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Clint Eastwood's WORLD
[Last update:08-07-08]
Clint Eastwood:1930-05-31 サンフランシスコ生まれ。'51年陸軍に入り、フォード・オード基地勤務の時に訪れた映画ロケ隊の助監督と親しくなり、除隊後演劇の勉強を行う。端役で何本かの映画に出演後、'56年「全鑑発進せよ」で本格的にデビュー。'58年TV「ローハイド」でスターになる。その後、マカロニウエスタンのブームを巻き起こした「荒野の用心棒」'71年の「ダーティハリー」で人気を不動のものとする。'88年、2年間務めたカーメル市長を退任し、新たな活動に入り、俳優、監督として活躍している。'92年、「許されざる者」でアカデミー監督賞を受賞後は俳優というよりも監督としての活躍が多くなっているが、俳優としても精力的に活動を続けている。
「ダーティハリー:DIRTY HARRY」シリーズ
「ダーティハリー」
DIRTY HARRY
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1971年 103分
製作総指揮:ロバート・デーリー
製作・監督:ドン・シーゲル
脚 本:ハリー・ジュリアン・フィンク、R・M・フィンク、ディーン・ライズナー
音 楽:ラロ・シフリン
撮 影:ブルース・サーティーズ
出 演:クリント・イーストウッド、ハリー・ガーディノ、レニー・サントーリ、ジョン・バーノン、アンディ・ロビンソン、他
世界的なマカロニウエスタンのブームを起こしたEastwoodがはみ出し刑事として銀幕に登場した記念すべき第一作。すでに四半世紀も前になるなんて意外でした。本作の後、刑事ドラマとしては多数の作品が作られましたが、そんな中でもハリーは大きな転機となった作品です。
ドン・シーゲル監督はB級アクション映画を専門に撮り続けていたために職人監督というレッテルを張られていたのが、本作によって世界的な映像作家という評価が確立しました。また、Eastwoodも本作でスターの中のスターになりました。
凶悪殺人犯サソリ、彼は冒頭でいきなりビルの屋上で泳ぐ美女の心臓をサイレンサーで打ち抜くのですが、いきなりの恐怖でストーリーに引き込む演出は見事です。その恐怖の殺人犯に挑むのはサンフランシスコ市警きっての凄腕刑事・ハリー・キャラハン(もちろんEastwood)。彼は白昼堂々と銀行を襲撃したグループに対して、ホットドッグを口にしながらマグナム44を撃ち続ける。人々の怒号、悲鳴、絶叫があっても顔色一つ変えずに撃ち続ける姿はプロという言葉では済まされない迫力がありました。
クライマックスでは、スクールバスをジャックしたサソリに対してバスの屋根に飛び移り、廃工場での銃撃戦と執拗に追うハリーの姿にはたまらなくしびれました。
この後、4作が製作された作品ですが、やはり本作のクライマックスの出来が良かったということは忘れてはなりません。しかも、シリーズ中唯一のシーゲル=Eastwoodコンビの作品でもありますので、一度は見ることです。
「ダーティハリー2」
MAGNUM FORCE
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1973年 122分
製作:ロバート・デーリー
監督:テッド・ポスト
脚本:ジョン・ミリアス、マイケル・チミノ
撮影:フランク・スタンレー
音楽:ラロ・シフリン
出演:クリント・イーストウッド、ハル・ホルブルック、デビッド・ソール、ミッチェル・ライアン、ティム・マチソン、他
シリーズ第二弾はサンフランシスコ市警内の過激派警官が相手という警察内部での抗争がテーマとなった作品です。腐敗した警察権力、法律では証拠不十分で釈放される犯罪者たち、確かに制裁を加えてくれる人がいてほしいと思いますが、新任の過激派警官はそんな悪を次々と葬っていく。言ってみると、必殺シリーズの現代・アメリカ版と言ったところでしょうか?(仕事料がないから単なる義賊の方が正しいかも...)
ハリーはもちろんEastwoodが演じていますが、当時43歳だったEastwoodはアクションの面でも冴えていました。そのアクションは、クライマックスのバイクによる追跡劇でも十分に活かされています。
そんなこともあって、前作を上回るヒットを記録した本作は、「ハリー・キャラハン」というキャラクターの人気を決定づけることになりました。また、本作のヒットがあったから、次作以降が製作されることにもなったのは言うまでもありません。
また、本作の第二班監督<は、シリーズ第5作「ダーティハリー5」を監督することになるバディ・バン・ホーンということも見逃せないポイントです。
「ダーティハリー3」
THE ENFORCER
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1976年 97分
製作:ロバート・デーリー
監督:ジェームズ・ファーゴ
脚本:スターリング・シリファント、ディーン・ライズナー
撮影:チャールズ・W・ショート
音楽:ジェリー・フィールディング
出演:クリント・イーストウッド、ハリー・ガーディノ、ブラッドフォード・ディルマン、テイン・デイリー、ジョン・ミッチャム、他
3年ぶりに製作されたシリーズ第三弾は、あのハリーが女性刑事とコンビを組んだことで話題となった作品です。最近のアクションヒーロー作品では女性の活躍が目覚ましく、中には男性顔負けの活躍をするヒロインも登場していますが、本作は20年以上も前の作品であり、女性進出のはしりともなりました。(ただ、ハリーと組んだらどうなるかはお分かりですよね。)
今度の相手はテロリストグループで、彼ら一味の目的はサンフランシスコ市長であった。クライマックスで、市長を誘拐した一味は廃墟となったアルカトラズ刑務所跡に立てこもり、凄まじい銃撃戦が行われます。そこではハリーの顔ともいえるマグナム44なんか目じゃないバズーカ砲までもが登場します。その迫力は圧巻でした。
本作でハリーと組むケート・ムーア警部を演じるのは舞台出身のテイン・デイリーですが、Eastwoodに負けない迫力を持つムーアをしっかりと演じています。こういうところはさすが舞台女優だと感じさせてくれます。
本作は公開されるとすぐに大ヒットを記録し、更に本シリーズは4作目が作られることになりました。
「ダーティハリー4」
SUDDEN IMPACT
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1983年 117分
製作総指揮:フリッツ・メーンズ
製 作:クリント・イーストウッド
監 督:クリント・イーストウッド
脚 本:ジョセフ・C・スチンソン
撮 影:ブルース・サーチース
音 楽:ラロ・シフリン
出 演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、オードリー・J・ニーナン、ポール・ドレーク、パット・ヒングル、他
前作から6年の歳月が流れ、登場したシリーズ第四弾では、Eastwoodが自ら監督も務めました。(監督作品としては本作が10本目ですが、本シリーズでは初めてのことでした。)この後、トップ監督になるEastwoodですが、その片鱗は本作の中にも垣間見ることが出来ます。
サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン警部は相変わらず「ことなかれ主義」の上層部とは対立していた。そんな中、彼が検挙した容疑者が違法捜査ゆえに無罪判決を受けたり、町中で強盗団に遭遇して銃撃戦をすると人質の安全無視が問題になったり、マフィアのボスを脅すと心臓麻痺で死んでしまうなど、市警上層部の頭痛の種であった。そして上司はハリーに謹慎を命じたが、ボスを殺されたマフィアがハリーの命を狙い、またまた上司を悩ませる。そしてリゾート都市へ左遷されることになる。が、そこでもハリーは狙われていた。
公私ともに(当時)Eastwoodの伴侶であるソンドラ・ロックという大物が起用され、周囲にはEastwood映画の常連が集結した本作は、ヒーローとは孤独であり、常に悩みを抱き続ける運命を感じさせてくれる娯楽大作です。
「ダーティハリー5」
THE DEAD POOL
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1988年 92分
製作:デビッド・バルデス
監督:バディ・バン・ホーン
脚本:スチーブ・シャロン
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:ラロ・シフリン
出演:クリント・イーストウッド、パトリシア・クラークソン、
リーアム・ニーソン
、エバン・C・キム、デビッド・ハント、マイケル・カリー、マイケル・グッドウィン、ダーウィン・ギレット、アンソニー・チャルノータ、ジム・キャリー、他
前作から5年、またまたハリー・キャラハンが帰ってきました。とはいうものの、前作からの5年の内、2年間はカーメル市の市長となっていたEastwoodですから、その間のうっぷんを晴らす意味もあって、人気シリーズである本シリーズを選んだのではないでしょうか?ただ、本作では監督はしていません。
賭博の元締を捕らえて一躍ヒーローになったハリーは、刺客の手を凌ぎながら担当した人気ロック歌手殺人事件のおかげで身辺が慌ただしくなった。その事件では、死亡予想リストに名前がある人たちが次々と殺されていることが分かった。しかもハリーの名前も予想リストに載っていた...
