未来への贈り物    by Takeshita(竹下郁夫)

 古代建築を未来へつなぐお手伝いします。

     ヒノキのちょっとした話
みなさんご存じの奈良斑鳩の法隆寺は建立以来1300年を越える歳月を経て今なお優雅にそびえております。何故だと思いますか。それはひとえにヒノキでで きているからです。もう一つびっくりするのは1300年前の人々がヒノキのすばらしい性能に気づいていたことです。当時は今のように道具も豊富ではありま せん。そんなことはなんのハンデキャップではなくかえってその当時の道具を使っていたからこそ現在まで持ちこたえたと言っても過言ではありません。その代 表的な道具が、ヤリガンナです。現代の道具は表面をつるつるにすることはできますが、雨水で濡れたときなどはヤリガンナの仕上げにはかないません。それは 繊維にそって削られているからに他なりません。一つ一つの部材も現在ではきちんと同寸法で作られていますが、古代ではすべて手仕上げですから一つ一つが微 妙に寸法がちがうのです。しかし全体としてはぴったりと納まっているのです。そればかりではなしに私たちが目で見たときには、同寸法で作られた物より柔ら かくやさしく感じられるのです。人間の目はホントに繊細で正直なんです。ヒノキのもう一つの驚くべき性質は年とともに強くなって行くことです。普通の物質 は経年変化して劣化するのが当たり前ですが、ヒノキは材料として伐採されてから300年までは強度が最大30%ほど強くなるのです。その後は、非常にゆっ くりと下降して行きます。そして1300年後に新材の時と同等の強さに戻るのです。
したがって法隆寺、薬師寺の東塔は建立当時の強さを維持していると言えます。やっぱりヒノキってすばらしいですよねー。


奈 良 平城京の復元された朱雀門  すべて「ひのき材」で建造さ れてます。木材だけで約10億円です
         円通寺 鐘楼堂     林建設 様 造営         三河国分尼寺 庫裡    林建設 様 建造

自分は檜を扱う材木屋なのでどうしてもこんなことに興 味が傾きがちです。しかしながら、昔の人が造った建造物は眺めてみて美しいと言いますかバランスが良いというのか文句なしにいいですね。それに1000年 以上前の人々がひのきの力(強度とともに耐久性)を見抜いていたことに感激します。今のハウスメーカーさんのお利巧な人々はこれを理解されてますかねー? 作る方はともかく、それを買われた方を思うと心が痛みます。

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