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鞍馬天狗シリーズ
[Last update:08-07-03]

雑誌「少年倶楽部」に連載された物語を、杉作少年を主人公として映画化したのがスタートであったが、鞍馬天狗が好評だったので、そちらを主人公としてシリーズ化された。また、複数のスターが鞍馬天狗を演じているが、その中でも有名なのは嵐寛寿郎主演のシリーズであり、戦前から製作された超人気シリーズである。第一作は1927年ですから、昭和になってすぐに(昭和2年)製作されました。また、最終作は1956年ですから、30年近く続いたシリーズと言うことになります。(戦前は26本、戦後になっても14本、合計40作が製作された。特に、戦前は大量に製作されています。)
嵐寛寿郎主演ではない作品も多数ありますが、アラカンの推薦による市川雷蔵のシリーズがその中では評価されている。(が、長続きしなかった...)
 鞍馬天狗こと倉田典膳は勤皇討幕派の剣士である。浪人スタイルの彼は、温厚で誠実な男である。彼は今日も庶民と勤皇派を守り、佐幕派と戦うのである。
嵐寛寿郎シリーズ

「鞍馬天狗異聞・角兵衛獅子」[シリーズ第1作]
1927年 マキノプロ・御室 モノクロ・無声作品
監督:曽根純三
原作:大佛次郎
脚本:山上伊太郎
撮影:三木 稔
出演:嵐長三郎(=嵐寛寿郎)、山本礼三郎、中根龍太郎、松尾文人、都賀一司、尾上松緑、松浦築枝、住乃江田鶴子、北岡芳江、五十川鈴子、加藤光江、沢村茂美次、三保松子、都賀静子、市川小莚治、静岡清之助、マキノ登六、吾妻英三郎、豊島龍平、松本露月、牧 光郎、阪本次郎、有田志郎、松坂 進、鈴木享平、近江俊作、南部国平、松村光夫、他
 嵐寛寿郎のデヴュー作品でもある。(当時は"寛寿郎"ではなく"長三郎"の名前であった。)いきなりの主演で、後に彼の十八番という作品になり、しかも本作は人気シリーズとなるのですから、実に恵まれたスタートと言える。(本当のスターはこういうものなのでしょうね...)でも、本作は杉作少年を主人公としているですが...
「鞍馬天狗異聞・続角兵衛獅子」[シリーズ第2作]
1927年 マキノプロ・御室 モノクロ・無声作品
監督:曽根純三
原作:大佛次郎
脚本:山上伊太郎
撮影:三木 稔
出演:嵐長三郎(=嵐寛寿郎)、松尾文人、都賀一司、尾上松緑、松浦築枝、中根龍太郎、山本礼三郎、住乃江田鶴子、川田弘道、他
 (準備中)
「角兵衛獅子功名帳」[シリーズ第3作]
1928年 マキノプロ・御室 モノクロ・無声作品
監督:曽根純三
原作:大佛次郎
脚本:山上伊太郎
撮影:三木 稔
出演:嵐長三郎(=嵐寛寿郎)、松尾文人、都賀一司、木村政治、山本礼三郎、松村光男、武井龍三、市川小文治、小金井勝、中村東之助、荒木 忍、玉木悦子、他
 (準備中)
「鞍馬天狗(活弁トーキー版)」[シリーズ第4作]
1928年 75分 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:山口哲平
原作:大佛次郎
脚本:木村富士夫
撮影:田中十三
出演:嵐寛寿郎、中村竹三郎、嵐 徳昇、嵐橘右衛門、市川小文治、山本礼三郎、尾上松緑、生駒栄子、嵐 佳一、小林 勝、木村政治、尾上多摩蔵、秋吉 薫、五味国枝、他
 自分のプロダクションを作った寛寿郎の第一回作品でもある。(題材は、やはり当たり役の「鞍馬天狗」でした。)杉作と桂小五郎によって大阪城・水牢から救出された鞍馬天狗。そして彼は宿敵である佐々木唯三郎、近藤勇に立ち向かう。
「鞍馬天狗・恐怖時代」[シリーズ第5作]
1928年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:山口哲平
原作:大佛次郎
脚本:木村富士夫
撮影:石川東橘
出演:嵐寛寿郎、中村竹三郎、尾上松緑、秋吉 薫、嵐 徳昇、嵐橘右衛門、嵐住市郎、小林 勝、山本礼三郎、市川小文治、尾上多摩蔵、五味国枝、橘 葉子、他