本作では、刑事アクション作品では欠かすことの出来ないカーチェイスにメスを入れ、一風変わったカーチェイスが見ることが出来ます。ブラックユーモアとスリル満点のカーチェイス。それは爆弾を搭載したラジコンカーとのチェイスです。(それにしてもラジコンカーって早く走るものなんですねぇ)
また、死ぬことで有名なハリーの相棒刑事は韓国系アメリカ人のエバン・C・キム。「V」での活躍のためなのでしょうか?それとも素晴らしいカンフー・アクションをみせたからでしょうか?彼は重傷は負うものの死ななかったのです。当時は、近い内にシリーズ第六弾が製作され、そこでも彼が活躍するのだろうと思ったものですが、既に10年、新作の話は聞きません。(まだまだ見たいシリーズですが、Eastwoodの年齢を考えると、流石に無理でしょうね〜)
その他の作品
「半魚人の逆襲」
REVENGE OF THE CREATURE
1954年 82分 アメリカ
監督:ジャック・アーノルド
原案:ウィリアム・アランド
脚本:マーティン・バークレイ
撮影:チャールズ・S・ウェルボーン
音楽:ハーマン・スタイン、ジョセフ・ガーシェンソン
出演:ジョン・エイガー、ロリ・ネルソン、ジョン・ブロムフィールド、ロバート・B・ウィリアムズ、デイヴ・ウィルロック、チャールズ・クレイン、クリント・イーストウッド、他
(準備中)
「全艦発進せよ」
AWAY ALL BOATS
1956年 114分 アメリカ
監督:ジョゼフ・ペブニー
原作:ケネス・ドッドスン
脚本:テッド・シャーデマン
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
音楽:フランク・スキナー
出演:ジェフ・チャンドラー、ジョージ・ネイダー、ジュリー・アダムス、レックス・パーカー、リチャード・ブーン、クリント・イーストウッド、他
第二次大戦の太平洋における上陸作戦を扱った小説の映画化作品で、Eastwoodの映画デビュー作。歴戦の勇士であるホークス大佐は上陸用母艦ベリンダ号の艦長に着任する。が、副艦長以下乗組員は殆どが未経験者と言うことで次々と失敗を繰り返す。そんな中、戦線は沖縄へと移り、ベリンダ号は日本軍の特攻隊による攻撃を受けるが...
「最初の女セールスマン」
THE FIRST TRAVELLING SALESLADY
1956年 92分 アメリカ
監督:アーサー・ルービン
脚本:デヴァリー・フリーマン、スティーヴン・ロングストリート
撮影:ウィリアム・スナイダー
音楽:アーヴィング・ガーツ、ハル・レヴィ
出演:ジンジャー・ロジャース、バリー・ネルソン、キャロル・チャニング、デヴィッド・ブライアン、ジェームズ・アーネス、クリント・イーストウッド、他
(準備中)
「底抜け西部へ行く」
PARDNERS
1956年 90分 アメリカ
監督:ノーマン・タウログ
原作:マーヴィン・J・ハウザー
脚本:シドニー・シェルダン
撮影:ダニエル・L・ファップ
音楽:フランク・デ・ヴォール
出演:ディーン・マーティン、ジェリー・ルイス、ロリ・ネルソン、ジャッキー・ローリー、ジョン・バラグレイ、アグネス・ムーアヘッド、ジェフ・モロー、ロン・チェイニー・Jr.、クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、他
(準備中)
「二人の可愛い逃亡者」
ESCAPADE IN JAPAN
1957年 93分 アメリカ
監督:アーサー・ルービン
原作:ウィンストン・ミラー
脚本:ウィンストン・ミラー
撮影:ウィリアム・スナイダー
音楽:マックス・スタイナー
出演:ジョン・プロヴォスト、藤田 進、三宅邦子、中川達郎、キャメロン・ミッチェル、テレサ・ライト、クリント・イーストウッド、他
(準備中)
「壮烈!外人部隊」
LAFAYETTE ESCADRILLE
1958年 92分 アメリカ
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
脚本:A・S・フライシュマン
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:レナード・ローゼンマン
出演:エチカ・シューロー、タブ・ハンター、マルセル・ダリオ、デヴィッド・ジャンセン、クリント・イーストウッド、トム・ローリン、他
(準備中)
「荒野の用心棒」
PER UN PUGNO DI DOLLARI
1964年 97分 イタリア・西ドイツ・スペイン
監督:セルジオ・レオーネ
原作:黒澤 明、菊島隆三
脚本:ドゥチオ・テッサリ、ヴィクトル・A・カテナ、ジェイム・コマス
撮影:ジャック・ダルマス
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マリアンヌ・ユーチ、マリアンネ・コッホ、ヨゼフ・エッガー、マルガリータ・ロサーノ、他
一世を風靡したマカロニ・ウエスタン。そのブームのきっかけとなった本作は、キャリアはそこそこあったものの、当時はまだスターとしては疑問符がついたEASTWOODを主役にして、一気にスターダムにのし上がりました。
最近は西部劇というジャンルの作品がほとんど無くなってしまい、残念に思えます。本作は、黒澤明監督の
「用心棒」
を翻案した作品ということでも有名です。「用心棒」と共に続けてご覧になってみて下さい。
また、誰もが一度は耳にしたことがあるエンニオ・モリコーネの音楽がとても印象的です。そして、セルジオ監督(こう書くと、なんかサッカーの監督のような感じがしますが、ここで言うのはもちろんレオーネ監督のことです。)とEASTWOOD、モリコーネのトリオは「夕陽のガンマン」を完成させることになります。
「夕陽のガンマン」
FOR A FEW DOLLARS MORE
1965年 134分 イタリア
監督:セルジオ・レオーネ
原作:セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ
撮影:マッシモ・ダラマーノ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クリント・イーストウッド、リー・バン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ、クラウス・キンスキー、ヨゼフ・エッガー、ローズマリー・デクスター、他
「荒野の用心棒」で世界的にマカロニ・ウエスタンのブームを巻き起こしたレオーネ・Eastwoodのコンビは、その勢いに乗ってまたまた大ヒット作を生み出しました。そが本作「夕陽のガンマン」です。今では年間に製作される本数も僅かとなってしまった「西部劇」ですが、当時は大量に製作されていたものです。(大作をはじめ、B級、C級作品まで含めると、一体どれぐらいの数になったものでしょうか?)
