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作品名: [ シャドウ・オブ・バンパイア ]
 - SHADOW OF VAMPIRE -

     

 視聴方法   ビデオ
 観た回数   1回

  [ 映 像 ]    ★ ☆
  [ストーリー ]    ☆
  [吸 血 度]    ★ ★   
  [ おすすめ度 ]    う〜ん…
  [ 評 価 ]   5

.
ジャンル: ホラー(?)、バックステージ 
2002年製作 アメリカ映画 92分 

監督:E.エリアス・マーハイジ  
製作:ニコラス・ケイジ ジェフ・レヴァイン
脚本:スティーヴ・カッツ
撮影:ルー・ボーグ  
美術:クリス・ブラッドリー
特殊メイク:カチア・レイナート  
出演:ジョン・マルコヴィッチ ウィレム・デフォー
  ウド・キアー キャサリン・マコーミック

        S T O R Y
 1921年、ドイツの映画監督F.W.ムルナウ(ジョン・マルコ
 ヴィッチ)は新作吸血鬼映画の撮影にとりかかっていた。
 ドイツ国内での撮影を終え、ムルナウたちスタッフ一行が
 向かったのはチェコにある人里離れた古城。
 現地で吸血鬼オルロック伯爵役の俳優マックス・シュレック
 (ウィレム・デフォー)と合流し、撮影スタート。
 役作りのため撮影の無いときでも常に衣装とメイクを付けた
 ままでいるシュレック。そして夜にしか行われない撮影。
 撮影クルーたちは奇妙に思いながらもシュレックの異様な迫
 力と怪演に驚嘆する。

 そんな中、事件が発生。
 カメラ担当のスタッフが変死したのだ。代わりのカメラマン
 が到着して撮影は再開。しかし、撮影が進むうちにひとり、
 またひとりとクルー変死事件が続くようになる…。

 何かに怯える監督のムルナウ。
 そう、伯爵役のシュレックの正体は、ムルナウに雇われた本
 物の吸血鬼だったのだ!
 主演女優グレタ(キャサリン・マコーミック)の血と引き換え
 に映画出演を承諾した正真正銘の"吸血鬼"シュレック。

 ━━はたして、ムルナウたちは無事映画を撮影し終えること
 は出来るのだろうか…?  

.
 
 ↑メイク費で予算を使い過ぎた…って噂。


関連作品
『吸血鬼ノスフェラトゥ』

        COMMENT
 この映画は『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922年 独)という実
 際に存在する映画をモチーフに、
 "もしも吸血鬼役で怪演をみせたマックス・シュレックが本
  当の吸血鬼だったら?"
 というユニークなアイデアを基につくられたという。
 これってすっごく面白いアイデア。どっかブラックユーモア
 っぽい匂いするしね♪…ところがヒッドイ駄作!

 なにがマズイって、まるで"ブラックユーモアにしてくれ!"
 って言ってるような設定なのに出来上がった作品はまるっき
 りシリアス。ジョークのかけらもない。("役者吸血鬼の戸
 惑い"はちょっとだけ面白いけどね。)

 そもそも吸血鬼映画に"本物を使ってしまおう!"って考える
 ぶっとんだ監督のはずなのに、劇中のムルナウはビクついて
 ばかりで面白くない。いまさら後悔すんなっての!

 それにラスト。ぶっちゃけると劇中劇のラストシーンを撮影
 するんだけど…『吸血鬼ノスフェラトゥ』のラストとは別も
 のになってしまっている。
 確かに映画は"if"なものではあるけど、せっかくなんだか
 ら原作とリンクさせりゃもっとリアリティとか説得感あるの
 に…勿体なすぎ。
 そんでもってさらに勿体ないのはマルコヴィッチ&デフォー
 という、当時『マルコヴィッチの穴』『処刑人』ですっごい
 旬な俳優使ってんのにこの出来じゃあなぁ。

 一応この映画は"バックステージもの"でもあって、当時の手
 回し式カメラとか撮影風景とかは結構興味深い。
 でもそれがメインなわけでもなく、ここまでいいネタ揃って
 んのに…勿体ない勿体ない、な作品。
 デフォーの特殊メイク以外見るべきものはないね。


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