熊野古道と忘帰洞

2006年03月11日(土)〜12日(日)

(3月11日、土曜日、晴れ)

クラブツーリズムで、世界遺産になった熊野古道に行く。平塚組に手配してもらってバスで行く。平塚駅前集合が7:00出発と早いので、我々夫妻と、大木さんは、本厚木駅前から7:40の乗車となる。

何せ、那智勝浦まで、600km以上の道のりで、高速道路を降りてから、まだ70〜80kmもある長い道のりである。東名高速、豊田JCが出来、伊勢道への道が出来たお陰で、名古屋市内を走らなくても良くなったが、高速道は、まだ尾鷲の手前までしか出来てなく、そこから先は国道42号をひたすら、串本方面に、南下していかなければいけない。

トイレ休憩のみで、昼食時間もバスの中での強行スケジュールで、バスを吹っ飛ばして行かなければ、今夜のホテル浦島に、明るい内に到着しないので、バスの運チャンも気合いが入っている。

ここの那智勝浦、ホテル浦島は、忘帰洞という、洞窟風呂が超有名で、全国からツアーを組んで、入りに来ている所で、今回も、「一度は行ってみたい忘帰洞と世界遺産熊野古道」というふれこみである。

ここの温泉に入るためのツアーである。暗くなってからの到着では、洞窟露天風呂も半減する。高速道を降りてから、国道42号線の山道を走り、峠を越え、トンネルを抜け、熊野灘の海岸に出て、ひたすら、海岸線の道を走る。途中の名所も、バスの窓からの観光でひたすら、勝浦港を目指す。

運チャン(畑中さん)のガンバリのお陰で、午後五時過ぎに到着する事が出来た。今日は天気が良いので、十分明るい内に、入浴する事が出来そうである。対岸の半島に、巨大なホテルが、目に飛び込んできた。半島の下部と山頂に巨大ホテルがあり、間をとりもつエスカータの屋根がハッキリ見える。我々の一個団体、添乗員戸田さんの旗を頼りに桟橋に向かう。他の二個団体も、一緒になったので、一回では行けず、次ぎの渡し船を待つ、それにしても、この大人数が、一度に入浴すると思うとゾーとする。次発の亀さん号(第三浦島丸)が到着して、やっと乗ることが出来た。港から5〜6分程度であるが、これが、このホテルの「売り」なのであろう。船内で聞いた話によると、収容客数は、や、、や、、何と3000名を越える、巨大ホテルだ。

半島なので、道路を造れば行けないことは無いと思うが、、、、、。正面玄関の桟橋では、レンタル竿で、子供達が釣りをしていたが、あまり釣れている様子でもない。各団体ごとに、ホテル玄関前の、亀を中心にした記念撮影があり、フロントにて、御風呂と各部屋の案内があり、御風呂のスタンプ用紙を貰い、6ケ所ある内の3ケ所のスタンプを集めれば、粗品がもらえるとの事だったので、スタンプラリーに参加する。

我々の部屋は、本館4階の402号の女部屋と403号の男部屋に分かれる。エレベータの出入口から、一番遠く、約100m以上先のどん詰まりの部屋である。部屋に着き浴衣に着替え臨戦態勢に入る。パンツのみで、シャツは着ない。女連中は、どの様な格好で臨むのか??????、、、、。男2二人、女四人は、スタンプ用紙を片手にいざ出陣。

エレベータまで歩き、一階のフロント前より、50m先の色分けされた幅太赤色ラインを進む。スタンプ用紙を持ち、まさしく雰囲気が病院の成人病健診である。ゲームセンターなみの、ゲーム街を直進した先に、我々の目指す忘帰洞があった。入口で、まずスタンプを押し、男女に分かれ洞窟露天風呂に突入する。入口のスリッパの数の多さに驚いたが、そんなことは言っていられない、、、。素早く脱ぎ、洞窟露天風呂の戸を開ける。

脱衣場は混雑していたが、中は思っていたほどには混雑していなく、左奥に石で囲ってある湯船があり、その先はすぐ、大きな白波の荒磯で豪快な波の音が反響している。洗い場のトンネルを潜り抜けると、写真に載っている、忘帰洞の露天風呂で、湯船が三つあり、各それぞれの泉質は同じで、若干熱めのお湯である。

洞窟風呂の中の方の天井は、モルタルで固めてあり、露が垂れてこないように、造花の草でカモフラジューして、水滴を下に流していた。荒磯の方の天井は、完全なコンクリートで固めてあり、波の音が反響して大迫力である。上を見上げると、何やら、車の反射ミラーらしき物が見える。この上は道路か、、、、、。

女性陣に30分後に出る約束だったので出ると、冷たいお水を飲んでシッカリ女性陣が待ってた。次ぎの風呂を目指す。フロント前まで戻り、高度差77mの四回乗り換えのエスカータで、山上露天風呂を目指すため、凄い長いエレベータに乗る。右側を見ると超有名な画家(ルノーアール等)の絵が額縁入りで飾ってあった。これがほんまもんだったら、何十億円するか分からない。

エスカレータを降りて、50m程昇っていくと漸く山上に着く。そこからの眺めも良く、もっと早い時間に着ていれば、もっと素晴らしい、熊野灘の景観を堪能できたが、もう時間は六時を過ぎ、夕闇が迫っていた。しかし、山上露天風呂からは、勝浦湾越しの勝浦町の夜景が見事であった。ここでも、30分後の待ち合わせで、二つ目のスタンプをゲットする。そして、夜景を見ながら来た道を戻り、エスカレータで77m下り、青の線に沿って、なぎさ館の先にある、なぎさ元湯露天風呂を目指す。