口笛がとても印象的なモリコーネの音楽は、誰もが一度は吹いたことがあるのではないでしょうか。それほど印象的な名曲です。また、EASTWOODのガンマン姿も印象的で、男臭さを漂わせながら、賞金稼ぎのガンマンを見事に演じています。
西部劇の新作が製作されない今だからこそ、本作のような名作にふれてみて、たっぷりとその素晴らしい世界を堪能して下さい。
「続・夕陽のガンマン」
IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO
1966年 162分 イタリア
監督:セルジオ・レオーネ
原作:セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クリント・イーストウッド、イーライ・ウォラック、リー・ヴァン・クリーフ、チェロ・アロンゾ、マリオ・ブレガ、ルイジ・ピスティッリ、他
マカロニ・ウエスタンというと、EASTWOODとジュリアーノ・ジェンマという名前が浮かびますが、本作はレオーネ監督と音楽のモリコーネ、更にEASTWOODという黄金トリオが放ったマカロニ・ウエスタンの傑作として有名な作品です。「夕陽のガンマン」も有名ですが、本作の方がより有名なので、ストーリーもご存じの方が多いのではないでしょうか。(盗まれた金貨をめぐる男たちの戦いを見事に描いています。)
多数のマカロニ・ウエスタンがある中で、本作はその頂点を極めたとも言える傑作ですので、ご覧になって下さい。(本作は時間的にも長いので、TV放送される時は大幅なカットが行われているので、ビデオで見るようにしましょう!!)
「華やかな魔女たち」
LE STREGHE
1967年 111分 イタリア
監督:ルキノ・ヴィスコンティ、マウロ・ボロニーニ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、フランコ・ロッシ、ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本:ジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ、チェザーレ・ザヴァッティーニ、アージェ・スカルペッリ、ベルナルディーノ・ザッポーニ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ファビオ・カルピ、エンツィオ・ムッツィ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:エンニオ・モリコーネ、ピエロ・ピッチオーニ
出演:シルヴァーナ・マンガーノ、クリント・イーストウッド、トト、アニー・ジラルド、アルベルト・ソルディ、ヘルムート・バーガー、ラウラ・ベッティ、マリル・トロ、他
イタリアの一流監督が集合して、「魔女」を題材とした短編が5編あつまったオムニバス映画である。シルヴァーナ・マンガーノが全5編を通して魔女役を演じている。
当時は、マカロニ・ウエスタンでスターとなっていたEastwoodであるが、本国アメリカに戻る前の作品であり、彼の時代がやってくるのはこれから後のことである。イタリア時代の彼を知る上では貴重な一本である。
「荒鷲の要塞」
WHERE EAGLES DARE
1968年 157分 アメリカ・イギリス
監督:ブライアン・G・ハットン
原作:アリステア・マクリーン
脚本:アリステア・マクリーン
撮影:アーサー・イベットソン、H・A・R・トンプソン
音楽:ロン・グッドウィン
出演:リチャード・バートン、クリント・イーストウッド、メアリー・ユーア、マイケル・ホーダーン、ロバート・ビーティ、アントン・ディフリング、イングリッド・ピット、他
マカロニ・ウエスタンでスターとなったEASTWOODが母国アメリカに凱旋したという作品が本作で、リチャード・バートンとの競演で話題となった作品です。
第二次大戦中、「鷲の城」と呼ばれた難攻不落のドイツ軍要塞に囚われた米軍将軍を救出するために、イギリス情報部(007・James Bondが所属する所ですぞ)と米軍特殊部隊の精鋭チームが作戦を開始した。が、その情報はスパイを割り出すために意図的に漏洩されていたのであった。精鋭チームといえども情報が漏れていたら、そう簡単に任務を果たすことが出来ず、危機また危機の連続アクション作品です。
「マンハッタン無宿」
COOGAN'S BLUFF
1968年 93分 アメリカ
監督:ドナルド・シーゲル
脚本:ハーマン・ミラー、ディーン・ライズナー、ハワード・ロッドマン
撮影:バッド・サッカレー
音楽:ラロ・シフリン
出演:クリント・イーストウッド、リー・J・コップ、スーザン・クラーク、ドン・ストラウド、ベティ・フィールド、ティシャ・スターリング、トム・テューリー、メロディ・ジョンソン、ジェームズ・エドワーズ、シーモア・カッセル、他
マカロニ・ウエスタンで西部劇のスターとなったEastwoodが母国アメリカに凱旋して製作された西部劇である本作は、彼の魅力が満載の作品です。元々、西部劇というのはアメリカの開拓時代を描いた物語(アメリカの時代劇といえる)ですから、本国アメリカで製作されて当然のものです。そこに、同系列の作品群でスターとなったEastwoodが主役ということで、見ごたえのある作品となっています。しかし、同じ西部劇と言っても、アメリカ作品と、イタリア製のマカロニ・ウエスタンとでは、何処となく違いを感じていましたので、本作によってその見えない壁が崩されたのだと思います。この後アメリカでは秀作ウエスタンが何本か製作されますが、イタリアン・テイストをのみこんだ本作がそのきっかけになっています。(一方、マカロニの方は、この後次第に衰退していくのですが...)
「奴らを高く吊るせ!」
HANG'EM HIGH
1968年 114分 アメリカ
監督:テッド・ポスト
脚本:レナード・フリーマン
撮影:リチャード・H・クライン
音楽:ドミニク・フロンティア
出演:クリント・イーストウッド、インガー・スティーブンス、エド・ベグリー、ジェームズ・マッカーサー、ベン・ジョンソン、パット・ヒングル、デニス・ホッパー、ブルース・ダーン、他
アメリカに凱旋帰国したEastwoodが、マカロニ・ウエスタン調の西部劇の主役を務めた作品。乗りはイタリア時代と同じである。が、アメリカでも自身の存在感を十分にアピールしたEastwoodであった。
1889年のオクラホマ、無実の罪で無法者たちから私刑を受けた男が、復讐のために無法者たちを皆殺しにしていこうとする...
「ペンチャー・ワゴン」
PAINT YOUR WAGON
1969年 161分 アメリカ
監督:ジョシュア・ローガン
脚本:アラン・J・ラーナー
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
音楽:ネルソン・リドル、フレディック・ロウ
出演:リー・マーヴィン、クリント・イーストウッド、ジーン・セバーグ、ハーブ・プレスネル、レイ・ウォルストン、トム・リゴン、アラン・バクスター、ポーラ・トルーマン、ウィリアム・オコンネル、他
ブロードウェイで人気を博したミュージカルの映画化であるが、ウエスタンというところがEastwoodらしい。
ゴールドラッシュでわくある西部の町に一攫千金を夢見てやってきた男たち。ベンは気は短く喧嘩っぱやく大酒飲みだが憎めない男であった。彼のパートナー・ガードナーは二枚目だった。二人は仲良く金を捜していたが、女性のいない生活は味気なくて、妻を持つ男から美人を800ドルで譲り受ける。が、三角関係から町はパニックに...
「戦略大作戦」
KELLY'S HEROES
1970年 144分 アメリカ
監督:ブライアン・G・ハットン
脚本:T・K・マーチン
撮影:ガブリエル・フィゲロア
音楽:ラロ・シフリン
出演:クリント・イーストウッド、テリー・サバラス、ドナルド・サザーランド、ドン・リックルズ、キャロル・オコナー、ハリー・ディーン・スタントン、ギャヴィン・マクレオド、ハル・バックリー、スチュアート・マーゴリン、ジェフ・モリス、リチャード・ダヴァロス、ペリー・ロペス、他
無頼のアメリカ兵が、ドイツ軍占領下のフランスの銀行に眠る金塊を盗み出す。「荒鷲の要塞」のハットン監督がEastwoodを主役に抜擢して製作した話題の作品。また、Eastwoodを支える脇役陣にも注目です。
「真昼の死闘」
TWO MULES FOR SISTER SARA
1970年 116分 アメリカ
監督:ドン・シーゲル
脚本:アルバート・マルツ
撮影:ガブリエル・フィゲロア
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クリント・イーストウッド、シャーリー・マクレーン、ジョン・ケリー、マヌエル・ファブレガス、アルベルト・モリン、アルマンド・シルヴェストレ、デヴィッド・エスチュアルド、他
EastwoodとS.マクレーンという異色の顔合わせの西部劇。二人の持ち味が十分に出た作品でもある。
メキシコの荒野で無法者に襲われた尼僧。彼女は一人の流れ者に助けられた。彼はフランス警備隊を撃滅して褒賞をもらうことを目的としていた。そして二人は一緒に旅をすることになるが、実はこの尼僧は売春婦であった...
