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作品名: [気狂いピエロ]
 - Pierrot le Fou -

     

 視聴方法   ビデオ
 観た回数   1回

  [ 映 像 ]    ★★★★☆
  [ストーリー ]    ★ ★ ☆
  [ポエム度 ]    ★★★★★
  [おすすめ度]    ★ ★ ★
  [ 評 価 ]   85

.
ジャンル: ドラマ、アート   
1965年製作 フランス映画 110分

監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
      & ディノ・デ・ラウレンティス
原作:ライオネル・ホワイト
撮影: ラウール・クタール 
音楽:アントワーヌ・ギュフロワ
出演:ジャン=ポール・ベルモンド アンナ・カリーナ

        S T O R Y       
 職をなくし、日々を怠惰に過ごしていたフェルディナン(ジ
 ャン=ポール・ベルモンド)。ある日、妻の実家で行われた
 深夜パーティの帰り、フェルディナンは5年ぶりに元恋人
 のマリアンヌ(アンナ・カリーナ)と再会する。

 衝動的にマリアンヌのもとに走ったフェルディナン。
 翌朝、彼女のアパートには死体。
 日常を捨てたフェルディナンと不思議な魅力を持つマリア
 ンヌの逃避行。手には冒険漫画「ピエ・ニクレ」。愛の日
 々を夢見て南仏へと向かう二人。しかしそこにはいつも死
 がつきまとっていた。

 全編にちりばめられる引用と言葉の応酬。
 ━━そして彼女はフェルディナンのことをこう呼んだ、
  『ピエロ』と━━。

.
 
  ↑アンナ・カリーナはゴダールの元奥さん。
  この時はすでに離婚後。
       COMMENT
 ヌーヴェルヴァーグの旗手ジャン=リュック・ゴダールの
 最高傑作と謳われる作品。(…の割に評価はこれかい…?
 ま、初見だしもう一回観たら評価上がるかもね。)

 とにかく全編に渡る詩の引用と、二人の言葉の掛け合い。
 それこそBGMの代わりに台詞があるといっても過言じゃあ
 ない。そしてそれは哲学的で、ファンタジーのような原色
 の映像とともに美しい余韻を残す。劇中引用されるA・ラ
 ンボーの詩の一節、

 「見つかった、何が?永遠が。」

 は、二人の破滅的結末をよく表していていい。
 それにマリアンヌがフェルディナンのことを「ピエロ!」
 って無邪気に呼ぶ姿もなんかいい感じ♪

 ひとつ注意が必要なのはこの映画、かなり不条理ってこと。
 急にミュージカルチックになったり前触れなく死体が登場
 したりする(もちろん必然性はあるけどその過程は無い)。
 そうゆうのってアート入ってると仕方ないけど、ストーリ
 ーも単純だし、拒絶反応示す人結構いるかもね。
 とにかく映像と語感を味わってくれ、っていう作品。

 ちなみに、タイトルは『きちが○』と読むのが正しい。
 まあ当然の如く配慮した結果『気狂い』となったわけなん
 だけどね。


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