大銀醸 「星の寒梅」
 GALAXY EXPRESS 999
 
 
 

 
  「クレアはんを助けたのは、わいやねん!」
あ、ヤッタラン副長だ。

「なんや最近、ごっつい難しいジグソーパズルをやりとうなってな、そんな時ですわ、クレアはんがバラバラになってしもたゆうウワサを聞いたさかいに、キャプテンにゆうて、かけらを集めてもろたんや〜」

クレアは、そんなヤッタランを熱い眼差しで見つめていた、しかし、どこか寂しそうだ。なぜだろう?

「せやけど、クレアさんをここまで元に戻すのはホンマ難しかったでぇ。あ、そや、そういえば、どないしてもあとひとつだけカケラがみつからへんのや…鉄郎はん、なんぞ知ってまっか?」

もしかして…
鉄郎は、首からぶら下げた小さな袋を取り出した。
「ヤッタラン副長、きっとこれだよ」
袋の中には、鉄郎が肌身離さず持っていた、涙の形をしたガラスの欠片が入っていた。

「このカケラは私のココロです。」
クレアは、そっとつぶやいた。ヤッタラン副長は、鉄郎からカケラを受け取り、クレアの胸の隙間にそれを滑り込ませた。
そのとたん!クレアの全身が光り輝いた。

「私はクレア、…ガラスのクレアです。私の心を大切にとっていてくれた鉄郎さん、ありがとう。そして、私を大切に直してくれたヤッタランさん、ありがとう。自分の心を取り戻して、やっとわかりました。

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