「恐怖のメロディ」
PLAY MISTY FOR ME
1971年 101分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジョー・ヘイムズ、ディーン・ライズナー
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ディー・バートン
出演:クリント・イーストウッド、ジェシカ・ウォルター、ドナ・ミルズ、ドン・シーゲル、ジョン・ラーチ、ジャック・ギン、アイリーン・ハーヴェイ、ジェームズ・マクイーチン、クラリス・テイラー、他
Eastwoodの初監督作品。当時としては彼がアカデミー賞受賞監督になると考えた方はいたのでしょうか?「荒野の用心棒」「ダーティハリー」と共に、彼のフィルモグラフィを語る上では忘れてはならない一本です。
カリフォルニアの某ラジオ局のDJデイブは、精神異常の女性のリクエスト曲「ミスティ」をかけたことから、この女性につきまとわれる。そして思いもかけない事件に発展する...巻き込まれ型のサイコ・ミステリー。尚、ドン・シーゲルは友情出演である。
「白い肌の異常な夜」
THE BEGUILED
1971年 102分 アメリカ
監督:ドン・シーゲル
原作:トーマス・カリナン
脚本:ジョン・B・シェリー、グライムス・グリス
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ラロ・シフリン
出演:クリント・イーストウッド、ジェラルディン・ペイジ、エリザベス・ハートマン、ジョー・アン・ハリス、パメリン・ファーディン、ダーリーン・カー、メエ・マーサー、メロディ・トーマス・スコット、ペギー・ドライヤー、パッティ・マティック、他
女性特有の愛憎の心理構造を鋭いタッチでさらけ出したシーゲル監督が贈るサスペンス。舞台は南北戦争の末期、傷ついた一人の北軍兵士が女だけの学院に匿われる。が、女たちの間では、彼の存在が気になり、彼女たちを次第に狂気に導いていく。彼女たちはいつしか彼を殺す計画を練り始めるのであった...
「荒野のストレンジャー」
HIGH PLAINS DRIFTER
1972年 105分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:アーネスト・タイディマン
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ディー・バートン
出演:クリント・イーストウッド、ベルナ・ブルーム、マリアンナ・ヒル、ミッチェル・ライアン、ジャック・ギン、ジェフリー・ルイス、ステファン・ギラシュ、テッド・ハートリー、ビリー・カーティス、スコット・ウォーカー、ウォルター・バーンズ、アンソニー・ジェームズ、ダン・ヴァディス、ジョン・ミッチャム、他
Eastwoodの監督第2作。マカロニ・ウエスタンのヒーローとなったEastwoodが撮ったウエスタンであり、本作は後にリメイクと言える作品(「ペイルライダー」)を生みだしている秀作。
高原の町ラーゴにやってきた無宿者。彼をよそ者として嫌がらせをする与太者を撃ち殺した彼は、道を歩く少女を連れ込み犯すが、住民たちは呆気にとられるだけであった。やがて、無法者3兄弟が刑務所から出てラーゴに向かっているとの知らせが入り、無宿者は町の用心棒となるのだが...
「シノーラ」
JOE KIDD
1972年 88分 アメリカ
監督:ジョン・スタージェス
脚本:エルモア・レナード
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ラロ・シフリン
出演:クリント・イーストウッド、ロバート・デュバル、ジョン・サクソン、ドン・ストラウド、ステラ・ガルシア、ジェームズ・ウェインライト、ポール・コスロ、グレゴリー・ウォルコット、ディック・ヴァン・パタン、リン・マータ、ジョン・カーター、ペペ・ハーン、ホアキン・マルティネス、他
「ダーティハリー」で本国アメリカでもスターとなったEastwoodが挑んだ西部劇ということで、否応なしに盛り上がった作品です。
悪徳判事と結びついた地主が支配する街・シノーラ。そこでは正義も何もあったものではなかった。そんな街に流れてきた一人の男・ジョー・キッド(Eastwood)。彼は街のために立ち上がった。
西部劇のヒーローというと、どうしても似たような設定になってしまいますが、壷はちゃんと抑えています。それにしてもEastwoodのガンマンスタイルはかっこいいですねぇ。
「サンダーボルト」
THUNDERBOLT AND LIGHTFOOT
1974年 115分 アメリカ
監督:マイケル・チミノ
脚本:マイケル・チミノ
撮影:フランク・スタンリー
音楽:ポール・ウィリアムズ
出演:クリント・イーストウッド、ジェフ・ブリッジス、ジョージ・ケネディ、ジェフリー・ルイス、キャサリン・バック、ゲイリー・ビューシイ、ジャック・ドッドソン、ジーン・エルマン、バートン・ギリアム、ロイ・ジェンソン、ビル・マッキーニー、ヴィク・タイバック、ダブ・テイラー、グレゴリー・ウォルコット、カレン・ラム、他
マイケル・チミノ監督というと、後に名作「ディア・ハンター」を生みだし、「天国への門」という世紀の失敗作(評価する声もあることをお忘れなく!)でも有名になるのですが、彼の出世となったのが本作である。アメリカ中西部を舞台に、夢を追い続ける男たちの姿を描いている。
中年の強盗は、以前襲った銀行を全く同じ方法で襲おうとして、生意気な若者と手を組むのだったが...
