ヒメホオヒゲコウモリ 東洋蝙蝠研究所

信州のヒメホオヒゲコウモリ(Myotis ikonnikovi


分布 : 北信 ・ 中信 ・ 南信
環境庁(1991)レッドデータブックランク : 希少種(Rare)
環境庁(1998)レッドデータブックランク : 絶滅危惧IB類(Endangered)
長野県(2004)長野県版レッドデータブックランク : 絶滅危惧IB類(EN)



 身体は小さく、小回りの利く飛び方ができる。このため、ねぐらから出巣後すぐに枝や下草が密な森林内に向かって飛び込み、街灯の周りに採餌に出てくるところが分かっている場所以外では、その後の行動を見ることが非常に困難な種です。これまで見つかった夏期のねぐらでは80頭ほどが同所に生息していたことから集団繁殖をするものと考えられています。
ただし、ブナ帯以上の標高で分布は広いもののねぐらはほとんど見つかっておらず生態がはっきりしていません。最新のレッドデータではEndangeredに指定され、今後研究が急がれる対象です。
 信州では5月下旬から活動しているのが観察されています。

個体識別用標識装着個体

超音波による識別

超音波の比較

 ヒメホオヒゲコウモリと同じく、発するエコーロケーションパルスが40KHZに エネルギー的ピークを持つFM型コウモリがいることが分かっていますが、まだ その正体は不明です。超音波を聞き慣れると音を聞くだけでも差がわかります。 ではその種がなんであるかは、わかっている種は識別できても、超音波の音色が 未知の種に対してはやはり捕獲して同定することが必要です。

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