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Greta Garbo's WORLD
[Last update:08-02-21]

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Greta Garbo:1905-09-18 スウェーデン・ストックホルム生まれ。[1990-04-15没]
トーキーが登場する以前から活躍していた北欧出身の大女優である。女優としての活動期は、第一次大戦と第二次大戦とのちょうど間の時期であり、1941年に「奥様は顔が二つ」を最後にして36才の若さで引退した。何度か復帰の噂もあったが、結局、復帰することなくニューヨークで余生を送っていて、1990年に亡くなった。

作品解説

「イェスタ・ベルリングの伝説」GOSTA BERLINGS SAGA
1924年 90分 スウェーデン モノクロ作品
監督:マウリツ・スティルレル
原作:セルマ・ラーゲルレーフ
脚本:マウリツ・スティルレル、ラグナール・ヒルテン・カバリス
撮影:ユリウス・イェンゾン、カール・アクセル・セーダーストレム
美術:ラグナール・ブラッテン、エーリク・イェルケン、ビルヘルム・ブリーデ
出演:ラッシュ・ハンソン、グレタ・ガルボ、イェルダ・ルンドクビスト、ヒルダ・フォルスルンド、オットー・エールイ・ルンドベールイ、シクステン・マネメルフェルト、他
 ガルボが初めてその名で銀幕に登場した無声(当然モノクロ作品)映画である。で、この作品によって見出されて、彼女はスター女優へとなっていくのである。また、M.スティルレル監督の代表作でもある。
 19世紀末のスウェーデンのベルムランド地方。この地で牧師を辞して無為の生活を送るイェスタ・ベルリング青年を軸に、富裕階級の女性たちや男性たちの愛憎渦巻く人間模様を描いた文芸大作である。
「喜びなき街」DIE FREUDLOSE GASSE
1925年 74分 ドイツ モノクロ作品
監督:G・W・パプスト
脚本:ビリー・ハース
撮影:グイド・ゼーバー、クルト・エールテル
美術:ハンス・ソニエ、オットー・エルドマン
出演:グレタ・ガルボ、アスタ・ニールセン、ヴェルナー・クラウス、マレーネ・ディートリヒ、ヴァレスカ・ゲルト、アグネス・エステルハイジ、アイナー・ハンソン、グリゴリ・クマーラ、他
 寒風吹きすさぶ中、食料を求めて列をなす人々と、豪華なパーティーを毎晩開く戦争成金たちの姿を対比させるリアリズム映像が目を引く作品である。
 第一次大戦後の猛烈なインフレ状態のウィーン。株の暴落によって一夜にして全財産を失った父のために、戦争成金の男の愛人にさせられそうになった娘は危ないところをアメリカ赤十字の士官に救われるが...
「イバニエズの激流」THE TORRNET脱線メモへ
1926年 120分 アメリカ モノクロ作品
監督:モンタ・ベル
原作:ヴィンセンテ・ブラスコ・イバネス 脚本:ドロシー・ファーナム
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:リカルド・コルテス、グレタ・ガルボ、ゲルトルード・オルムステッド、エドワード・コネリー、ルシアン・リトルフィールド、マーサ・マトックス、ルーシー・ボーモント、タリー・マーシャル、マック・スウェイン、アーサー・エドマンド・ケリー、リリアン・レイトン、他
 ガルボのアメリカでの最初の(主演)作品で、彼女の美しさが随所に見られる作品である。
 幼友達との愛を育みながらも息子を溺愛する母親によって引き裂かれていくレオノーラとラファエル。失意から故郷の村を去ったレオノーラは、パリに出て、やがて歌姫になるが...