「アイガー・サンクション」
THE EIGER SANCTION
1974年 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:トレバニアン
脚本:ハル・ドレスナー、ウォレン・B・マーフィー、ロッド・ウィティカー
撮影:フランク・スタンリー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:クリント・イーストウッド、ジョージ・ケネディ、ボネッタ・マッギー、ジャック・キャシディ、ハイディ・ブリュール、セイヤー・デヴィッド、レイノール・シェイン、ジャン・ピエール・ベルナール、ブレンダ・ヴィーナス、グレゴリー・ウォルコット、他
西部劇のスターとなったEastwoodが新しい境地に踏み出した作品で、山男の物語。昨今ではスター俳優が監督を兼ねると言うことは珍しくありませんが、当時としては大変珍しいことでした。その後、アカデミー賞まで受賞するような監督になるとは、当時は誰も考えなかったのではないでしょうか。
アイガー北壁、そこは頂上を目指す者にとっては、時には優しく語りかけますが、一旦変貌すると、そこは地獄への入口となる場所であった。Eastwoodの新たな一面をたっぷりと堪能できる秀作です。
「アウトロー」
THE OUTLAW JOSEY WALES
1968年 114分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:フォレスト・カーター
脚本:フィリップ・カウフマン、ソニア・チャーナス
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ジェリー・フィールディング
出演:クリント・イーストウッド、チーフ・ダン・ジョージ、ソンドラ・ロック、ジョン・ヴァーノン、ビル・マッキーニー、ポーラ・トルーマン、サム・ボトムズ、ジョン・デイヴィス・チャンドラー、ジェラルディン・キームズ、シェブ・ウーリー、ローヤル・ダーノ、マット・クラーク、ウィル・サンプソン、カイル・イーストウッド、ジョン・ミッチャム、他
南北戦争末期、一人で7丁の銃を持つ男がいた。当時の銃は雷管式であったため、弾の詰め替えに時間がかかったため、複数の銃を持つことは決して珍しいことではなく、多数の敵と戦うためには当然のことでもあった。
一風変わった着想から、リアリズムを追求した異色の作品である。
「ガントレット」
THE GAUNTLET
1977年 111分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:マイケル・バトラー、デニス・シュリアック
撮影:レックスフォード・メッツ
音楽:ジェリー・フィールディング
出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、パット・ヒングル、ウィリアム・プリンス、ビル・マッキーニー、マイケル・キャヴァノー、キャロル・クック、マーラ・コーディ、ダグ・マクグラス、ジェフ・モリス、サマンサ・ドーン、ロイ・ジェンソン、ダン・ヴァディス、他
「ダーティハリー」で、西部劇のスターから脱却したEastwood。その2作目では、警察内部の腐敗に対決する刑事として活躍しましたが、本作も全く同じテーマの作品です。刑事ドラマとしたら、ありふれたテーマとなってしまいますが、フィクションとしたらこういうテーマが多いのはどうしてでしょうか?(やはり、悪の設定としては手っ取り早いのでしょうね。しかも見る側の共感も得られやすい。)
証人を護送する刑事が襲われるという不可解な事件。原因は、腐敗した警察内部にあった。単身で警察に戦いを挑む男を描いたアクション巨編です。
「ダーティファイター」
EVERY WHICH WAY BUT LOOSE
1978年 115分 アメリカ
監督:ジェームズ・ファーゴ
脚本:ジェレミー・ジョー・クロンズバーグ
撮影:レックスフォード・メッツ
音楽:スナッフ・ガレッツ
出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ルース・ゴードン、ジェフリー・ルイス、ビル・マッキーニー、ビヴァリー・ダンジェロ、ウォルター・バーンズ、ロイ・ジェンソン、ジョージ・チャンドラー、ジェームズ・マクイーチン、ウィリアム・オコンネル、ジョン・クエイド、ダン・ヴァディス、グレゴリー・ウォルコット、ハンク・ウォーデン、他
腕っ節一本のトラック野郎扮したEastwoodの新しい路線の作品。これまで彼が演じてきたウエスタン、刑事ドラマでは見られない演出がなされ、相棒がオランウータンというコメディタッチの作品である。そして、2年後に続編まで製作されていることから、成功した作品でもある。
「アルカトラズからの脱出」
ESCAPE FROM ALCATRAZ
1979年 112分 アメリカ
監督:ドン・シーゲル
原作:J・キャンブル・ブルース
脚本:リチャード・タグル
撮影:ブルース・サーティース
音楽:ジェリー・フィールディング
出演:クリント・イーストウッド、パトリック・マッグーハン、ロバーツ・ブロッサム、ジャック・チボー、フレッド・ウォード、ポール・ベンジャミン、ラリー・ハンキン、ブルース・M・フィッシャー、フランク・ロンジオ、ダニー・グローヴァー、他
アルカトラズというと、脱獄不可能と言われた刑務所のある所です。本作は、実際に起こったアルカトラズ刑務所からの脱獄に挑んだ男たちのドラマを実話に基づいて映画化しています。
それにしても、人間の努力というものはスゴイものだと言うことが本作を見ればよく分かります。「脱獄不可能」と言われた所からでも、努力によって実現してしまうのですから、見習う所はありますね。(脱獄を奨めているのではないですよ。絶えまぬ努力について言っているだけですよ。)と言うよりも、刑務所という人間が作った施設でも、完璧ということはない、すなわち、人間が行う行為には完璧はあり得ない、ということでしょうか。
ところで、本作を研究して脱獄の方法を勉強しようと思ったあなた。そんなことをしてもダメですよ。結局は鼬ごっこになるのですから...
「ダーティファイター 燃えよ鉄拳」
ANY WHICH WAY YOU CAN
1980年 116分 アメリカ
監督:バディ・ヴァン・ホーン
脚本:スタンフォード・シャーマン
撮影:デヴィッド・ワース
音楽:スナッフ・ギャレット、スティーヴ・ドーフ
出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジェフリー・ルイス、ルース・ゴードン、ウィリアム・スミス、ハリー・ガーディノ、マイケル・キャヴァノー、ビル・マッキーニー、アート・ラフルー、ジュリー・ブラウン、他
トラック野郎のEastwood作品の第2弾。路線は前作と同様のコメディタッチである。また、完全な続編として製作されている。
試合を断ったために愛するリンを誘拐されたウイドウは試合相手のウイルソンとともに一味を倒す。そして二人だけで勝者を決める戦いを始めようとする...
「ブロンコ・ビリー」
BRONCO BILLY
1980年 116分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:デニス・ハッキン
撮影:デビッド・ワース
音楽:スティーヴ・ドーフ
出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジェフリー・ルイス、スキャットマン・クローザース、ビル・マッキーニー、サム・ボトムズ、ダン・ヴァディス、シエラ・ペチャー、ウォルター・バーンズ、アリソン・イーストウッド、他
7本目の監督作品であり、主演も兼ねているのはこれまでと同じ。ウエスタンのスターであったEastwoodらしい設定が行われている。
西部を巡回する「ワイルド・ウエスト・ショー」一座の座長であり、人情味あふれるビリーを中心に、お転婆娘との恋、カウボーイとの酒場での喧嘩、というようなお約束通りにストーリーは展開するが、定石を踏まえているために落ち着いて楽しむことができる作品です。
「センチメンタル・アドベンチャー」
HONKYTONK MAN
1982年 124分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:クランシー・カーライル
撮影:ブルース・サーティース
音楽:スティーブ・ドーフ
出演:クリント・イーストウッド、バーナ・ブルーム、マット・クラーク、カイル・イーストウッド、ジョン・マッキンタイア、アレクサ・ケニン、バリー・コービン、他
後にオスカー監督となるEastwoodだが、その片鱗を見せた作品である。海外(アメリカ以外)では不評であったのが残念である。アメリカの大地と人々への愛をこめて描いた心暖まる秀作である。
アメリカ南部の田舎町を転々と巡ってカントリーを歌って暮らしているレッドは、ある日、ナッシュビルで開かれるオーディションを受けてみないかと誘われる。そして彼はナッシュビルへ旅立つ。道中、彼は様々な人と出会い、また、事件に巻き込まれていく...
「ファイヤーフォックス」
FIREFOX
1982年 136分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:クレイグ・トーマス
脚本:A・ラスカー、W・ウェルマン
撮影:ブルース・サーティース
音楽:モーリス・ジャール
出演:クリント・イーストウッド、フレディ・ジョーンズ、デビッド・ハフマン、ウォーレン・クラーク、ロナルド・レイシー、ステファン・シュナベル、ディミトラ・アーリス、他
本作は、LDソフトが発売になった当初には多少のカットを行った約2時間(正確な時間までは覚えていませんが、111〜119分だったと思います。)のものが出回っていたため、そちらで知っているという方が多いと思います。しかし、本作の劇場公開版は紛れもなく136分なのであります。今ではこちらのものがLDで発売になったこともあって、当初のLDバージョンはプレミアが付いていたりして...
