池に向けて出発する。登山口に、小さなお社があり、安全登山を祈願して行く。しばらく行くと、蓮華温泉露天風呂の分岐が現れる。何度か蓮華温泉の露天風呂に入った事があるが、天気が最高であれば、素晴らしいロケーションで、これ程贅沢な風呂はない。朝が早いので、登山者も少ないので、のんびり行く。しばらくすると、後方からチリンチリンといやに、ハッキリした鈴の音がしてきた。振り返ると、中年夫婦が行きよい良く登ってきた。

朝の挨拶を交わし道を譲る。この夫婦と白馬山荘、朝日岳小屋でも一緒になり、後でなかなか凄い人と分かる。一定の間隔で登って行く。なかなか良いピッチで登って行く。天狗の庭に着いても休んだ形跡はない。ここから、残雪が残る雪倉岳方面の稜線が見え隠れしている。何とか天気はもちそうな気配で安心する。

長い長い樹林帯を抜けると、パット視界が開け、真っ青な青空とチングルマのお花畑が広がっている。赤い白馬大池小屋が目に入る。小屋前のベンチには、栂池方面から来た登山客で賑わっている。その一団に近畿ツーリストの一団がいて、栂池方面に下って行ったが、、、全員、お揃いのヘルメットをザックにぶら下げている。多分、大雪渓を登ってきたので有ろう。最近、落石事故が多発している為だろう。安全第一は分かるが、、、若干大げさかなとも思える。

小蓮華方面は雲っている。これから、、、長い登りが始まるが、、途中高山植物が咲き誇っているので苦にはならない。小蓮華山の途中でハイマツ帯から、まだ若い雷鳥が、すぐ目の前の登山道に現れビックリする。ぜんぜん逃げる気配が無く、悠々とエサをつばんでいる。人が危害を与えない事を雷鳥も知っている。しかし、最近、温暖化の影響か、猿や狐が高山帯まで上がって来るので、雷鳥も油断出来ない。

本来、小蓮華山から、素晴らしい展望が開けるはずであるが、頂上の鉄剣のみが見える。何やら賑やかな人がいると思ったら、今朝方、蓮華温泉で我々を追い抜いて行った人である。ここで、オニギリを食べつつ、天気の回復を待つが、、残念。先を急ぐ。三国境まで来てもダメ。以前、平塚組と栂池から来て、皆さん相当疲れていた事を思いだす。

馬の背登山道の右斜面には、今が旬のコマクサの群落があり、それは満開で見事である。ガスの中、黙々と馬の背登山道を登って行く。若干寝不足なのか、妻の足どりが重い。ガスの中、白馬岳の方位盤が見えてきた。ガスで何も見えない。小屋に行っても、まだ時間が早いので、頂上で一時間程粘る。待った甲斐があり、見る見るガスが晴れ、旭岳を始め、迫力ある真下の大雪渓が目に飛び込んでくる。ガスで見えなかったので、白馬山荘に下山していった登山者が戻って来て、頂上は大賑わいである。

小屋で受付けを済ませ、新館の一号館、中二階の11Cの3と4にザックを置く。蓮華温泉で我々を追い抜いて行った人も、偶然同部屋であった。徳島の溝口さんで、話しによると、徳島を出て4ケ月で、駐車場にあった中型バスで旅行している。バスを改造して寝泊まりしながら、日本全国の山と温泉を夫婦で楽しんでいる人である。帰ってから溝口さんのHPを覗いて見ると、何と世界一周をヨットで夫婦で行った人で、この旅を終えたら、今度は、車でオーストラリアを半年かけて旅行する予定とか、、羨ましい限り。


8月7日(土)曇り

山荘の弁当を昨夜に貰い、5時に雪倉岳に向けて出発する。白馬岳に向かうと、頂上から御来光を見る為に登った人たちが続々とカメラを持って下山してくる。雲は多いが太陽が顔を出しているので、それなりの写真が撮れる。暫くすると、ガスって来たので、早々に雪倉岳方面に向けて下山する。三国境で昨日、出会った5人組の中年女性グループと又出会う。彼女達も、昨夜、白馬山荘に泊まり、今日、朝日小屋にとまり、蓮華温泉に下山予定で、我々と同じコースである。その中のベテラン女性いわく、昔は、白馬山荘を3時に出て、朝日岳経由して蓮華温泉に下ったものだと、自慢げに話していた。昔は昔である。

今は、その面影もなく歩みは遅い。現在の体力を自己認識していないととんでもないことが起きる。自信過剰は命取りになる。まして、このガスの中、いくら夏山と言え、低体温症で北海道の山で、数多くのツアー登山者が命を失っているのだから。三国境から、ガラ場の急坂を下って行く。鉢ケ岳の広い鞍部を下って行くが、ガスっているので、赤いペンキ印を良く見て歩かないととんでもないことになる。この付近一帯はタカネマツムシソウ群落で見事。左手遠方に朝日に照らされた旭岳の円錐形の山が印象的である。雪倉避難小屋は、20名程泊まれるこじんまりとした小屋で、清潔であるが、小屋の中にトイレがあり、若干臭いが気になる。