「明眸(む)罪あり」THE TEMPTRESS
1926年 117分 アメリカ
監督:フレッド・ニブロ
原作:ヴィセンテ・ブラスコ・イバニェス
脚本:ドロシー・ファーナム
撮影:ガエタノ・ゴーディオ、ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、アントニオ・モレノ、ロイ・ダルシー、マーク・マクダーモット、ライオネル・バリモア、ヴァージニア・ブラウン・フェアー、ロバート・アンダーソン、他
 (準備中)
「肉体と悪魔」FLESH AND THE DEVIL
1927年 93分 アメリカ モノクロ作品
監督:クラレンス・ブラウン
原作:ヘルマン・ズーデルマル
脚本:ベンジャミン・F・クレーザー
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
美術:セドリック・ギボンズ、フレデリック・ホープ
出演:ジョン・ギルバート、グレタ・ガルボ、ラース・ハンソン、バーバラ・ケント、ウィリアム・オーラモンド、ジョージ・フォーセット、マーク・マクダーモット、他
 原作は、ドイツの作家・H.ズーデルマンの「消えぬ過去」であり、当時22歳だったガルボが目映いばかりにオーラを放っている作品である。また、無声映画時代のハリウッド映画で最高の美男美女カップルとして名を馳せたJ.ギルバートとガルボの初共演作(MGM)でもある。
 美しき令嬢・フェリチタスをめぐって二人の男が争うが、彼女の不実をしって、彼らが友情を取り戻すまでを描いている。
「アンナ・カレニナ」ANNA KARENINA
1927年 96分 アメリカ モノクロ作品
監督:エドマンド・グールディング
原作:レフ・トルストイ
脚本:フランセス・マリオン
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、ジョン・ギルバート、ジョージ・フォーセット、エミリー・フィッツロイ、ブランドン・ハースト、フィリップ・ド・レーシィ、他
 ロシアの文豪・トルストイの代表作の初めての映画化作品である。尚、本作から8年後にも、ガルボ主演でリメイクされている。
「女の秘密」THE MYSTERIOUS LADY
1928年 99分 アメリカ
監督:フレッド・ニブロ
脚本:ベス・メレディス
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、アルバート・ポレット、リチャード・アレクサンダー、エドワード・コネリー、コンラッド・ネイジェル、グスタフ・フォン・セイファーティッツ、他
 (準備中)
「恋多き女」A WOMAN OF AFFAIRS
1928年 96分 アメリカ モノクロ作品
監督:クラレンス・ブラウン
原作:マイケル・アーレン 脚本:ベス・メレディス
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
美術:セドリック・ギボンズ
音楽:ウィリアム・アクスト、デヴィッド・メンドーサ
出演:グレタ・ガルボ、ルイス・ストーン、ジョン・ギルバート、ダグラス・フェアバンクス・Jr.、アニタ・フレモールト、ジョン・マック・ブラウン、ホバート・ボズワース、ドロシー・セバスチャン、他
 上流社会を舞台に描いた悲恋のメロドラマであり、J.ギルバートとガルボの美男美女が共演している。
 結婚を誓い合ったダイアナとネヴィルであったが、ネヴィルの父の猛反対にあい、二人は仲を引き裂かれてしまう。やがてダイアナは他の男と結婚するのだが...
「野生の蘭」WILD ORCHIDS
1929年 102分 アメリカ
監督:シドニー・A・フランクリン
原作:ジョン・コルトン
脚本:ハンス・クレイリー、リチャード・スカイアー
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、ルイス・ストーン、ニルス・アスター、他
 (準備中)
「船出の朝」
1929年 アメリカ
監督:
出演:グレタ・ガルボ、他
 (準備中)
「接吻」THE KISS
1929年 64分 アメリカ
監督:ジャック・フェデー
音楽:ウィリアム・アクスト
出演:グレタ・ガルボ、コンラッド・ネイジェル、アンダース・ランドルフ、リュー・エアーズ、他
 (準備中)
「アンナ・クリスティ」ANNA CHRISTIE
1930年 89分 アメリカ モノクロ作品
監督:クラレンス・ブラウン
原作:クラレンス・ブラウン、ユージン・オニール
脚本:フランセス・マリオン
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、チャールズ・ピックフォード、マリー・ドレスラー、リー・フェルプス、ジョージ・F・マリオン、他
 本作品は、ガルボのトーキー第一作である。内容はラブ・ストーリーである。
 娼婦の生活に疲れたアンナは、休養を取るために父の元に向かった。そして、ある日、アンナは父と一緒に、海で溺れかけていた水夫・マットを助けた。純朴でたくましいマットとアンナは恋に落ちるが、マットがアンナの過去を知ると激怒して彼女のもとを去ってしまう。が、やがて全てを許したマットはアンナの元に戻り、二人の新しい生活が始まる...