これが遠く、レストランの脇を通り抜け、お夜食街を延々と進み、右手にガラス越しにレストラン、左手に海。漸く大黒天を祀ってある神社に到着。この下がなぎさ元湯露天風呂である。5〜6人入れそうな、大きな木桶の湯船が4個とタイルで囲ってある湯船があった。やはり、ここまで来るお客は少なく、のんびりと、ゆっくり入ることが出来た。

御風呂を入るため、これだけ苦労した所は、いままで初めてである。そのためか、腹も相当減り、今夜の豪華バイキングが楽しみである。部屋に戻り、一階のニュー青海の会場に行く。我々は、後半の19:30〜の夕食であったが、前半の17:30〜からの連中の残り物しか無く、品数が相当減っていた。やはり、バイキングは、早めの時間帯の方が、断然有利である事を認識する。

しかし、我々グループは、ラストオーダまで粘り、質はともかく、量的には腹一杯、胃袋に押し込んで部屋に戻った。明日も早朝から、露天風呂に突入するため、早めの就寝とする。

(3月12日、日曜日、曇り)

早朝五時に、部屋の電話のベルが鳴る。隣の女部屋からの、モーニングコールである。まだ外は真っ暗である。タオル片手に、忘帰洞へ突入。朝は男風呂と女風呂の入れ替えがある。叉違った、忘帰洞を楽しめると期待する。風呂場に到着すると、女風呂の入り口にスリッパが山盛りである。男風呂の方は、それなりであったが、、、、。入って納得。やはり、昨夜入った風呂の方が、豪快で良い。

暗闇の荒磯から聞こえてくる、波の音は、天井に反響して、大迫力である。これほど大迫力で洞窟露天風呂に入った事はない。しかし、外が明るい方が数倍良い。次は、洞窟温泉「玄武洞」に向かう。本館フロント脇の階段を昇り、日昇館連絡通路の茶色の線を目指して行く。途中ここにも、ゲームコーナ街があり、ここを通り抜け、荒磯が見える大ガラス張りのレストラン「サンライズ」の側を通り、玄武洞に向かう。

忘帰洞より、大分こじんまりであるが、ここの方が、洞窟風呂の雰囲気が、十二分出ている。ウナギの寝床みたいに細長い。その先端の湯船は泉質が違うのか無色で若干温めである。先端隅に、二人ほど入れる場所がある。そこに陣取って、朝早い曇った荒海を男二人眺めていたが、大シケのため、波しぶきが飛んできても、ジィーと我慢の子で、熊野灘の荒波を眺めていた。

女性陣との約束があったので、ここでのんびりしていたかったが、そうもいかない。最後の磯の湯に向かう。ここは、内風呂で源泉掛け流しで、色違いの湯船があり、ここでシッカリ洗う所を洗って、朝のバイキングに向かう。窓が高い所にあるのが難点。低い位置で、透明ガラスであれば、豪快な磯を眺めながらの、入浴が出来るはずだが、、、。

本館フロントに、八時集合である。我々の部屋は、一番奥なので、若干出遅れた。フロント前には、他のツアー客も八時の船に乗るために集合していて、身動きが取れない状態である。人を掻き分けフロントに向かい。スタンプラリーの用紙を渡し、どの様な品がくるのかと期待して待っていると、ななんと、濡れテッシュ一個であった。残念、、、、、。あまり期待する方がバカか、、、、、。

二隻目の船に乗船する事が出来、勝浦港に向かう。すぐ、超豪華なシャンデリアバス(杉崎観光)に乗り込み蒲鉾センター経由、飛龍神社に向かう。滝前の駐車場には、各地からの観光バスが駐車していて、滝見物の観光客を待っていた。我々の一個団体も、添乗員に連れられて、那智滝の間近まで向かう。

世界遺産に登録された影響か、随分各地から来ているみたいである。さすが、日本三大名瀑(華厳の滝、袋田の滝)だけって、133mの高さは、それなりに迫力がある。30年程前、熊野那智大社から見た滝は、遠くからの滝見だったので、あまり迫力は感じなかったが、、、、、。

元来た道を戻り、少し行った所に那智大社の参道があり、ここより、石の階段(467段)を、土産物屋を覗きながら昇って行く。碁石の黒石は、ここの那智石が使われていて、これを元にした工芸品が沢山売られていた。西国一番札所の清岸渡寺の三重の塔から見る那智の滝もなかなか絵になる風景である。

この隣りが、熊野那智大社で、朱色のあぜやかな大社で、あまり奇麗過ぎて重みを感じない。江戸時代、京都から始まり大阪の天満橋付近より、熊野古道を歩いて、半月もかけてここまで来たと思うと考え深いーものがあるが、、、、、、。

我々は、参道前からバスに乗り熊野古道の中間口で降り、ここより大門坂の駐車場まで歩くのであるが、何と20分程度の、一番良い所取りの階段下りである。ATKハイキング部会にとっては、非常に物足りないが、バスツアーの宿命で仕方がない。

中間口に扇形した看板があり、ここより大門坂駐車場へと下っていく。途中樹齢800年の楠の大樹や、夫婦杉(樹齢800年)を見ながら、大門坂茶屋を過ぎ、鳥居が見えると、もう大門坂の駐車場であった。途中、我々のツアー仲間が知り合いと出会い、二日前より、熊野古道を歩き、漸くここまで辿り着いたとの会話を耳にした。そこまでしなくても、あまりにも今回は少なすぎる。消化不良をおこす。






しかし、平塚、厚木から、一泊二日で、洞窟温泉巡りと、那智大社詣でと、熊野古道巡りでは、時間的に仕方がないと諦める。午後一時前、厚木に向けて長い長い9時間のバス乗車で、帰路についた。運転手の畑中さんご苦労さまでした。


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