 (準備中)
「鞍馬天狗」[シリーズ第6作]
1929年 東亜キネマ モノクロ作品
監督:橋本松男
原作:大佛次郎
脚本:山中貞明
撮影:藤井春美
出演:嵐寛寿郎、原 駒子、今川 亘、河合豊吉、尾上紋弥、片岡京十郎、嵐橘右衛門、和田君示、羅門光三郎、頭山桂之助、五十鈴桂子、他
 (準備中)
「続鞍馬天狗・電光篇」[シリーズ第7作]
1930年 東亜キネマ モノクロ作品
監督:後藤岱山
原作:大佛次郎
脚本:山中貞夫、重政 須
撮影:藤井春美
出演:嵐寛寿郎、原 駒子、東正二郎、今成平九郎、小坂照子、尾上紋弥、藤島和子、今川 亘、北岡 勲、坂東国太郎、新島竜二、沢井三郎、岡本正男、嵐 寛枝、嵐寿之助、嵐橘右衛門、頭山桂之助、市川寿三郎、星小万楽、川合豊吉、岩本徳造、嵐寿三郎、河原崎栄三郎、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・解決編」[シリーズ第8作]
1931年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:山口哲平
原作:大佛次郎
脚本:山中貞夫
撮影:吉田清太郎
出演:嵐寛寿郎、北岡 勲、岡島艶子、尾上紋弥、五十鈴桂子、今成平九郎、東正二郎、玉島愛造、嵐 徳子、頭山桂之助、片岡市太郎、菊本久夫、前田邦彦、松本龍三郎、嵐 寛枝、他
 (準備中)
「天狗廻状・前編」[シリーズ第9作]
1932年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:山中貞夫
原作:大佛次郎
脚本:山中貞夫
撮影:吉田清太郎
出演:嵐寛寿郎、淡路千夜子、歌川八重子、市川寿三郎、荒木 忍、頭山桂之助、玉島愛造、嵐徳三郎、今成平九郎、春日 清、鈴木勝彦、嵐橘右衛門、松本竜三郎、嵐 寛童、桜井 勇、尾上紋弥、菊本久夫、嵐橘右衛門、阪東勝代、前田邦彦、他
 (準備中)
「天狗廻状・後編」[シリーズ第10作]
1932年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:並木鏡太郎
原作:大佛次郎
脚本:鏡 二郎、吉田信三
撮影:藤井春美
出演:嵐寛寿郎、淡路千夜子、歌川八重子、市川寿三郎、荒木 忍、頭山桂之助、玉島愛造、嵐徳三郎、今成平九郎、春日 清、鈴木勝彦、嵐橘右衛門、春路謙作、桜井 勇、尾上紋弥、菊本久夫、阪東勝代、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・地獄の門」[シリーズ第11作]
1933年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:吉田信三
原作:大佛次郎
脚本:吉田信三
撮影:野村金吾
出演:嵐寛寿郎、林喜美枝、玉島愛造、鈴木勝彦、嵐 寛童、嵐徳三郎、市川正二郎、嵐橘右衛門、頭山桂之助、市川寿三郎、尾上紋弥、嵐寛三郎、春日 清、菊本久夫、松本竜三郎、川崎猛夫、他
 (準備中)
「鞍馬天狗三部作・金戒組暗殺篇」[シリーズ第12作]
1935年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:曽根千晴
原作:大佛次郎
脚本:比佐芳武
撮影:野村金吾
出演:嵐寛寿郎、月 澄江、鈴木勝彦、玉島愛造、春日 清、小松峰子、尾上紋弥、川島千恵子、荒木 忍、松本竜三郎、頭山桂之助、松本田三郎、嵐橘右衛門、菊本久夫、嵐徳三郎、他
 (準備中)
「鞍馬天狗三部作・丁字屋敷活殺篇」[シリーズ第13作]
1935年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:曽根千晴
原作:大佛次郎
脚本:比佐芳武
撮影:野村金吾
出演:嵐寛寿郎、月 澄江、鈴木勝彦、玉島愛造、春日 清、小松峰子、尾上紋弥、川島千恵子、荒木 忍、松本竜三郎、頭山桂之助、松本田三郎、嵐橘右衛門、菊本久夫、嵐徳三郎、他
