富士山(北口富士浅間神社〜富士吉田口六合目)

2010年06月19日(土)早朝風雨強し後曇り後晴れ

自宅5:00〜6:50北口富士浅間神社〜7:30馬返し7:45〜8:35二合目〜9:20五合目9:30〜10:30六合目上(富士山安全指導センター)10:45〜12:20馬返し〜13:00泉水温泉14:00〜15:50自宅


富士宮口五合目、御殿場口五合目、須走口五合目、吉田口五合目からの富士山頂上は何度か経験あるが、今回、北口富士浅間神社から富士吉田口五合目は始めてである。昔の人は、浅間神社にお参りして早朝富士登山に臨んだことであろう。今回、天気も梅雨に入り、どの山に行っても見晴らしが悪いので、富士樹林帯を歩く富士吉田口登山を計画した。

(六合目より上部)

早朝、風雨がハンパでない。妻がこの天気で山へ行くつもり????。インターネットで気象衛星画像を確認すると、意外と雲の動きが早く御前中には雨雲が去る予定で風が強いので、もっと早く天気が回復しそうである事を説得する。東名御殿場ICに降りても、雨は激しい。富士山は完全に雲の中である。しかし、富士パノラマラインで籠坂峠を越え山中湖に入ると見る見る雲が取れ富士山が顔を出した。結構残雪が多い。


北口富士浅間神社に着く。人は誰もいなく、荘厳な杉林の参道を行く。参道の途中の角行の立行石や二王門礎石があり、それなりの能書きが書いてある。昔は神仏混合で浅間神社に五重搭もあった。本殿の右脇から富士吉田登山口の案内板が日本語と英語で書かれてある。さすが、日本一の山だから、浅間神社から登る人も結構いるのかも?。私はここをお参りして途中、中の茶屋(1100m)に車を駐車しても良いが往復2時間のアルバイトであるからパスして滝沢林道を使って馬返しまで行く。佐藤小屋近くまで舗装されているが、馬返しへ行く林道が完全OFF道路で、昨夜来の雨でぬかるんでいる。タヌキと出会い驚く。

まだ時間が早い為か、広い馬返し(1440m)の駐車場(30〜40台)には誰もいない(以前1929年〜1964年までバスが運行されていたがスバルライン開通で廃止)。富士山は麓から頂上まで三区分されていた。それぞれ草山、木山、焼山と呼ばれていた。馬返しは草山と木山の境にあり、富士山の基点であった」空を見ると、又一雨きそうで車からビニール傘を一本取りだしザックに付ける。稜線歩きはダメだが林道歩きなので、意外と傘は重宝する。

(富士吉田道の駅より)

車、オートバイ止めの杭を抜け、階段を登って行くと、右手に明治大學の山小屋が現れる。利用する人がいるのであろうか塗装したばかりのこげ茶色した小屋がある。この付近に古ぼけた富士講の碑が沢山あり、鳥居の先に以前、禊(みそぎ)所があった。「大正期ここでお祓いを受け身を清めてから山頂を目指した」広い、シッカリした林道を行く。要所要所に土の流出止めに太い丸太を囲いその中に大きな石を詰めてある。これで、流れ易い富士山の火山礫の流出を食い止める事が出来る。

一合目:(1520m)の鈴原天照大神小屋に着くが、シッカリ戸が閉まっている。そこから先、木枠で組んだ長い階段が続く。二合目:(1700m)「御室浅間神社は上の浅間と言い、上吉田の北口浅間神社を下の浅間と呼んだ。又、ここからは江戸時代まで女人禁制であった」に到着する。今にも壊れそうな小屋の奥に可愛らしい小さな御室浅間神社がある。少し行くと御室浅間橋が現れ、昨夜来の雨で水量は多い。しかし、直ぐに涸れそうな沢である。

三合目:三軒茶屋(江戸時代から山小屋が二軒あったが、三軒茶屋と呼ばれていた。富士登山の行程では、早朝に麓の上吉田を発ちここで、昼食をとる事が多かった、後に中食堂とも呼ばれた)。四合目:大黒天(開運大黒天を祀っていた)付近は、シラビソ、ハクサンシャクナゲ、唐松等の新緑が目に優しい。

五合目:中宮:井上小屋(ここから先の一帯は天地の境で木山と焼山との境である。この付近に江戸時代、四軒の山小屋があり、登山者か ら入山料を徴収していた。後に麓で前払いする事になり、その証明として交付された登山切手を改める場所となった。)まで来ると、樹林帯の間から、三つ峠方面が雲海の上にハッキリ見える。小屋の裏には、冷たい沢が流れていて、喉を潤すには丁度いい所である。

上から、人声がしてきた。見ると、富士吉田の土木課の職員か、ヘルメットを被りにスコップ、チェーンソーを持った6人の中年男性が下りてきた。夏山シーズンに向けて、登山道の整備であろう、、、何処まで下りていくのか知らないが、、ご苦労様です。急に舗装道路に出る。カーブを曲がり100m先に佐藤小屋の案内板があり、登り切ると直ぐに小屋が現れる。夏山シーズンが真近な為、小屋の従業員も忙しそうに働いている。

その先に、小御岳道の標識がある。左:山頂への道、西に進む道は小御岳社への参道で「横吹」と呼ばれている。小御岳山は現在のスバルラインの終点である。木山、焼山の境で、頂上まで行けない人はこのあたりで頂上を拝んだ。里見平(2325m)、小奇麗な星観荘(六合目)がある。小屋のトイレは佐藤小屋も此処も100円である。何故か、六合目の上に昔の五合五尺(経ヶ岳)があり日蓮上人が富士登山を行なった際に書写した法華経を埋納した所で経ヶ岳と呼ばれている。又、風雨を避けた岩穴があり日蓮上人が百日間修業を行なった。

本当の六合目?。富士山安全指導センター(2390m)に着く。山頂部はガスで見えないが、八合目付近より上はまだ随分雪渓がある。下界を見ると、富士吉田市外、河口湖がハッキリ見える。此処でランチをとっていると、スバルライン方面から若者5人が軽装で登って来た。様子を見ていると、ドンドン上を目指して登って行った。何処まで行くのか知らないが、、、富士山を甘く見てはいけない。泉ケ滝経由で来た道を下山して行くと、下からドンドン、スニーカーを履いた軽装のランナーが登って来た。来月に開催される富士登山マラソンの訓練みたいである。ご苦労な事であると思いつつ、泉水温泉の露天風呂に浸かり帰路に着く。

「何合目の意味」:登山の難易度により頂上までを十に分かち登山の目安にした。しかし、昔の登山は修業であり合目は単に目安と言うだけでなく、安置された仏像を拝んだりする場所としての意味もあった。現在の登山口が五合目から始まっているのは、あとから車道が出来たから。六合目と七合目が異様に接近していたり、離れているのは目安になる適当な所がなかったり、急登を終えた所にある。




馬返し











明大山小屋









一合目小屋











二合目小屋









五合目(井上小屋)










三つ峠方面










佐藤小屋









経ヶ岳(六角堂)













日蓮上人
















泉水の露天風呂






トップに戻る 検索一覧 追加一覧