「ロマンス」ROMANCE
1930年 76分 アメリカ
監督:クラレンス・ブラウン
脚本:エドウィン・ジャスタス・メイヤー、ベス・メレディス
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、ギャヴィン・ゴードン、ルイス・ストーン、ヘンリー・アーメッタ、クララ・ブランディック、マチルド・コモン、エリオット・ニュージェント、他
 (準備中)
「インスピレーション」INSPIRATION
1931年 74分 アメリカ
監督:クラレンス・ブラウン
脚本:ジーン・マーキー
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、ロバート・モンゴメリー、ルイス・ストーン、マージョリー・ランボー、ジュディス・ヴォセーリ、ベリル・マーサー、ジョン・ミルジャン、他
 (準備中)
「スザン・レノックス」SUSAN LENOX HER FALL AND RISE
1931年 77分 アメリカ
監督:ロバート・Z・レオナード
原作:デイヴィッド・グラハム・フィリップス
撮影:ウィリアム・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、クラーク・ゲーブル、ジーン・ハーショルト、ジョン・ミルジャン、アラン・ヘイル、ヘール・ハミルトン、ヒンダ・ヴォーン、ラッセル・シンプソン、セシル・カミンガム、アイアン・キース、他
 「風と共に去りぬ」で有名なC.ゲーブルとガルボが競演した恋愛ドラマ。叔父との農場生活に嫌気がさして家出をしたヘルガは建築技師のロドニーと恋に落ちる。しかし叔父に連れ戻されてしまう。再び逃げ出したヘルガは男から男へと渡り歩いて、ついに裕福な男の妾となり、スザン・レノックスと名乗るようになる。やがてロドニーと再会したヘルガであったが、ロドニーは彼女に絶望して去る。その時ヘルガは真実の愛に気が付くが...
「マタ・ハリ」MATA HARI
1931年 89分 アメリカ モノクロ作品
監督:ジョージ・フィッツモリス
脚本:ベンジャミン・グレーザー、レオ・ビリンスキー、ドリス・アンダーソン、ギルバート・エメリー
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、レイモン・ナバロ、ルイス・ストーン、ライオネル・バリモア、C・ヘンリー・ゴードン、カレン・モーリー、ブランチ・フリードリヒ、ドリス・アンダースン、アレック・B・フランシス、エドモンド・ブリーズ、ヘレン・ジェローム・エディ、ミシャ・オウア、他
 スパイ作品に仮託したメロ・ドラマで、名作との評判が高い作品である。また、そこがガルボの主演作品らしいところであり、ガルボの美貌が際だっている。
 舞台は第一次大戦下のパリ。ドイツの女スパイは秘密文書を手に入れるために、ロシア軍(=敵軍)将校に近づくが、そんな二人は禁じられた恋に落ちてしまう。その様をスリリングに描いている作品である。
「グランド・ホテル」GRAND HOTEL
1932年 113分 アメリカ モノクロ作品
監督:エドムング・グールディング
原作:ヴィッキ・バウム
脚本:ウィリアム・A・ドレイク
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
美術:セドリック・ギボンズ
出演:グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア、ジョーン・クロフォード、ウォーレス・ビアリー、ライオネル・バリモア、他
 アカデミー作品賞を受賞した作品で、アメリカで舞台化した戯曲を映画化した作品である。また、「グランド・ホテル形式」の語源になった作品で、その意味は、限られた時間と場所に様々な人々を登場させる作劇法のことである。本作にはMGMの当時の5大スターの共演が話題を呼んだ豪華な作品でもある。
 人気が凋落して無気力になったロシアのバレリーナ、男爵と称しているが実は盗賊の男、生きるためならなんでもする女性速記者、事業が危機に瀕している実業家、健康を害していてこの夜の名残に贅沢をしに来た男の5人が、ベルリンのグランド・ホテルで一日半のうちに様々な人生模様を繰り広げる...