 (準備中)
「鞍馬天狗三部作・彰義隊乱刀篇」[シリーズ第14作]
1935年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:曽根千春
原作:大佛次郎
脚本:比佐芳武
撮影:野村金吾
出演:嵐寛寿郎、月 澄江、鈴木勝彦、玉島愛造、春日 清、小松峰子、尾上紋弥、川島千恵子、荒木 忍、松本竜三郎、頭山桂之助、松本田三郎、嵐橘右衛門、菊本久夫、嵐徳三郎、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・江戸日記」[シリーズ第15作]
1935年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:山本松男
原作:大佛次郎
脚本:白秋詩路
撮影:野村金吾
出演:嵐寛寿郎、五十鈴桂子、大久保清子、森 光子、嵐徳三郎、荒木 忍、玉島愛造、尾上紋弥、松本田三郎、春日 清、桜井 勇、阪東太郎、菊本久夫、他
 (準備中)
「御存じ・宗十郎頭巾」[シリーズ第16作]
1936年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:仁科熊彦
原作:大佛次郎
脚本:上島 量
撮影:吉見滋男
出演:嵐寛寿郎、歌川絹枝、尾上栄五郎、草間房枝、川崎猛夫、尾上紋弥、玉島愛造、松本竜三郎、春日 清、荒木 忍、松本田三郎、頭山桂之助、阪東太郎、嵐徳三郎、菊本久夫、嵐 寛童、森 光子、他
 (準備中)
「御存じ・千両小判」[シリーズ第17作]
1937年 嵐寛寿郎プロ モノクロ作品
監督:仁科熊彦
原作:大佛次郎
脚本:西原 孝
撮影:野村金吾
音楽:高橋虎之助
出演:嵐寛寿郎、歌川絹枝、松本田三郎、森 光子、草間房枝、光岡竜三郎、嵐 寛童、野津 操、舟波邦之介、荒木 忍、頭山桂之助、玉島愛造、川崎猛夫、尾上紋弥、菊本久夫、松本竜三郎、阪東太郎、三保敦美、春日 清、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・角兵衛獅子」[シリーズ第18作]
1938年 52分 日活京都 モノクロ作品
監督:マキノ正博、松田定次
原作:大佛次郎
脚本:比佐芳武
撮影:宮川一夫
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、原 健作、瀬川路三郎、香川良介、藤川三之祐、尾上華丈、河部五郎、原 駒子、深水藤子、沢村国太郎、団 徳麿、志村 喬、阪東国太郎、宗春太郎、旗桃太郎、他
 日活に入社した寛寿郎の第一回作品である。ここでも彼の当たり役である「鞍馬天狗」というところが彼らしい。
 幕末の京都。鞍馬天狗は角兵衛獅子の杉作少年と知り合う。が、杉作は悪党一味に囚われてしまう。鞍馬天狗は、杉作を助けるために罠があることを承知の上で、単身小坂状に乗り込んでいく...
「鞍馬天狗・龍攘虎博の巻」[シリーズ第19作]
1938年 79分 日活京都 モノクロ作品
監督:松田定次
原作:大佛次郎
脚本:比佐芳武
撮影:三井六三郎
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、月形龍之介、沢村国太郎、大倉千代子、香住佐代子、成宮欣子、原 駒子、河辺五郎、市川小文治、瀬川路三郎、尾上華丈、団 徳麿、旗桃太郎、宗春太郎、仁札功太郎、長田仁宏、前田静男、藪内龍三郎、志馬英夫、藤川三之祐、嵐寿之助、松本龍之助、葉山富之輔、志茂山剛、嵐寛二郎、他
 当時の日活の四大スター(嵐寛寿郎、阪東妻三郎、片岡千恵蔵、月形龍之介)の内、二人が顔を合わせた大作である。幕末の京都では、お札踊りという不思議な乱舞が流行ろうとしていた。その頃、勤皇の志士たちが次々と暗殺されるという事件が続発した。それは山嶽党の仕業であった。鞍馬天狗は勤皇の志士たちのために立ちあがった...
