信州のコウモリ(日本語版)第2章 東洋蝙蝠研究所

信州のコウモリ 第2章

2.信州のこうもりリスト



信州のこうもりリスト


 これまでに長野県では15種類のコウモリが記録されています。
限られた分布や記録がほとんどないものを含めて日本のコウモリが33種、そして1998年4月に分布の限られた新種が2種追加されたばかりですから、種数的には多い地域であると言えそうです。しかし、現在もいるかと言えば実体がわからないまま記録が何年も途絶えている種もあります。

学名1900-19501950-19691970-19891990-1999環境庁1993採集記録和名RDB分類長野県版レッドリスト
Rhinolophidaeキクガシラコウモリ科
Rhinolophus ferrumequinumキクガシラコウモリ留意種
Rhinolophus cornutusコキクガシラコウモリ留意種
Vespertilionidaeヒナコウモリ科
Myotis macrodactylusモモジロコウモリ準絶滅危惧
Myotis ikonnikoviヒメホオヒゲコウモリEN絶滅危惧IB
Myotis pruinosusクロホオヒゲコウモリEN絶滅危惧IB
Myotis frater kaguyaeカグヤコウモリVU絶滅危惧IA
Myotis nattereriノレンコウモリEN絶滅
Pipistrellus abramusアブラコウモリ
Pipistrellus endoiモリアブラコウモリEN
Eptesicus japonensisクビワコウモリEN絶滅危惧IB
Nyctalus aviatorヤマコウモリVU絶滅危惧II
Vespertilio superansヒナコウモリVU情報不足
Barbastella leucomelasチチブコウモリVU
Plecotus auritusウサギコウモリVU準絶滅危惧
Miniopterus schreibersiユビナガコウモリ絶滅危惧IA
Murina leucogasterテングコウモリVU準絶滅危惧
Murina silvaticaコテングコウモリVU情報不足
Molossidaeオヒキコウモリ科
*Tadarida insignisオヒキコウモリDD情報不足

*印は近県での記録がある種

・環境庁1993は日本産野生生物目録での長野県の分布です。
・採集記録は前田(1994)による標本または文献の明らかな記録です。
・RDB分類は環境庁(1998)発表に基づくレッドデータカテゴリーです。
EN:絶滅危惧IB 類(Endangered)、VU:絶滅危惧II類(Vulnerable)、DD:情報不足(Data Deficient)


コウモリ調査協力のお願い

 ただいま、長野県内のどこにどんなコウモリが生息しているかを調べています。コウモリが住んでいる所がある、コウモリの死体を見つけたという時は、是非ご一報下さい。
 また、生きているコウモリを許可の元に捕獲して、金属製の標識や超小型電波発信機を装着して放すということをしています。コウモリの季節移動や生息範囲を調べることが目的です。もしも偶然見つけたコウモリがこんなバンドを付けていたら教えて下さい。よろしくお願いします。もちろん日本のコウモリを捕まえて見るには許可が必要です。また、寝ているコウモリをわざわざ捕まえてると休息の邪魔をすることになるので、「そんなのを見かけた」というだけで十分です。どうぞ野生のものはそっとしておいてください。
 これらの調査によって明らかになった結果はこのホームページで公表するほか、 環境庁の種の多様性調査(動物分布調査)や、長野県のレッドデータブック作成へ反映されます。

バットバンディング

 実のところ、どのコウモリが日本のどこにいるはずなのか、というのは他の動物に比べるとほとんど分かっていないくらい知られていないものが多いのです。ですので、珍しそうなコウモリがいたら、写真でも撮ってお知らせ下さい。できるだけ分布記録として残していけたらと思います。

 

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