「お気に召すまま」AS YOU DESIRE ME
1932年 71分 アメリカ
監督:ジョージ・フィッツモーリス
原作:ルイジ・ピランデッロ
脚本:ジーン・マーキー
撮影:ウィリアム・ダニエルズ
出演:グレタ・ガルボ、メルヴィン・ダグラス、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、オーエン・ムーア、ヘッダ・ホッパー、ラファエラ・オッティアノ、ウォーバートン・コンティ、ウィリアム・リシャルディ、他
 イタリアの文豪L.ピランデッロの戯曲を元にしたラブ・ストーリー。戦争で行方不明になった伯爵の妻とそっくりの容貌を持つ歌手のザラ。周囲の思惑を乗り越えてザラが伯爵と真実の愛に目覚めていくさまを綴っている。
「クリスチナ女王」QUEEN CHRISTINA
1933年 98分 アメリカ モノクロ作品
監督:ルーベン・マムーリアン
脚本:ザルカ・フィアテル、S・N・ベアマン
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
音楽:ハーバート・ストサート
出演:グレタ・ガルボ、ジョン・ギルバート、イアン・キース、ルイス・ストーン、C・オーブリー・スミス、グスタフ・フォン・セイファーティッツ、レジナルド・オーウェン、エリザベス・ヤング、他
 ガルボのキャラクターに最も近いとして評判になった作品である。
 スウェーデンの女王・クリスチナは、城を抜け出しては男装して旅をするのが好きな、自由奔放な性格の持ち主であった。ある日、とある村の宿で彼女を女性とは知らずに相部屋になった若きスペイン大使と彼女は恋に落ちる。女王の地位を捨てて彼と共に旅に出ようと決心したクリスチナであったが、彼女の王位を狙う大臣の手によって、スペイン大使は殺されてしまう。最愛の恋人を失ったクリスチナは復讐のために大臣一味に立ち向かって行く...
「彩られし女性」THE PAINTED DEVIL
1934年 83分 アメリカ
監督:リチャード・ボレスラウスキー
原作:サマセット・モーム
脚本:ジョン・ミーハン、ザルカ・フィアテル、エディス・フィッツジェラルド
撮影:ウィリアム・ダニエルズ
美術:セドリック・ギボンズ
音楽:ハーバート・ストサート
出演:グレタ・ガルボ、ハーバート・マーシャル、ジョージ・ブレント、ワーナー・オーランド、ジーン・ハーショルト、ビューラ・ボンディ、キャサリン・アレクサンダー、セシリア・パーカー、ソー・ヨング、フォーレスター・ハーヴェイ、ウォルター・ブレナン、他
 メロドラマ。伝染病を研究する夫と共に香港にやってきたカトリン。夫は研究一筋で家を空けることも多く、見知らぬ土地で一人寂しさを感じていたカトリンは、イギリス人クラブで偶然に知り合った外交官と恋に落ちてしまい、そのことが夫の耳にも入るが...
「アンナ・カレニナ」ANNA KARENINA
1935年 93分 アメリカ モノクロ作品
監督:クラレンス・ブラウン
原作:レフ・トルストイ
脚本:クレメンス・ダン、サルカ・ベルテル、S・N・ベアマン
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
音楽:ハーバート・ストサート
出演:グレタ・ガルボ、フレデリック・マーチ、フレディ・バーソロミュー、モーリン・オサリヴァン、ベイジル・ラスボーン、メイ・ロブソン、レジナルド・オーウェン、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、他
 1927年にガルボ主演で製作された作品の2度目の映画化であり、今度もガルボが主演を務めている。この後、本作は何度か再映画化されていることでも有名である。
 近衛連隊の青年将校ウロンスキーは、友人の妹・アンナ・カレニナを紹介されて、あまりの美しさに呆然とする。彼女が人妻であることも忘れて、熱き心を打ち明ける。最初はたじろいで彼から逃げようとしたアンナも、いつしか心を動かされ、醜聞も恐れずに彼の胸に飛び込むようになる...
「椿姫」CAMILLE
1937年 109分 アメリカ モノクロ作品
監督:ジョージ・キューカー
原作:アレクサンドル・デュマ
脚本:ゾー・エイキンス、フランシス・マリオン、ジェームズ・ヒルトン
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ、カール・フロイント
音楽:ハーバート・ストザート
出演:グレタ・ガルボ、ロバート・テイラー、ライオネル・バリモア、エリザベス・アラン、ジェシー・ラルフ、ヘンリー・ダニエル、レノーア・ウルリック、ローラ・ホープ・クルーズ、レックス・オマリー、ラッセル・ハーディ、E・E・クライヴ、ダグラス・ウォルトン、フリッツ・ライバー・Jr.、他
 何度も映画化されているデュマ原作の悲恋の名作を名匠・G.キューカーとガルボが組んで製作された作品である。また、ガルボの代表作と言っても過言ではない名作であり、当時の大スターとの共演も見物である。
 パリの社交界の高級娼婦・マルグリットと、純情青年で法律を学ぶ学生であるアルマンの愛の物語で、前途のあるアルマンのために身を引いたマルグリットは寂しい死を迎えることになる...