この付近から、高山植物のお花畑で見事である(チングルマ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ツガザクラ、ウスユキソウ、イワツメクサ、クルマユリ、コバイケソウ、ニッコウキスゲ、タカネナデシコ、カライトソウ等)雪倉岳頂上はガスの中で、暫くいると、徳島の溝口夫婦がやって来た。白馬山荘で朝飯を食べてきた割には早いスピードである。殆ど休み無しで歩いて来たみたいである。挨拶を交わし、我々が先に下山する。暫くして、ダンプーカーの如く、溝口夫婦が後から追い抜いて行った。奥さんも旦那の後をヒョイヒョイとついて行くのには関心する。

天気が良ければ、ルンルン気分で、お花畑と雪渓に中を鼻歌混じりで行く所であるが、このガスの中、そう言う気分にはなれず、先を行く。ツバメ平の先の燕岩は見事な大岩壁で、崩落が激しくいつ落石があるか分からない所で早々に通過する。やっと朝日岳分岐に到着する。その付近には、キヌガサ草やまだ水芭蕉の花が満開である。

地図には、水平と書いてあるが、、、とんでもない、結構な登り下りがあり疲れる道である。最後の水場で喉を潤し回り込むと、青空の先に朝日小屋の屋根が見える。朝日岳分岐からはなだらかな歩きよい道を登って行く。小屋前で缶ビールで祝杯をあげている人達に、拍手をもって迎えられる。白馬岳から7時間コースである。


朝日小屋は小屋が小さい為、予約絶対必要の小屋である。しかし、以外と大きく150名ほど宿泊出来る立派な小屋である。この時期、小屋が満員の為、小屋スタッフは小屋前の大型テントで寝泊まりしている。また、150名以上なったときは、小屋前の公衆トイレ脇にある白馬管理センターも宿泊用に使用するみたいである。ここの小屋オーナーが変わり、若女将の清水ゆかりさんで、テキパキと業務をこなしている。ここのトイレは水洗トイレで掃除がいきとどいているのには驚きである。

今夜の夕飯に赤ワインか冷酒か焼酎を選べるとの事。夕食も豪華で富山名産のマス寿司、昆布刺身、おそば、肉じゃが、デザート付で、山小屋とは思えない豪華さである。今宵、食堂で小屋スタッフ同士の婚約発表もあり、華やいでいる。今夜、畳み一畳に1人であり、布団も毛布も白馬山荘に比べて豪華で有る。明日、蓮華温泉まで8時間コースで、その後横浜まで車で帰るので、朝飯を辞め、弁当を注文する。


8月8日(日)曇り

朝日小屋は3時30分に照明がつく。食事は5時からであるのに随分早い。外に出て見ると、空は星空で朝日町の町の灯りも間近に見える。ヘッドランプを付けて朝日岳に向けて出発する。約300m程の登りで周りは、高山植物で一杯である。50分程で頂上に着く。頂上には、立派な方位盤がある。白馬岳、旭岳の向こうに、三角形の剣岳が立派に見える。だらだらした草原を下って行くと吹上のコルに着く。ここは、親不知(日本海)に抜ける栂海新道に通じる道である。何時か行ってみたいものである。

天気は曇り空で、時々雲間から雪倉岳が見える。五輪尾根を下って行くと、至る所、アヤメの群落である。青サクで、小屋の大きなおにぎり弁当を食べていると、雲が切れ、遙か彼方に蓮華温泉の屋根が見える。随分遠くに見える。後から、徳島の溝口さんが追い抜いて行った。相変わらず元気が良い。花園三角点付近は、ニッコウキスゲが満開で気持ちいい高原である。

この道は木道が多いので、雨の日など滑って危険である。中年グループ4人組の女性が木道で滑って転んでいる。樹林帯のカモシカ坂を下って行くと、白高地沢に出る。今、大岩の所に仮設の橋があるが、今年の11月竣工に向けて下流に常設橋の工事が行われている。これで大雨でも安心である。ここから、姫負峠(瀬戸川)の鉄製橋を渡り300m程の登り返しがある。これがなかなか堪える。

兵馬ノ平湿原のベンチで残りのオニギリ弁当を食べていると、雲が切れ、雪倉岳の雄姿が見えはじめた。残雪の多さに驚く。蓮華の森が現れると、あともうすぐである。11時30分に蓮華温泉に到着したが、7時間の下りは、登り返しがあるのでなかなか、厳しいものがある。蓮華温泉で一泊して帰るのであれば、慌てて下山する事はない。我々は、これから一風呂浴びて横浜に帰らなくてはいけない。奇遇である。風呂からあがり、食堂に行くとご近所の I さんと出会う。こんな山奥の温泉で出会うとは。世間は狭いと思いつつ帰路につく。




蓮華温泉











白馬大池









コマクサ










雷鳥
















タカネタンポポと雪渓












白馬大雪渓










旭岳










白馬鑓










旭岳



















チングルマ









チングルマのなれの果て










雪倉避難小屋











朝日小屋










朝日小屋より左より雪倉、白馬、旭










右、朝日小屋の女将(ゆかりさん)














豪華な夕食










朝日岳にて










朝日岳の御来光






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