戦闘機に注目されるようになったのは、「トップガン」が大ヒットしてからと言うことになるのですが、本作はそれよりも前にEastwoodが放った戦闘機アクションです。が、このジャンルの作品は新しいほど撮影技術の向上が顕著であり、より迫力のあるシーンが楽しめます。そう考えると、戦闘機アクションの中では古典となるのでしょうが、特撮には何処か人間臭さが感じられるため、私は好きです。
「タイトロープ」
TIGHTROPE
1984年 115分 アメリカ
監督:リチャード・タッグル
脚本:リチャード・タッグル
撮影:ブルース・サーティース
出演:クリント・イーストウッド、ダン・ヘダヤ、ジュヌビエール・ビュジョルド、アリソン・イーストウッド、レベッカ・パール、レジーナ・リチャードソン、ジェニー・ベック、マルコ・セント・ジョン、ランディ・ブルックス、ジェイミー・ローズ、他
タイトロープ・張り綱とは、事件現場で現状を保存し、野次馬を近づけぬように立入禁止とするロープを意味する。しかし、アメリカでは現在は黄色い紙テープのようなものが使われており、少しイメージが違うのも事実。日本だったら、黄色と黒のロープが使われているので、イメージとしては合います。ということで、本作も刑事ドラマであります。それにしても、「ダーティハリー」以降のEastwoodって、刑事役ばっかりという気がします。
ニューオリンズを舞台に、連続猟奇殺人事件が起こった。事件に立ち向かう刑事たちには恐るべき力が襲いかかる。そんな刑事たちの姿を描いたバイオレンス・アクション巨編です。
「シティヒート」
CITY HEAT
1985年 98分 アメリカ
監督:リチャード・ベンジャミン
脚本:サム・O・ブラウン、ジョゼフ・C・スティンソン
撮影:ニック・マクレイン
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、
バート・レイノルズ
、マデリーン・カーン、ジェーン・アレキサンダー、ロバート・ダヴィ、アイリーン・キャラ、リップ・トーン、リチャード・ラウンドトゥリー、トニー・ロー・ビアンコ、ウィリアム・サンダーソン、アート・ラフルー、他
禁酒法とは、今では悪法として名高いものになっていますが、悲喜こもごもなドラマが秘められています。本作は、禁酒法下のカンザス・シティを舞台としたハードなドラマであり、'70年代のアメリカを代表するスター・バート・レイノルズと共演した作品です。それにしても、レイノルズはいい味を出していますよ。
「ペイルライダー」
PALE RIDER
1986年 116分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:マイケル・バトラー、デニス・シュリアック
撮影:ブルース・サーティース
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、キャリー・スノッドグレス、マイケル・モリアーティ、リチャード・キール、シドニー・ペニー、クリストファー・ペン、リチャード・A・ダイサート、ダグ・マクグラス、ジョン・ラッセル、チャールズ・ハラハン、マーヴィン・J・マッキンタイア、フランク・ライアン、リチャード・ハミルトン、グレアム・ポール、ビリー・ドラゴ、他
久しぶりに西部劇に顔を見せたEastwoodですが、やっぱり様になっています。「ダーティハリー」などの現代の刑事を演じる姿も渋いものがありますが、ガンマンスタイルのEastwoodは貫禄もあり、極まっています。
西部劇の製作本数が減少し、メジャー作品では西部劇がほとんど無くなっていましたが、前年に「シルバラード」(ケビン・コスナー、ケビン・クライン出演)が久々の大型西部劇としてヒットしたことを受け、御大Eastwoodが立ち上がってくれたことで、この後続けて何本かの西部劇が作られ、黒澤 明監督の
「用心棒」
をベースとした「ラストマン・スタンディング」(奇しくも、淀川さんの最後の解説作品となりました。)まで、傑作と言われる作品が作られ続ける様になったことは本作の功績の一つです。
「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」
HEARTBREAK RIDGE
1987年 130分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジェームズ・カラバトソス
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、マーシャル・メーソン、マリオ・ヴァン・ピープルズ、エヴェレット・マッギル、モーゼス・ガン、アイリーン・ヘッカート、ボー・スヴェンソン、ボイド・ゲインズ、アーレン・ディーン・スナイダー、他
Eastwoodがカーメル市長に就任してからの第一作でもある本作の見所の一つは、グレナダ事件を再現しているシーンである。
軍隊という所はまた独自の世界があるもので、厳しい上下関係、力のある者(と要領の良い者)が良い思いをする不思議な世界です。が、戦場に立てば、誰もが生き残るために必死の戦いをする戦うマシンと化すプロフェッショナル軍団です。本作では、どぐされ部隊を鍛え直すために鬼軍曹が再入隊し、兵士たちを鍛えていく戦争アクションという作品です。
西部劇のヒーローと鬼軍曹の姿はどこかで重なる部分があり、年齢を重ねたEastwoodには風貌だけで貫禄を感じてしまいます。
奇しくも、本作と同じ年に、スタンリー・キューブリック監督の
「フルメタル・ジャケット」
という戦争映画が製作されましたが、その前半部分は兵士たちを鍛える訓練学校が舞台です。本作と比較してご覧になることをお奨めします。
「バード」
BIRD
1988年 161分 アメリカ
監督:クリントイーストウッド
脚本:ジョエル・オリアンスキー
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:レニー・ニーハウス
出演:フォレスト・ウィテカー、ダイアン・ベノラ、マイケル・ゼルニカー、サミュエル・ライト、キース・デビッド、マイケル・マクガイア、ジェームズ・ハンディ、デイモン・ウィッテカー、他
EASTWOODは本作には出演はしていません。監督としてのみです。
本作は、ジャズ界の巨星・チャーリー・パーカーの人生を描いた作品です。ジャズファンの方ならば誰でも知っているチャーリー・"バード"・パーカー。彼の人生を格調高く描いています。当然のことながら、劇中で使用される音楽は聞き所満載です。
こういう作品のメガホンを取るということは、流石は一筋縄ではいかないEASTWOODですね。ジャズに興味のない方も、一度はご覧下さい。
「ピンク・キャデラック」
PINK CADILAC
1989年 122分 アメリカ
監督:バディ・バン・ホーン
脚本:ジョン・エスコウ
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:スティーブ・ドーフ
出演:クリント・イーストウッド、バーナデッド・ピータース、ティモシー・カラート、ジョン・デニス・ジョンストン、マイケル・デ・バレス、ジェフリー・ルイス、ジミー・F・スキャッグス、ビル・モーズリイ、マイケル・チャンピオン、ジェームズ・クロムウェル、フランシス・フィッシャー、ジム・キャリー、他
「キャデラック」というと、アメリカを象徴する車で、憧れの存在である車です。しかも、色がピンクとなると派手で目立つばかりです。そのピンクのキャデラックをめぐってスリリングな追走劇が展開するのが本作です。また、本作ではEastwoodは二枚目半という主人公を演じていて、西部劇やハリーとは全く違うキャラクターを楽しそうに演じていることがわかります。十分お楽しみ下さい。
「ホワイトハンター ブラックハート」
WHITE HUNTER, BLACK HEART
1990年 113分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:ピーター・ビアテル
脚本:ピーター・ビアテル、ジェームズ・ブリッジス、バート・ケネディ
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、ジェフ・ファーエイ、ジョージ・ズンザ、アルン・アームストロング、マリサ・ベレンソン、他
14本目の監督作品である本作は、名匠ジョン・ヒューストンの物語である。ヒューストン監督作品である「アフリカの女王」('51、ハンフリー・ボガード、キャサリン・ヘプバーン主演)を撮影するためにアフリカに赴いたウィルソン(彼のモデルがヒューストン監督、演じるはEastwood自身)が、象を撃つことに取り憑かれていく様を描いている。
しゃべり方、葉巻の吸い方まで、ヒューストン監督を真似ようとしているが...
