入笠山(1955m)入笠湿原

2005年06月11日(土)雨のち曇り

中央高速小淵沢IC〜国道20号〜富士見峠〜(林道)〜山彦荘〜(入笠湿原)〜山彦荘〜

マナスル山荘〜(0:30)〜入笠山(1955m)〜(0:20)〜マナスル山荘〜大阿原湿原〜富士見温泉

(水神の湯)〜中央高速小淵沢IC

















今回、八ヶ岳の天狗岳に行く予定であったが、関東地方も梅雨に入り、天気も悪いので、楽ちんコースの入笠山に行く。中央高速小淵沢ICを、降りて、富士見町を目指すが、雲行きが怪しい。国道20号の富士見峠の交差点を左折して、富士見パノラマスキー場を右に見て、入笠山の林道に入って行く。両側に、ログハウスの別荘の眺めながら進む。始めは、まだ見通しが良かったが、だんだん高度が上がるに従い、霧が深くなってきて、対向車に知らせるために、ヘッドライトを早めに点灯する。

途中、これより大型車通行止めの標識があり、観光バスはここまでで、ここから、団体は、入笠山に目指すか、麓にある富士見パノラマスキー場のゴンドラに乗って、頂上駅より、入笠湿原経由、入笠山(60分)に目指す人が多いが、我々は、普通車なので、入笠湿原の山彦荘の駐車場まで行く。

まだ、時間が早いためか、天気が悪いためか、登山客は殆どいなく、5〜6人の登山客が、完全装備(雨具、登山の格好)で、湿原の斜面上部にいるのみである。我々は、雨具と傘で、いざ湿原に出陣。山彦荘の前の坂道を降りて行くと、入笠湿原の大きな標識に、ここに咲く花の名前が、列記してあるが、名前のみで、絵がないので、スズランとあと少しの花の名前しか分からず、苦労する。

シッカリと木道が敷設してある。花が、まだ少ないようで、湿原の草しか無く、スズランは何処だと捜していると、対面の山の斜面に低草がビッシリと群生しているので、近づいて見ると、なんと、この低草全てが、スズランであった。まだ開花して間もないのか、背丈も思ったより低く、可憐な花も、より一層控えめに咲いていた。こんなに、斜面一面スズランを目にしたのは、初めてである。

風下に、立っていると、スズランのなんとも言えない、本物の自然な香りが漂ってきた。思わず、深呼吸をして、この香りを嗅いでいると、横から、ムム、、、これはトイレの芳香剤だ言う声がして、少しガッカリしたが、やはり、自然の本物にかなう物は無い。スズランの斜面より、向直すと、入笠湿原の中に、白樺の木とコバイケソウの草がマッチして、絵になる風景である。

木道を一週して帰ろうとしていると、何やら騒がしくなり、高級カメラと高級三脚を持った団体が現れ、先頭のガイドらしき人が、説明仕始めていた。この時期のスズランを写真におさめようと、来た人たちである。まだ時間が早く、人も少ないので、神秘的で、なかなか趣ある湿原であるが、大勢の人が押し掛けると、あまり広く無い入笠湿原の価値は半減する。

山彦荘に戻る途中にバラ科のズミ(小屋の女将はコリンゴと言っていた)の花が見頃で満開であった。叉、高さが30cm程のクリンソウの群生があり、なかなか可憐なピンクの花を咲かしていた。これから、初夏にかけて、色々な高山植物が咲き誇り、田中澄江氏の花の百名山に選ばれた訳が分かる気がする。

小屋に着くと。小屋の女将さんらしい人が、入笠山限定のバッチですよと言われ、ついつい手が出てしまった。この山の売りである、スズランの花をあしらったバッチで入笠山開山記念バッチであった。バッチを購入した人のみ、入笠湿原限定の花の本を進呈される。女将によると、本来であれば、小屋から、スズランの群生地は、緑に被われて地肌は見えないが、今年は雨が少なく、スズランの成長も遅いとの事であった。

これより、マナスル山荘の駐車場に車を置き、30分程度のハイキングに向かう。空模様は、明るくなってきた。一応、雨具の装備をして、入笠山に向かう。樹林帯の中を登っていく。右側は、柵がしてあり、入笠山牧場なのか、草原になっていて、帯状にズミの木々が植わっていて、ほんのりとピンク色をしていた。

しっかりした、登山道で、途中から右、岩場コース。左、迂回コースの標識が現れ、当然我々は岩場コースをとる。名前負けしそうな、所々岩が出現してくる程度で、思ったほど大変なコースで無く、高度を稼ぐ事が出来、振り返ると、雲も切れてきて、遠くの山並みが見え始めてきた。下から、掛川歩こう会の名札をザックに付けた人が登ってきて、山の名前を尋ねるが、いまいちハッキリしない。南アルプス方面と思っていたが、入笠山頂上(1955m)にある、円盤の標識で確認すると、八ヶ岳の編笠山が雲の切れ間から見えていたのである。

頂上は、雲の流れが速く、風が強いので、風下の風の来ない所でレジャーシートを広げて、昼食にする。恒例のミルクティーを作っていると、急に雲行きが怪しくなってきた。雨が激しく降ってきたのにもかかわらず、グーット我慢の子で、各自持参のおにぎりと、ミルクーティを飲み干す。周りを見ると、今までいた、登山客は、蜘蛛の子を散らすがごとく片づけて下山していった。

頂上で、雲の切れるのを待っていたが、切れる様子も無いので、店じまいして、我々も下山にかかる。下山は、岩場迂回コースをとって帰る。岩場がない分、草付きで滑りやすい道で、要所要所にロープが張ってあり、この雨なので、非常に滑りやすい。下山仕始めて、しばらくすると、下から41名もの、大団体が登ってきた。

我々は6名なので、その大団体を待っていたら、日が暮れるので、登山は登り優先であるが、ガイドに断って、団体の途中から下山始める。雨が降っていて、道が滑りやすく、山側は団体がいるので、谷側を下っている時、見事に、尻から滑り、尻、ザックが泥だらけになった。団体が待っていた所は、ロープがあり、シッカリとロープを持っている。私の、転倒をシッカリ見ていて、なんともバツが悪かった。教訓。いくら大団体でも、待機場所を考えて、追い越したり、下山を考えなければいけない。

途中、大阿原湿原(一週1800m)を、見学するが、花もいまいち咲いてなくて、期待薄であったが、後半の900mは、針葉樹林の原始林に包ました暗い道で、もののけ姫に出てくる様な、苔むした道であった。30分程度で、元の駐車場に戻り、富士見温泉(水神の湯、3時間700円、露天風呂沢山あり、若干狭い)で、汗を流し帰路についた。

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