「鞍馬天狗・江戸日記」[シリーズ第20作]
1939年 62分 日活京都 モノクロ作品
監督:松田定次
原作:大佛次郎
脚本:比佐芳武
撮影:吉見滋男
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、尾上菊太郎、宗春太郎、旗桃太郎、大倉千代子、河部五郎、原 健作、香川良介、瀬川路三郎、志村 喬、遠山 満、団 徳麿、藤川三之祐、仁札功太郎、滝沢静子、香住佐代子、常盤操子、葉山富之輔、大国一公、岡田喜久平、南城龍之助、前田龍男、嵐寿之助、他
 幕末の江戸では、幕府の権威をかさにして、勤皇の志士たちの暗殺が相次いぎ、更に強盗やゆすりなどが頻発していた。江戸の勤皇の志士である佐竹恵久助は事を一気に解決するために京都の同志との連絡を鞍馬天狗に依頼した...
「鞍馬天狗復讐篇」[シリーズ第21作]
1939年 日活京都 モノクロ作品
監督:松田定次
原作:大佛次郎
脚本:比佐芳武
撮影:吉見滋男
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、尾上菊太郎、河部五郎、原 健作、香川良介、瀬川路三郎、志村 喬、遠山 満、団 徳麿、藤川三之祐、宗春太郎、旗桃太郎、大倉千代子、香住佐代子、常磐操子、尾上華丈、根岸東一郎、他
 (準備中)
「天狗廻状・魔刃の巻」[シリーズ第22作]
1940年 日活京都 モノクロ作品
監督:田崎浩一
原作:大佛次郎
脚本:丸根賛太郎、和歌浦重利
撮影:吉見滋男
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、月形龍之介、沢村国太郎、市川正二郎、瀬川路三郎、尾上華丈、団 徳麿、仁札功太郎、香住佐代子、他
 (準備中)
「鞍馬天狗 続編(天狗廻状・刃影の巻)」[シリーズ第23作]
1940年 64分 日活京都 モノクロ作品
監督:田崎浩一
原作:大佛次郎
脚本:丸根賛太郎、和歌浦重利
撮影:吉見滋男
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、月形龍之介、沢村国太郎、市川正二郎、瀬川路三郎、尾上華丈、団 徳麿、仁札功太郎、香住佐代子、他
 天狗廻状という怪文書が出回る。その影には恐るべき陰謀が隠されていた。鞍馬天狗はその陰謀に立ち向かって行く...
「鞍馬天狗捕はる」[シリーズ第24作]
1940年 日活京都 モノクロ作品
監督:丸根賛太郎
原作:大佛次郎
脚本:丸根賛太郎
撮影:吉見滋男
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、沢村国太郎、志村 喬、市川正二郎、団 徳麿、上田吉二郎、藤川三之祐、仁札功太郎、春日 清、島田照夫、嵐寿之助、阪東薪太郎、村田宏寿、市川春代、月宮乙女、常磐操子、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・薩摩の密使」[シリーズ第25作]
1941年 78分 日活京都 モノクロ作品
監督:菅沼完二
原作:大佛次郎
脚本:来栖重次郎
撮影:宮川一夫
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、北 竜二、志村 喬、橘 公子、市川春代、香住佐代子、団 徳麿、香川良介、高田 弘、ケ・ア・ネロブシェフ、浅香新八郎、藤川三之祐、仁札功太郎、大国一公、春日 清、他
 国策的な傾向が現れた作品である。(本年に太平洋戦争が勃発した。)
 幕府が横浜港において、フランス製の兵器を陸揚げするという情報を得た鞍馬天狗。彼は、真相を確かめるために横浜に向かったが、別手組の魔手が鞍馬天狗を襲いかかった...
「鞍馬天狗・黄金地獄」[シリーズ第26作]
1942年 91分 大映京都 モノクロ作品
監督:伊藤大輔
原作:大佛次郎
脚本:伊藤大輔
撮影:石本秀雄
音楽:西 梧郎
出演:嵐寛寿郎、原 健作、上山草人、沢 勝彦、内田博子、琴 糸路、上田玲子、アレクサンダー・ペドロウィッチ、岬弦太郎、トニー・ミスチェンコ、大虎幅太郎、山本冬郷、浮田勝三郎、ガーラ・コズロワ、林勝三郎、志茂山剛、福井松之助、仁札功太郎、対馬和雄、石川秀道、水野 浩、春日 清、島田照夫、日の本一男、若原龍児、大隈一郎、市川左正、他
 公開時は「鞍馬天狗横浜に現わる!」というタイトルであったが、戦後になって「鞍馬天狗・黄金地獄」に改題された。また、本作の製作は太平洋戦争中ということもあって、悪玉を西洋人にしたのは戦時中の締め付けによるものである。更に、戦争激化に伴い、次作は戦後の1950年まで休止することになる。
 悪徳ユダヤ商人の贋金偽造計画を知った鞍馬天狗は、横浜に向かい、その計画を阻止せんとする...