「ルーキー」
THE ROOKIE
1990年 120分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ボアズ・ヤキン、スコット・スピーゲル
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、チャーリー・シーン、ラウル・ジュリア、ソニア・ブラガ、トム・スケリット、ララ・フリン・ボイル、ペペ・セルナ、マルコ・ロドリゲス、ピート・ランドール、ドナ・ミッチェル、ザンダー・バークレイ、トニー・プラナ、デヴィッド・シェリル、ハル・ウィリアムズ、ロイド・ネルソン、他
「ダーティハリー」の印象が強いEastwoodの刑事ですが、本作では、たたき上げのベテラン刑事と育ちの良い新米刑事という一見したところでは馬が合わないと思えるコンビを主役に据えた刑事ストーリーとなっています。二人の友情、活躍は意外なコンビとということもあって、新鮮さを感じさせてくれます。ベテランと新人というと、どうしてもベテラン中心となってしまうもの(新人が中心となると、とんでもない奴でないとストーリーを成立させるのが難しいうえ、フィクション色がどうしても強くなってしまう)ですが、本作では「友情」というキーワードを導入することで、その心配を払拭させてくれました。考えてみれば、いくらでも物語は書けるものなのですね...
この頃のチャーリー・シーンというと、名門のボンボンということもあって、どことなく真面目一本な感じがしていましたが、その後「ホットショット」でコメディにも進出したので、少しは安心しました。
「許されざる者」
UNFORGIVEN
1992年 131分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:デビッド・ウェップ・ピープルズ
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、
ジーン・ハックマン
、モーガン・フリーマン、リチャード・ハリス、ジェームズ・ウールベット、サウル・ルビネック、アンナ・トムソン、フランシス・フィッシャー、他
監督16作目となった本作は、アカデミー監督賞をはじめ、数多くの賞を受賞しました。本作によってEASTWOODは監督としての名声も手にしました。とにかく彼は長年の下積みがあり、イタリアでスターの仲間入りを果たし、アメリカでもスターになったというだけに、苦節の連続だったため、嬉しさも大きかったことでしょう。しかも、その作品は、最近はメッキリ数の減った西部劇というところが泣かせてくれます。
最近、アカデミー賞選考委員について色々と言われるようになりましたが、長いことやってきたEastwoodへの敬意をこめているのもあるでしょうが、受賞するにはそれなりのレベルを越えているのは間違いありません。
とにかく、久しぶりの大型西部劇ということで、西部劇とはこういうものだ!ということを改めて知らしめてくれた傑作です。
「ザ・シークレット・サービス」
IN THE LINE OF FIRE
1993年 128分 アメリカ
製作総指揮:ウォルフガング・ペーターセン
監 督:ウォルフガング・ペーターセン
脚 本:ジェフ・マグワイヤー
撮 影:ジョン・ベイリー
音 楽:エンニオ・モリコーネ
出 演:クリント・イーストウッド、ジョン・マルコヴィッチ、
レネ・ルッソ
、ディラン・マクダーモット、ゲーリー・コール、フレッド・ダルトン・トンプソン、ジョン・マホーニー、クライド草津、ジョン・ハード、他
ケネディ暗殺を阻止できなかったベテランのシークレットサービスが、現役の大統領暗殺計画に立ち向かう。暗殺者との間のスリリングな対決は「ダーティハリー」シリーズを思い出させてくれます。
「ダーティハリー」のキャラハンでは、いくら何でも大統領暗殺計画に立ち向かうというのは飛躍しすぎということなのでしょうか。とにかく本作を見たことで、「ダーティハリー」シリーズの新作を見たくなったことを思い出しました。
「パーフェクト・ワールド」
A PERFECT WORLD
1993年 138分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジェームズ・リー・ハンコック
撮影:ジャック・N・グリーン
出演:クリント・イーストウッド、ケビン・コスナー、ローラ・ダーン、T・J・ローサー、キース・ザラバッカ、レオ・バーメスター、ブラッドリー・ウィットフォード、ジェニファー・グリフィン、他
'90年と'92年のアカデミー監督賞を受賞したケビン・コスナーとEastwoodの顔合わせという豪華な顔ぶれで製作された本作は、当然のことながら超話題となった作品でした。二人のアカデミー賞受賞監督でも、監督としての作品数の多いEastwoodが本作でも監督を務めましたが、コスナーとの共同監督という夢の組み合わせは出来なかったものでしょうか?
少年を人質にして逃走する脱獄囚と、それを追う警察署長。二人の息詰まる攻防戦は見所たっぷりです。また、ローラ・ダーンも好演していて、本作を盛り上げてくれました。
「マディソン郡の橋」
THE BRIDGES MADISON COUNTY
1995年 135分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:ロバート・ジェームズ・ウォーラー
脚本:リチャード・ラグラベニーズ
撮影:ジャック・N・グリーン
美術:ジニーン・オブウォール
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、
メリル・ストリープ
、アニー・コーリー、ビクター・スレザック、ジム・ヘイニー、サラ・キャスリン・シュミット、クリストファー・クルーン、ミシェル・ベネス、カイル・イーストウッド、他
世界中でベストセラーとなった同名小説の映画化作品。小説と同様に本作も大ヒットを記録した。物語は男女の純愛物語であって、西部劇やアクションヒーローという印象の強いEastwoodが本作の映画化に名乗りを上げた時には少々驚きましたが、そこはオスカー監督、流石と感じさせてくれます。
「目撃」
ABSOLUTE POWER
1997年 121分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:デビッド・バルダッチ
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、
ジーン・ハックマン
、エド・ハリス、ローラ・リニー、スコット・グレン、デニス・ヘイスバート、ジュディ・デイヴィス、E・G・マーシャル、メロラ・ハーディン、リチャード・ジェンキンス、ケネス・ウェルシュ、ペニー・ジョンソン、マーク・マーゴリス、エレイン・ケイガン、アリソン・イーストウッド、他
Eastwoodが製作、監督、主演をこなした作品は少なくはないのですが、アカデミー賞受賞後はこういう傾向がより強くなったEastwoodですが、これも当然といえば当然なのでしょうかねぇ〜。
大統領が関与した殺人現場を目撃してしまった盗みのプロ。彼は絶対の権力者に対してたった一人で戦いを挑むのであった。
「トゥルー・クライム」
TRUE CRIME
1999年 127分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:アンドリュー・クラーバン
脚本:ラリー・グロス、ポール・ブリックマン、スティーヴン・シフ
撮影:ジャック・N・グリーン
美術:ヘンリー・バムステッド
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、ジェームズ・ウッズ、デニス・レアリー、イザイア・ワシントン、ダイアン・ヴェノーラ、シドニー・タミーア・ポワチエ、リサ・ゲイ・ハミルトン、バーナード・ヒル、ディナ・イーストウッド、ルーシー・アレクシス・リュー、フランチェスカ・フィッシャー・イーストウッド、他
イーストウッド主演の41作品目で、監督としても21作目となるサスペンス作品である。イーストウッドには「ダーティハリー」シリーズのようにキレの良いアクションを期待するが、本作はアクションではなく、緊迫したサスペンスと、人間味たっぷりのドラマとして仕上げている。(これも年齢から来るものなのでしょうか... 少し寂しく感じてしまいますが...)
ベテラン新聞記者・エベレットは、死刑囚ビーチャムを取材して記事を書くことになった。が、ビーチャムの死刑執行の時間は既に決まっている。エベレットは早速ビーチャムの犯した殺人事件を調査するが、証人の証言に疑問を感じる。そして、ビーチャムと面会したエベレットは、彼は無実だと確信し、真犯人を捜し始める。が、死刑執行の時間までは残りが少なく、時間との戦いになり...
