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作品名: [ ダンサー・イン・ザ・ダーク ]
 - DANCER IN THE DARK -

     

 視聴方法   ビデオ
 観た回数   1回

  [ 映 像 ]    ★★★★☆
  [ストーリー ]    ★ ★ ☆
  [ 愚者度 ]    ★ ★ ★ ★   
  [ おすすめ度 ]   ★ ★ ★ ☆
  [ 評 価 ]   79

.
ジャンル: ミュージカル   
1998年製作 デンマーク映画 140分

監督・脚本:ラース・フォン・トリアー
音楽:ビョーク
製作:ヴィベケ・ウィンデロフ
撮影:ロビー・ミュラー
出演:ビョーク カトリーヌ・ドヌーブ
デビット・モース ピーター・ストーメア
ジョエル・グレイ ウド・キアー

        S T O R Y
 1960年代、アメリカの片田舎。遺伝性の病気で視力を失い
 つつあるチェコ移民のセルマ(ビョーク)は、同じ病気を持つ
 息子に目の手術を受けさせようと身を粉にして働き、わずか
 な稼ぎの中からこつこつと手術費用を蓄えていた。

 セルマの楽しみはミュージカルを空想すること。
 彼女にとって全ての雑音は音楽。しかしプレス工場で働いて
 いる最中にも空想してしまい危ういことも。
 そんな彼女も同僚のキャシー(カトリーヌ・ドヌーブ)や彼女
 に思いを寄せるジェフ(ピーター・ストーメア)、大家であり
 警察官のビル(デビット・モース)達に見守られ、貧しいなが
 らも充実した日々を送っていた。

 そんな中セルマの病気は進行し、失明。工場の仕事を失って
 しまう。さらに、妻の浪費癖のため破産寸前へと追い込まれ
 ていたビルに貯めていた手術費を盗まれ、その金を取り戻す
 過程で拳銃を手にした彼を殺してしまう。
 裁判にかけられたセルマは、息子に手術を受けさせるため、
 真実を隠し通そうとする…  

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↑カトリーヌ・ドヌーブ(右)がいいおばさんを好演。⊃Д`)
        COMMENT
 デンマークの変人、ラース・フォン・トリアー監督作品。
 なんか公開当時『すごく泣ける映画』の評判があったけど、
 …ぶっちゃけ泣けませんでした。
 つーかこの映画、何を伝えたいのかがよくわからない。

 息子の手術費用のために働きまくる姿は確かに偉い。
 でもぶっちゃけセルマはキチ○イで選択は間違いだらけ。
 観ていてとてもはがゆいことが多かった。
 ミュージカルの白昼夢をみるのもモロに「おかしい人」って
 印象を受ける(ま、演出のおかげなんだろうけど)。
 もしかして「愚か者は幸せになれない」ってことを伝えたか
 ったのかな?この監督はブラック好きだしありうるかも。
 『キングダム』作ったくらいだしね。

 映像は実にリアルでドキュメンタリー調。またトリアー監督
 独特の「橙色の画」は健在で「―ここはデンマークか?」と
 錯覚してしまう程(笑)舞台がアメリカだとわかったときには
 ちょっと笑ってしまったね。ほんと見事、スゴイ。

 映像だけなら十分合格点なんだけど、ストーリーがよくな
 い。「波」が無さ過ぎる。なんというか「山」の後に「谷」
 があって、普通はさらに「山」が来るはずなんだけど(例え
 バッドエンドであったとしても)、この話は「谷」のまま終
 わってしまう。「ひねりが無い」…というか「足りない」。
 あと、セルマが「耳」をあまり活用していないことが気にな
 った。目の悪い人ってそれを補うかのように耳がいいはずな
 んだけど、ああも暴走トレーラー&「出たフリ」ビルに気付
 かないとは…。昨日今日眼が悪くなったんじゃあるまいし、
 ビョークが役にハマってるだけにお粗末だ。

 心配してたミュージカル部分は「セルマの空想」として分か
 れてたおかげでメリハリが付き不自然さは少なく、BGMの無
 い本編を華やかにしてたと思う。むしろもっとあってもいい
 くらい。それにビョークの歌は思わずCD買っちゃいそうにな
 るほど(買ってないけど…)よかった♪

 あ、『キングダム』で巨大な赤ちゃん役してたウド・キアー
 が医者役でチョロっと出演してたのには笑ったな(笑)


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