大銀醸 「星の寒梅」
 GALAXY EXPRESS 999
 
 
     
「BOSSA NOVAを聴きながら」
 

 

  

もう夏なんですね。

僕にとって今年の夏は、すべりこむようにやってきた

特になにがあったわけでもない。

胸ときめくような出会いとか

世界がとろけてしまうような素敵なできごととか

そういったことなどがなくても

自由に時は巡っていく。



まるでそれは

ずっとむかしの僕の夏とそっくりで

時間なんて無限に広がっていて

両手からこぼれおちる宝石みたいな

ぜいたくな至福の時



たぶん今僕たちは

とてつもなく幸せで

いつかきっと、この瞬間を思い出すに違いない。


そんなことを予感させる

穏やかで

やさしい

わたがしのように甘い世界



そう

開け放った窓からは

いつだって新しい風が吹いてくる。


そんな瞬間に

僕は

未来とつながっていることを感じることができる

そこに広がる夢を

信じることができるんです





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