「朝の港でお散歩しようか?」
朝のゆったりした風にさそわれて、外を歩いてみれば
そこには早起きのカモメと
目覚めようとする朝もやと
夜更かしの星空が
ないまぜになって、ぐるぐると輪を描いている。
そんな混沌とした世界のなかを、ふらりふらりと舞うように
あてもなく彷徨っていると
心が不思議に澄んできて
100年先のことだって、わかるような気がしてくる。
難しいことを考える必要がないなら
僕らはもっと幸せで、やさしく生きることができるような
そんな気がしてくる。
目先のことにとらわれて
無駄なことに一所懸命になってないか?
自分
小さな輪の中でぐるぐると回っている?
そんなことはないかな
大丈夫?
銀河の渦はゆったりと回っていて、そして果てしない。
100年先までゆったりと続く渦の中を
逆らうことなく、流されることなく
しっかりとした意思を持って
微かであっても、確かな帆を張って
進んでいくような、そんな生き方をしてみたい
朝のゆったりした風は
そんな無作為な希望を、静かに運んできてくれる。
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朝日のおだやかな、港にて
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