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作品名: [ 吸血鬼ノスフェラトゥ ]
    - Nosferatu, a Symphony of Horror -

     

 視聴方法   ビデオ
 観た回数   1回

  [ 映 像 ]   ★ ★ ★ ★
  [ストーリー ]   ★ ☆
  [吸 血 度]   ★ ★   
  [ おすすめ度 ]  ★ ★
  [ 評 価 ]   70

.
ジャンル: ホラー 
1922年製作 ドイツ映画 62分 モノクロ 無声

監督:フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ  
原作:ブラム・ストーカー 
脚本:ヘンリック・ガレーン
撮影:ギュンター・クランフ フリッツ・アルノ・ヴァグナー
出演:アレクサンダー・グラナッハ グレタ・シュローダー
マックス・シュレック

        S T O R Y
 ある日、ブレーメンの不動産屋に勤めるハーカー(アレクサ
 ンダー・グラナッハ)は上司の命令で不動産売買の商談をす
 べくトランシルバニアに住むオルロック伯爵(マックス・シ
 ュレック)を訪ねる。

 ハーカーは道すがら、怯える村人から「吸血鬼」の噂を耳に
 するものの、なにごともなくオルロック伯爵の屋敷へ到着し
 商談を終える。夜も更けたため伯爵の屋敷で一泊することに
 なるのだが、夜が明けるとハーカーの首筋には奇妙な噛み跡
 がついていた。
 そう、オルロック伯爵の正体は「吸血鬼ノスフェラトゥ
 (不死人)」だったのだ!
 ハーカーは命からがら屋敷を逃げ出し、妻・ニーナ(グレタ
 ・シュローダー)の待つブレーメンへと向かう。しかし契約
 でブレーメンの土地を手に入れた伯爵もまた海路からブレー
 メンを目指していた!

 「ペスト」をまき散らしながら迫るオルロック伯爵。果たし
 てハーカーは伯爵を撃退することが出来るのだろうか?
 そして「吸血鬼」を倒す唯一の方法とは?

.
 
 ↑オルロック=ドラキュラだけど、紳士のかけら微塵も無し…。



関連作品
『シャドウ・オブ・バンパイア』
        COMMENT
 ドイツの名匠F.W.ムルナウ監督による、最古の『吸血鬼映
 画』。

 吸血鬼の名前が「オルロック伯爵」になってるけど、正真正
 銘ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』をモチーフに
 している。なぜかはよくわからないけど、作者の映画化のO
 Kが出なかったために名前等を変更して強引に作ってしまっ
 たらしい。
 そんなことしたもんだから原作者の遺族であるフローレンス
 夫人に訴えられて公開は中止になり、日本でも(それが直接
 の原因?)未公開の作品となってしまった。

 そうはいってもこの映画は素晴らしい。
 白黒&無声ではあるものの映像は素晴らしく、オルロック伯
 爵の無気味さはスゴイ。伯爵の移動中、棺桶の中からネズミ
 の大群が現れるシーンは必見!それに壁に映る『影』も秀逸
 で、『ジワジワ迫り来る』って感覚がよく描けていて昔の作
 品だけど普通にゾッとする。

 ただ、派手さが少ないのも確か。また無声映画なのでオーバ
 ーリアクションも多い。(それはそれで味があるけども。)
 あと観たまんまでしかストーリーは展開しないので、60分
 だけど少しタルいといえばタルい

 そうそう、吸血鬼退治で有名なヘルシング教授出て来ます♪
 …脇役で。しかも退治しないし。
 ところで『吸血鬼は陽の光りを浴びると灰になる』という設
 定は原作には無い。この映画が初出。またこの頃はまだ『ド
 ラキュラ=紳士』のイメージが無かったため、この『オルロ
 ック伯爵』は普通に化け物風になっている。…これは知らな
 かった。

 『吸血鬼映画』だけど色んなとこで『吸血鬼映画』っぽくな
 い映画でちょっと新鮮かも(古いけどw)。そして映像的には
 十分観る価値ある名作。得る物はけっこうあると思うので、
 映画の勉強したい人はちょっと観て欲しいかな〜。


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