昔から好きな歌がある。そして、忘れられない歌がある。
今日は、そんなお話。
そんな歌のひとつが『二人でお酒を』(昭和49年)です。
歌詞が好きで、小学生の頃よく歌っていたけれど、最近になってその良さ
がわかるようになってきました。
♪うらみっこなしで 別れましょうね
さらりと水に すべて流して
心配しないで 独りっきりは
子供の頃から なれているのよ
それでもたまに 淋しくなったら
二人でお酒を 飲みましょうね
飲みましょうね
やはり、ぐっとくるのは
心配しないで 独りっきりは
子供の頃から なれているのよ
のトコロです(;_;)
この歌詞を聞くたびに、
ところどころ夕陽の差し込む部屋の片隅で、人形遊びをしている少女の姿
が目に浮かんでしまうのです。
高度成長期の荒波の中、両親は働きに出ていて、それがあたりまえで
誰もいない部屋に帰る毎日
鍵を使って玄関の鉄扉を開ける。
ただいま…
応える人がいなくても、そう呟いてみる。
だって、そうしないと、まるで独りみたいだから。
でもその言葉は、薄い壁紙に吸い込まれて消えてしまう
そして訪れる静寂。
だから、淋しさにはなれているのよ
そんなの嘘だよ…。でも、そうは歌わない。だから、泣けてくるんだよ。
ここらへんは梓みちよさんの歌唱力によるものが大きいのだけれど
子供の頃、自分がメロディラインも好きだからよく歌っていたのだけれど
あー、本当にわかっていなかったんだなぁ…って最近思うのです。
こういう短い詩の世界に、現在・過去・未来への願望を閉じ込める才能っ
て尊敬します。
とかとか、そういう昭和40年代生まれの昔話なのでした。
一生は一度きりだ。誰かのせいにして不平不満を言う暇なんてないんだ。
自分の人生は自分で創るんだよ。
(この先は長くなるから、別の機会に…)
もし負けたとしても、
お酒を一緒に飲んでくれるひとがいるなら、それは、宝石のように素敵な
人生ですから。
自分がどん底に落ちたとき
心から信頼できる人が何人いるか。
それこそが、幸せの指標なんじゃないかな。
もし、自分がどん底に落ちたとき、歌ってみたいのが『二人でお酒を』な
のかもしれません。
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