「征服」CONQUEST(MARIE WALEWSKA)
1937年 84分 アメリカ
監督:クラレンス・ブラウン
原作:ワオロー・ガシロロウスキー
脚本:サミュエル・ホッフェンスタイン、サルカ・ヴィアテル、S・N・バーマン
撮影:カール・フロイント
音楽:ハーバート・ストサート
出演:グレタ・ガルボ、シャルル・ボワイエ、レジナード・オーエン、アラン・マーシャル、ヘンリー・スティーヴンソン、リーフ・エリクソン、デイム・メイ・ウィッティ、ヘンリー・ブランドン、他
 ガルボと言えば「メロ・ドラマ」というイメージがあるが、本作は、皇帝ナポレオンと、夫と離婚して陰の女となったポーランドのワレウスカ元伯爵夫人との悲恋を描いたメロ・ドラマである。
「ニノチカ」NINOTCHKA
1939年 110分 アメリカ モノクロ作品
監督:エルンスト・ルビッチ
脚本:ビリー・ワイルダー、チャールズ・ブラケット、ウォルター・ライシュ
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
音楽:ワーナー・R・ハイマン
出演:グレタ・ガルボ、メルヴィン・ダグラス、アイナ・クレアー、ヴェラ・ルゴシ、シグ・ルーマン、他
 シリアスなメロ・ドラマ中心であったガルボがソフィスティケイテッド・コメディに挑んだ作品で、大変な話題になった作品である。また、本作をブロードウェイ・ミュージカルとした作品の映画版が「絹の靴下」(1959年)である。
 ソ連の商務局の3人が貴族夫人から没収した宝石を売るためにパリにやってきたが、夫人の代理人・レオンのペースにはめられてうまくいかない。そこで、バリバリの共産党員の女性(ガルボ)を送り込んだが、彼女はレオンとの恋に落ちてしまう...
「奥様は顔が二つ」TWO-FACED WOMAN
1941年 94分 アメリカ
監督:ジョージ・キューカー
原案:ルドヴィグ・ブルダ
脚本:S・N・バーマン、サルカ・ヴィアテル、ジョージ・オッペンハイマー
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
音楽:ブロニスラウ・ケイパー
出演:グレタ・ガルボ、メルヴィン・ダグラス、コンスタンス・ベネット、ローランド・ヤング、ロバート・スターリング、ルース・ゴードン、フランセス・カーソン、グロリア・デ・ヘイヴン、他
 (準備中)

その他の作品は近日追加します。


脱線メモ

「イバニエスの激流」作品解説へ
 タイトルにあるイバニエス(イバニエズとする資料もあり)とは、原作者ヴィンセンテ・ブラスコ・イバネスのこと。原作者をタイトルに冠することは、日本の2時間TVムービーで多く見られる。以前、夏樹静子原作の『足の裏』を原作としたサスペンスドラマが、「夏樹静子の足の裏」として放映されていた。一瞬、どんな作品かと思ったものだが、それはどうでもいい話。
 また、タイトルの"激流"にある通り、ダム決壊による大洪水が後半の見せ場となるが、さすがに製作年度(1926年)が古いだけあって、押し寄せる大量の水と逃げるボートの描写など二重露光による単純な合成であることが、見ていて分かってしまうが、当時の技術と機材では精一杯のものであったことは想像に難くない。本格的なダム決壊シーンは「ナバロンの嵐」「スーパーマン」(共に1978年)まで待たねばならない。
 本作と同様スペインの文豪イバネスの作品を映画化した作品に「黙示録の四騎士」(1921年)がある。監督レックス・イングラム、主演ルドルフ・ ヴァレンチノによる第1次大戦を描いた大作。タイトルの4騎士とは、ヨハネの黙示録から来ており、白い馬に跨る「征服」、赤い馬に跨る「戦い」、黒い馬に跨る「飢饉」、灰色の馬に跨る「死」の4騎士、つまり"戦争による災厄"を示す。第1次大戦から数年後に製作されたこの作品、その後わずか十数年後に次の大戦が起こり、4騎士は世界を駆けることになるのだが、作品のラストからはその予兆のようなものが見えなくもない。そして、不幸なことに現在も世界各地で、4騎士の疾駆は続いている。

その他の作品は近日追加する予定です。


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