「鞍馬天狗・大江戸異変」[シリーズ第27作]
1950年 新東宝 モノクロ作品
監督:並木鏡太郎
原作:大佛次郎
脚本:友田昌二郎、鏡 二郎
撮影:河崎喜久三
出演:嵐寛寿郎、黒川弥太郎、沢村晶子、柳家金語楼、清川虹子、飯田蝶子、清川荘司、他
 別題として「角兵衛少年と天狗騒動」というタイトルがある本作は、敗戦後の世相を反映した異色作である。
 鳥羽伏見の戦いの後、江戸の老夫婦が営んでいる飯屋の2階で絵を描いていた天狗が浮浪少年たちの施設を作ることに生き甲斐を見出す。そんな中、虚無的な浪人たちによるニセ天狗が横行し、天狗が恋心を抱いている飯屋の娘が誘拐されるという事件が起こる。天狗は娘を助け出そうと酒池肉林の屋敷に駆けつけるが...
「鞍馬天狗・角兵衛獅子」[シリーズ第28作]
1951年 91分 松竹京都 モノクロ作品
監督:大曾根辰夫
原作:大佛次郎
脚本:八尋不二
撮影:片岡 清
美術:川村鬼世志
音楽:鈴木静一
出演:嵐寛寿郎、美空ひばり、山田五十鈴、月形龍之介、加藤 嘉、川田晴久、永田光男、原 健作、嵐徳三郎、三島雅夫、田中謙三、萩 町子、進藤英太郎、有島一郎、他
 本作では、子役時代の美空ひばりが杉作を演じたが、彼女が主役の嵐寛寿郎を食ったといえる作品である。
 鞍馬天狗は、ご用聞きの隼の長七に折檻を受けた角兵衛獅子の杉作を助ける。また、彼は、宿敵である新撰組の近藤勇との対決が控えていた。が、勝負はまたしても決着が付かなかった。そんな天狗に、西郷吉之助からの命が届き、彼は一路江戸に向かったが...
「鞍馬天狗・鞍馬の火祭」[シリーズ第29作]
1951年 92分 松竹京都 モノクロ作品
監督:大曾根辰夫
原作:大佛次郎
脚本:豊田 栄
撮影:片岡 清
美術:桑野春英
音楽:長津義司
出演:嵐寛寿郎、黒川弥太郎、大友富右衛門、美空ひばり、入江たか子、岸 恵子、高田浩吉、桂 五郎、海江田譲二、小林重四郎、永田光男、市川笑猿、川田晴久、山路義人、他
 本作では、前作に続いて美空ひばりが杉作を演じ、また、デヴュー間もない岸恵子にも注目が集まった。また、タイトルとしては「鞍馬天狗 決定版 鞍馬の火祭り」というものもある。
 京の町に鬼女の面をかぶったニセ者の天狗が出没し、幕府打倒の方針を記した密書を奪い去る。京を離れていた鞍馬天狗は急ぎ京へ戻って来て、ニセ者と対決する...
「鞍馬天狗・天狗廻状」[シリーズ第30作]
1527年 98分 松竹京都 モノクロ作品
監督:大曾根辰夫
原作:大佛次郎
脚本:八尋不二
撮影:片岡 清
美術:川村鬼世志
音楽:万城目正、吉沢 博
出演:嵐寛寿郎、美空ひばり、高田浩吉、桂 五郎、北上弥太郎、藤田泰子、川田晴久、三島雅夫、志織克子、柴富士子、山路義人、大木 実、小林重四郎、富本民平、他
 倒幕の浪士たちを狩ることに奔走する宗像左近。彼は娘が止めるのも聞かずに老骨の身に鞭を打っていた。が、天狗廻状という投書によって先回りした新撰組に、いつも獲物を奪われていた。天狗の名前があることから、鞍馬天狗が疑われるが、彼には全く知らないことであった...