「スペース カウボーイ」
SPACE COWBOYS
→
(脱線メモへ)
2000年 130分 アメリカ
製作:アンドリュー・ラザー、クリント・イーストウッド
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ケン・カウフマン、ハワード・クラウスナー
撮影:ジャック・N・グリーン
美術:ヘンリー・バムステッド
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー、ジェイムズ・クロムウェル、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・デベイン、ローレン・ディーン、コートニー・B・バンス、バーバラ・バブコック、ラーダ・シャーベジア、ブレア・ブラウン、トビー・スティーヴンス、他
平均年齢65歳の4人の宇宙飛行士たちの物語で、舞台こそ宇宙空間となっているが、男たちのロマンと友情に満ちあふれた人間ドラマである。
アメリカ空軍の伝説的なテスト・パイロット・チーム・"ダイダロス"。彼らは宇宙探索のための苛酷な訓練を繰り返し、ロケットの打ち上げが来る日を待っていた。が、その計画が突然NASAが遂行することになり、チームは解散、しかも、初飛行をしたのは人間ではなくチンパンジーであった。それから40年、チーム・ダイダロスのメンバーの一人であったコービンの元にNASAのスタッフが訪ねてきて、ロシアの宇宙衛星アイコンのシステムが故障し、このままだと地球に落下してしまうという。それを防ぐために修理を行えるのはコービンしかいないというのであった。で彼は、プロジェクトのメンバーの人選を自分自身が行う、という条件で引き受けた。こうして40年ぶりにチーム・ダイダロスが復活し、宇宙へと旅立ったが...
「アウト・オブ・シャドー」
CLINT EASTWOOD: OUT OF THE SHADOW
2000年 91分 アメリカ
監督:ブルース・リッカー
脚本:デイヴ・ケール
撮影:ヴィク・ロシック
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、メリル・ストリープ、ドナルド・サザーランド、マーティン・スコセッシ、ジェームズ・ガーナー、ドン・シーゲル、ベルトラン・タヴェルニエ、ジャック・N・グリーン、カーティス・ハンソン、ジョー・ハイアムズ、ジェフリー・ルイス、リップ・トーン、バディ・ヴァン・ホーン、イーライ・ウォラック、フォレスト・ウィッテカー、ディナ・イーストウッド、他
(準備中)
「ブラッド・ワーク」
BLOOD WORK
2002年 110分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:マイクル・コナリー
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:トム・スターン
美術:ヘンリー・バムステッド
音楽:レニー・ニーハウス
出演:クリント・イーストウッド、ジェフ・ダニエルズ、ワンダ・デ・ジーザス、ティナ・リフォード、ポール・ロドリゲス、ディラン・ウォルシュ、アンジェリカ・ヒューストン、メイソン・ルセロ、ジェリー・ベッカー、ディナ・イーストウッド、他
サスペンス作品。FBIのベテラン心理分析捜査官であるマッケレイブは、連続殺人犯を追っている中、心臓病で倒れて退職を余儀なくされてしまう。2年後、心臓移植手術に成功してようやく退院となった彼の前に、殺人事件の捜査を依頼する美女・グラシエラが現れる。殺されたのは彼女の姉で、その姉の心臓がマッケレイブに移植されたのであった。そんなこともあり、手術後の安静時期にもかかわらず、マッケレイブは捜査に乗り出すことにしたが...
「ミスティック・リバー」
MYSTIC RIVER
2002年 138分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:デニス・ルヘイン
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:トム・スターン
美術:ヘンリー・バムステッド
音楽:クリント・イーストウッド
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニー、エミー・ロッサム、ケヴィン・チャップマン、トム・グイリー、スペンサー・トリート・クラーク、アダム・ネルソン、キャメロン・ボウエン、ジェイソン・ケリー、コナー・パオロ、イーライ・ウォラック、他
イーストウッドは製作、監督、音楽のみであり、出演はしていない作品である。(準備中)
「くたばれ!ハリウッド」
THE KID STAYS IN THE PICTURE
2002年 93分 アメリカ
監 督:ブレット・モーゲン、ナネット・バースタイン
原 作:ロバート・エヴァンス
撮 影:ジョン・ベイリー
音 楽:ジェフ・ダナ
出 演:ロバート・エヴァンス、ダスティン・ホフマン、ジャック・ニコルソン、アラン・ドロン、ウォーレン・ベイティ、アル・パチーノ、ロバート・レッドフォード、ケーリー・グラント、ヘンリー・キッシンジャー、ロマン・ポランスキー、アリ・マッグロウ、エヴァ・ガードナー、グレース・ケリー、ラナ・ターナー、シェリル・タイグス、ラクエル・ウェルチ、マーゴ・ヘミングウェイ、ノーマ・シアラー、シャロン・テイト、ミア・ファロー、オードリー・ヘプバーン、メル・ファーラー、クリント・イーストウッド、ミッキー・ローク、マーロン・ブランド、フランシス・フォード・コッポラ、タイロン・パワー、他
ナレータ:ロバート・エヴァンス
かつて、ハリウッドに君臨した伝説のプロデューサー・ロバート・エヴァンスの英光と挫折を描いた作品で、彼が如何にしてハリウッドでのし上がっていったかを、数々のスターや監督たちとの交流や裏話を交えながら描いている。そのため、本作製作時点(2002年)では既に亡くなっているスターたちも登場している。
「アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史」
A DECADE UNDER THE INFLUENCE
2003年 143分 アメリカ
監督:テッド・デミ
撮影:トニー・C・ジャネリ
出演:ロバート・アルトマン、ジョン・G・アヴィルドセン、ウォーレン・ビーティ、リンダ・ブレア、ピーター・ボグダノヴィッチ、ピーター・ボイル、マーシャル・ブリックマン、エレン・バースティン、ジョン・コーリー、ジョン・カサヴェテス、ジュリー・クリスティ、フランシス・フォード・コッポラ、ロジャー・コーマン、ブルース・ダーン、クリント・イーストウッド、ルイーズ・フレッチャー、ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、ミロス・フォアマン、ウィリアム・フリードキン、パム・グリア、ゴールディ・ホーン、モンテ・ヘルマン、ジミ・ヘンドリックス、デニス・ホッパー、ミック・ジャガー、マーティン・ルーサー・キング、パイパー・ローリー、シドニー・ルメット、ポール・マザースキー、マイク・メダヴォイ、ポリー・プラット、シドニー・ポラック、ロナルド・レーガン、ロバート・レッドフォード、ジェリー・シャッツバーグ、ロイ・シャイダー、ポール・シュレイダー、マーティン・スコセッシ、シシー・スペイセク、ロバート・タウン、ジョン・ヴォイト、他
(準備中)
「ピアノ・ブルース」
PIANO BLUES
2003年 92分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
出演:レイ・チャールズ、デイヴ・ブルーベック、ファッツ・ドミノ、ドクター・ジョン、クリント・イーストウッド、他
(準備中)
「ミリオンダラー・ベイビー」
MILLION DOLLAR BABY
2004年 133分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:F・X・トゥール
脚本:ポール・ハギス
撮影:トム・スターン
美術:ヘンリー・バムステッド
音楽:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ジェイ・バルチェル、マイク・コルター、ブライアン・オバーン、マーゴ・マーティンデイル、マイケル・ペーニャ、ベニート・マルティネス、ブルース・マックヴィッティ、ネッド・アイゼンバーグ、モーガン・イーストウッド、ルシア・ライカー、リキ・リンドホーム、マーカス・チェイト、他
(準備中)
「硫黄島からの手紙」
RED SUN, BLACK SAND
2006年 141分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原案:アイリス・ヤマシタ、ポール・ハギス
脚本:アイリス・ヤマシタ
美術:ヘンリー・バムステッド
出演:渡辺 謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬 亮、中村獅童、裕木奈江、他
(準備中)
「父親たちの星条旗」
FLAGS OF OUR FATHERS
2006年 132分 アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
原作:ジェイムズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ
脚本:ポール・ハギス
撮影:トム・スターン
美術:ヘンリー・バムステッド
出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ、ジェイミー・ベル、バリー・ペッパー、他
(準備中)
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