「鞍馬天狗・一騎討ち」[シリーズ第31作]
1952年 東映京都 モノクロ作品
監督:萩原 遼
原作:大佛次郎
脚本:民門敏雄
撮影:河崎喜久三
出演:嵐寛寿郎、宮城千賀子、中村是好、金澤ヨシヒロ、生方 功、香川良介、河津清三郎、清川荘司、他
 薩長連合への動きが加速する中、ニセ天狗が梅小路卿を誘拐するという事件が起こる。そしてニセ天狗は大金を要求してきた...
「鞍馬天狗・青銅鬼」[シリーズ第32作]
1953年 72分 新東宝 モノクロ作品
監督:並木鏡太郎
原作:大佛次郎
脚本:高橋 博
撮影:平野好美
音楽:西 梧郎
出演:嵐寛寿郎、宮城千賀子、大河内伝次郎、相馬千恵子、宮川玲子、渡辺 篤、高島 稔、高田 稔、江川宇禮雄、清川荘司、大友柳太朗、他
 薩長連合の流れの中で紀州に連れ去られた倒幕派の白河卿を巡って、新選組の近藤や天狗、幕府方の高刀主膳や女隠密、謎の青銅鬼一味が入り乱れての攻防が展開するアクションが見所の一編である。
「鞍馬天狗・疾風雲母坂」[シリーズ第33作]
1953年 東映京都 モノクロ作品
監督:萩原 遼
原作:大佛次郎
脚本:小川 正、丸根賛太郎、鏡 二郎
撮影:川崎喜久三
音楽:西 梧郎
出演:嵐寛寿郎、宮城千賀子、喜多川千鶴、三島雅夫、高田 稔、渡辺 篤、原 健作、薄田研二、他
 新選組とを結ぶ裏切り者によって、火薬研究家の志士が殺され、彼が研究開発した火薬が奪われてしまうが...
「鞍馬天狗と勝海舟」[シリーズ第34作]
1953年 73分 新東宝 モノクロ作品
監督:池田富保
原作:大佛次郎
脚本:高橋 博
撮影:河崎喜久三
美術:鈴木孝俊
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、早川雪洲、三浦光子、岡 譲二、丹下キヨ子、杉山昌三九、中村是好、かつら五郎、紫富士子、瀬川路三郎、鳥羽陽之助、寺島 貢、他
 (準備中)
「危うし!鞍馬天狗」[シリーズ第35作]
1953年 東映京都 モノクロ作品
監督:萩原 遼
原作:大佛次郎
脚本:加藤 泰
撮影:杉田正二
音楽:西 梧郎
出演:嵐寛寿郎、宮城千賀子、岡 譲二、かつら五郎、杉 狂児、近衛十四郎、三島雅夫、岡 譲二、吉田義夫、他
 (準備中)
「逆襲!鞍馬天狗」[シリーズ第36作]
1953年 東映京都 モノクロ作品
監督:萩原 遼
原作:大佛次郎
脚本:加藤 泰
撮影:杉田正二
音楽:高橋 半
出演:嵐寛寿郎、宮城千賀子、かつら五郎、岡 譲二、杉 狂児、三島雅夫、香川良介、吉田義夫、他
 (準備中)
「鞍馬天狗斬込む」[シリーズ第37作]
1954年 宝塚映画・東宝 モノクロ作品
監督:安達伸生
原作:大佛次郎
脚本:安達伸生
撮影:武田千吉郎
美術:西 七郎
音楽:渡辺浦人
出演:嵐寛寿郎、新珠三千代、市川段四郎、小堀明男、沢村国太郎、堀尾伍郎、中村是好、嵐三右衛門、小林重四郎、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・疾風八百八町」[シリーズ第38作]
1954年 91分 宝塚映画・東宝 モノクロ作品
監督:志村敏夫
原作:大佛次郎
脚本:松浦健郎
撮影:栗林 実
美術:西 七郎
音楽:山田貴四郎
出演:嵐寛寿郎、月形龍之介、岡 譲二、南 悠子、沼田曜一、寺島雄作、本松一成、江川宇禮雄、鳳八千代、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・御用盗異変」[シリーズ第39作]
1955年 宝塚映画・東宝 モノクロ作品
監督:並木鏡太郎
原作:大佛次郎
脚本:鏡 二郎
撮影:岡崎宏三
美術:河西三郎
音楽:渡辺浦人
出演:嵐寛寿郎、扇 千景、沖諒太郎、平田昭彦、雅 章子、佐々木孝丸、神代 錦、上田 寛、松島トモ子、山形 勲、荒木 忍、他
 (準備中)
「疾風!鞍馬天狗」[シリーズ第40作]
1956年 87分 宝塚映画・東宝 モノクロ作品
監督:並木鏡太郎
原作:大佛次郎
脚本:松浦健郎、大和久守正
撮影:岡崎宏三
美術:加藤雅俊
音楽:万城目正
出演:嵐寛寿郎、松島トモ子、扇 千景、北川町子、大河内伝次郎、上田吉二郎、他
 本作の後、嵐寛寿郎が新東宝に移ったことによって、彼による「鞍馬天狗」シリーズは幕を閉じることになり、最終作となった。(後に別の俳優さんによって製作されてはいますが...)
 幕末の京都。嵯峨面をかぶった暗殺集団・謎の古寺の怪僧や新撰組が大暴れをしていた。そこに正義の剣士・鞍馬天狗が立ち向かって行く...

島田正吾シリーズ

「鞍馬天狗・青面夜叉」
1953年 松竹京都
監督:野村芳太郎
原作:大佛次郎
脚本:鈴木兵吾
撮影:竹野治夫
音楽:木下忠司
出演:島田正吾、辰巳柳太郎、月丘夢路、嵯峨美智子、三井弘次、他
 (準備中)

小堀明男シリーズ

「鞍馬天狗・天狗出現」
1954年 東宝
監督:青柳信雄
原作:大佛次郎
脚本:
出演:小堀明男、岡田茉莉子、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・東寺の決闘」
1954年 東宝
監督:青柳信雄
原作:大佛次郎
脚本:
出演:小堀明男、藤間 紫、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・夕立の武士」
1955年 東宝
監督:杉江敏男
原作:大佛次郎
脚本:
出演:小堀明男、北川町子、他
 (準備中)

東千代之介シリーズ

東千代之介さんが'00-11-09に亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。

「鞍馬天狗・白馬の密使」
1956年 東映
監督:内出好吉
原作:大佛次郎
脚本:
出演:東千代之介、喜多川千鶴、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・角兵衛獅子」
1957年 東映
監督:河野寿一
原作:大佛次郎
脚本:
出演:東千代之介、丘さとみ、他
 (準備中)
「鞍馬天狗・御用盗異聞」
1957年 東映
監督:河野寿一
原作:大佛次郎
脚本:
出演:東千代之介、千原しのぶ、他
 (準備中)
「鞍馬天狗」
1959年 東映
監督:マキノ雅弘
原作:大佛次郎
脚本:
出演:東千代之介、丘さとみ、他
 (準備中)

市川雷蔵シリーズ

「新・鞍馬天狗」
1965年 78分 大映京都
監督:安田公義
原作:大佛次郎
脚本:相楽準三、浅井昭三郎
撮影:森田富士郎
美術:加藤 茂
音楽:斎藤 一
出演:市川雷蔵、中村玉緒、中村竹弥、藤巻 潤、藤原礼子、他
 市川雷蔵が鞍馬天狗に扮した第一作である。倒幕の志士を助ける鞍馬天狗の活躍と、密かな恋が絡む秀作である。
 長州藩士を助けるためにある新撰組の隊士を斬った天狗。斬られた隊士の姉は、弟が典膳によって殺されたことを知らずに密かに彼のことを愛していた...
「新・鞍馬天狗・五条坂の決闘」
1965年 80分 大映京都
監督:黒田義之
原作:大佛次郎
脚本:八尋不二
撮影:武田千吉郎
美術:西岡善信
音楽:高橋 半
出演:市川雷蔵、万里昌代、山本 学、芦屋雁之助、芦屋小雁、五味龍太郎、伊達三郎、清村耕次、二宮秀樹、須賀不二男、杉山昌三九、原聖四郎、沖 時男、南部彰三、他
 雷蔵による「鞍馬天狗」シリーズの第二作である。
 勤皇の志士たちの暗殺を謀る山嶽党の頭領は所司代の同心であった。彼は老人に化けて志士たちの暗殺を行っていた。一方、鞍馬天狗は、勤皇の志士たちを守るべく、山嶽党一味に潜入するが...

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